AsanaのAIは追加料金がいるのか|クレジットの仕組みを読む
「asana ai 料金」で調べている人が知りたいのは、たいてい1点に絞られます。いま契約しているプランのままAIが使えるのか、それとも別料金がかかるのかということです。結論から書くと、有料プランには一定量のAI利用枠が最初から含まれており、その枠を超えて使う場合に追加の購入が必要になる形です。この記事では、その枠がプランごとにいくつなのか、何をするとどれだけ減るのか、上限に達すると何が起きるのかを、公式ページとヘルプセンターの記載から順に整理します。金額が公開されていない部分は、公開されていないと明記します。
AI機能の料金は「席数」ではなく「使った量」で決まる
先に全体像を押さえておきます。プロジェクト管理ツールのAI機能には、大きく2つの課金の形があります。1つは、ユーザー1人あたり月額いくらという席数の課金。もう1つは、処理した量に応じて減っていく従量の課金です。
Asanaが採用しているのは後者に近い形で、クレジットという単位が使われます。ヘルプセンターの記載では、クレジットはワークフローで選択した大規模言語モデルが処理したデータ量に基づいて算出されるとされています。つまり、AIを有効にした人数ではなく、AIに何をどれだけ処理させたかで消費が決まります。
この違いは、導入の判断に直接影響します。席数の課金なら、使う人数を絞れば費用が読めます。従量の課金では、使う人数を絞っても、1人が重い処理を大量に走らせれば消費は膨らみます。逆に、全員がAIを触れる状態にしても、実際に走らせる自動処理が少なければ費用は増えません。予算を立てるときに数えるべき対象が、人数から処理回数に変わるということです。
とりまとめる立場から見ると、ここは説明の仕方を変える必要が出る箇所です。「AIは全員使えます」と伝えたうえで、「ただし何をどれだけ走らせるかは全体の枠で決まります」という前提を共有しておかないと、月末に急に動かなくなる事態を招きます。
プランごとに含まれる無料クレジットの量
AsanaのAI機能のうち、ワークフローを自動化する仕組みはAIスタジオという名前で提供されています。その基本にあたるAIスタジオBasicは、有料プランに含まれる形になっています。公式の料金ページとヘルプセンターには、請求アカウントごとの月間の上限が明記されています。
| プラン | AIスタジオBasicの月間クレジット |
|---|---|
| Personal(無料) | 記載なし |
| Starter | 50,000 |
| Advanced | 75,000 |
| Enterprise | 200,000 |
| Enterprise+ | 200,000 |
注意したいのは、この数字が1人あたりではなく請求アカウントごとだという点です。Starterで50,000クレジットという枠は、契約している人数が5人でも30人でも同じ枠を分け合う形になります。人を増やしても枠は増えません。ここを取り違えると、人数を増やした後で急に足りなくなります。
また、AIスタジオが使えるのはStarter、Advanced、Enterprise、Enterprise+のいずれかに限られると記載されています。無料のPersonalプランについては、AIスタジオの対象として記載がありません。
AI スタジオは、Starter、Advanced、Enterprise、Enterprise+のお客様にご利用いただけます。 出典: help.asana.com
前提となる有料プランの料金は、日本語の料金ページに掲載されています。2026年9月時点の表示で、Starterがユーザー1人あたり月額1,200円(1年ごとの請求)、月払いにすると1,475円です。Advancedは同じく年間請求で2,700円、月払いで3,300円と表示されています。Enterprise以上は問い合わせ制で、金額は公開されていません。なお、料金ページのFAQには、日本国内に請求先住所がある場合は消費税が課税されると記載されています。表示は税抜と考えて計算するのが安全です。
有料の追加枠は Plus と Pro の2種類
含まれている枠を超えて使いたい場合、追加の選択肢が2つ用意されています。
AIスタジオPlusは、個人や少人数のチームが枠を広げるための有料オプションです。ヘルプセンターの記載では、毎月リセットされる100,000クレジットを含むサブスクリプションを購入でき、追加が必要な場合は10万単位で増やせるとされています。1回の購入で最大100万クレジットまで購入できるとも書かれています。製品内で直接購入でき、営業に問い合わせる必要がないことが特徴として挙げられています。前提条件として、組織またはディビジョンがStarterかAdvancedであること、管理者または請求管理者であること、クレジットカードで支払えることが挙げられています。EnterpriseとEnterprise+はクレジットカード払いができないため、営業への相談になると記載されています。
AIスタジオProは、より複雑なワークフロー向けの年間パッケージです。四半期ごとにリセットされる500万クレジットを含むとされています。Proを購入した場合、Proのクレジットを使うメンバーをビルダーのリストで指定でき、それ以外のユーザーは引き続きBasicを使う形になります。
金額については、PlusもProも公開されていません。Plusは製品内の購入画面で金額を確認する流れになっており、Proは営業窓口での相談とされています。日本円での価格は公開資料では確認できませんでした。見積もりを取る前に総額を知りたい場合、この点は前提として押さえておく必要があります。
Plusのクレジットは、既存のBasicのクレジットと合算できると明記されています。一方で、毎月リセットされ、繰り越しはできないとも書かれています。使い切れなかった分が翌月に積み上がることはありません。
クレジットが減る4つの条件
同じ「AIを1回使う」でも、消費されるクレジットは一定ではありません。ヘルプセンターでは、4つの要因で変動すると説明されています。
第1に、使用するモデルです。AIスタジオでは複数のモデルから選べ、性能が高いモデルほど消費が大きくなります。単純な分類や要約であれば低コストのモデル、高度な推論や大きな添付ファイルを扱う場合は高コストのモデルという使い分けが推奨されています。
第2に、入力データの量です。ルールをトリガーするタスクに含まれる説明文、コメント、添付ファイル、そしてAIへの指示文そのものが入力にあたります。ヘルプセンターの例では、指示に20ページの文書を添付した場合、1ページの場合より実行ごとの消費が多くなると説明されています。
第3に、出力データの量です。5ページのブリーフを生成して複数言語に翻訳する処理は、タスクを割り当ててカスタムフィールドの値を変えるだけの処理より消費が大きくなるとされています。
第4に、実行頻度です。週に15回動くルールは、同じ内容で週に3回しか動かないルールより多く消費します。
加えて、ウェブアクセスを使う場合には注意が要ります。AIが公開されているウェブサイトから情報を取得したり、指示やタスクに含まれるURLを読みに行ったりすると、通常の入出力に基づく消費に加えて、実行ごとに追加のクレジットが消費されると記載されています。
モデルの倍率まで公開されている
消費量の計算方法も公開されています。ヘルプセンターの記載によると、クレジットは2つの要素で決まります。1つはコンテンツのサイズで、モデルが処理した入力と出力の総トークン数を100で割り、切り上げた値が基本コストになります。もう1つはモデル倍率で、使うモデルごとに異なる係数が掛けられます。
| モデル | 入力倍率 | 出力倍率 |
|---|---|---|
| Claude Opus 4.6 | 8 | 40 |
| Claude Sonnet 4.5 | 5 | 25 |
| Claude 4.5 Haiku | 3 | 15 |
| GPT-5.2 | 3.5 | 35 |
| GPT-5 | 2.5 | 20 |
| GPT-5 mini | 0.5 | 5 |
ここから読み取れることは2つあります。1つは、出力の倍率が入力の倍率より大きく設定されていることです。AIに長い文章を書かせる処理は、長い文章を読ませる処理より高くつきます。もう1つは、モデルの選択で消費が大きく変わることです。最も軽いモデルと最も重いモデルでは、出力側の倍率に8倍の開きがあります。
運用の観点では、分類や振り分けのような単純な処理を軽いモデルに寄せておくだけで、月間の消費はかなり変わります。すべてのワークフローで最上位のモデルを選ぶ設定にしていると、枠は短期間で消えます。逆に言えば、どのルールでどのモデルを使うかを設計できる立場の人がいるかどうかで、同じ枠でこなせる仕事量が変わります。
AIスタジオ以外のAI機能はどう位置づけられているか
料金の話をするとき、AIスタジオだけを見ていると全体像を取り違えます。Asanaが公開している製品の説明では、AIに関する要素が複数並んでいます。
1つは、ワークフローを自動化するAIスタジオです。ここまで見てきたクレジットの仕組みは、この部分の話にあたります。もう1つはAIチームメイトで、料金ページではアドオンとして扱われ、Starter、Advanced、Enterprise、Enterprise+で利用可能と記載されています。価格は問い合わせ制です。さらにAsanaダッシュという個人向けのアシスタントも製品メニューに並んでいます。
つまり、「AsanaのAI」という言葉が指す範囲は1つではありません。検索でたどり着いた記事や社内の伝聞で「AIは無料で使える」「AIは別料金」という話が食い違うのは、指しているものが違うからです。社内で費用を説明するときは、どのAIの話をしているのかを先に揃えたほうが混乱が減ります。
管理者の側で押さえておくべきなのは、AIスタジオBasicの有効化の扱いです。ヘルプセンターには、2025年6月以降、Asana AIを使用中の有料ドメインではAIスタジオBasicが自動的にプロビジョニングされ、個別のビルダー有効化は不要になったと記載されています。管理者がAsana AIを有効にしていれば、ドメインのメンバーがワークフローを組める状態になるということです。裏を返せば、誰が何を組んだかを把握する仕組みを持っていないと、消費だけが増えていく状況になり得ます。
消費が読めないときに先に測っておくもの
従量の課金で最も困るのは、始める前に総額が読めないことです。これを減らすには、走らせる前に測れるものを測っておく方法があります。
測りやすいのは3つです。1つ目は、AIに読ませる文章の平均的な長さです。問い合わせの本文が平均何文字なのか、添付する資料が何ページなのかを把握しておくと、入力側の重さの見当がつきます。2つ目は、AIに書かせる文章の長さです。要約を3行にするのか、報告書を1ページ分作るのかで、出力側の消費は大きく変わります。3つ目は、トリガーの発生回数です。1日に何件の問い合わせが来るのか、週に何回ステータスが更新されるのかという実数です。
この3つを持っていれば、最初の1か月を小さく試したあとに、実測値から先の消費を線形に見積もれます。試さずに枠を大きく買うのも、試さずに枠が足りると決め込むのも、どちらも外れます。
もう1つの現実的な手は、重い処理と軽い処理を分けることです。全社に配る週次の要約のように、頻度が低く効果が大きい処理には高性能なモデルを割り当てる。一方、問い合わせの振り分けのように毎日大量に走る処理には軽いモデルを割り当てる。この使い分けをルールごとに設計しておけば、同じ枠でこなせる量が増えます。設計する人がいないまま各自が自由にルールを組むと、消費の内訳が誰にも説明できない状態になります。
枠を使い切ると何が起きるか
費用の話で最も重要なのは、上限に達したときの挙動です。ヘルプセンターには、すべてのクレジットを使い切るとAIスタジオを使用するルールは実行されなくなると明記されています。ルールを作った人には、実行できないことを知らせるメールが送られます。
事前の警告も用意されています。使用量が上限の80%に達した時点で、管理者に警告メールと製品内のバナーが表示されます。100%を使い切った際にもメールが届きます。
とりまとめる立場から見ると、ここが運用上の分かれ目になります。AIによる自動処理を業務の前提に組み込んでいた場合、枠が尽きた瞬間に手作業へ戻ることになります。振り分けが止まる、要約が生成されない、通知が飛ばない。そうなったときに誰が気づいて、誰が判断して追加購入するのかを決めておかないと、止まっていること自体に数日気づかない事態が起きます。
使用状況は管理者コンソールの請求タブから確認できます。ルール名、紐づいているビルダー、実行回数、最終実行日時、使用したモデル、消費したクレジットが一覧で見られると記載されています。データは数時間ごとに更新されるとされています。月初に一度、消費の多いルールを確認する運用にしておくと、想定外の枠切れを避けやすくなります。
AI以外の追加費用にも目を通しておく
料金ページには、AIスタジオ以外にもアドオンが並んでいます。判断の材料として、あわせて確認しておくべき項目です。
AIチームメイトは、Starter、Advanced、Enterprise、Enterprise+で利用できるアドオンとして紹介されていますが、価格は問い合わせ制です。タイムシートと予算のアドオンは、ユーザー1人あたり月額5.99ドルの年払いと表示されており、こちらは金額が公開されています。コンプライアンス管理と権限管理のアドオンはEnterpriseで利用可能とされ、いずれも問い合わせ制です。
つまり、AI関連の費用だけを見て総額を判断すると、実際の請求とずれます。工数の記録や予算管理まで含めて動かしたい場合、本体のプラン料金、AIの追加クレジット、アドオンの3つを足した金額が実際の負担になります。
なお、料金ページのFAQには返金を行っていないと記載されています。次の更新前にキャンセルすれば期間の終わりまで有料機能を使えますが、期限が切れると有料機能とそれに関連するデータにアクセスできなくなるとされています。年間契約で先に払う場合、この点は事前に確認しておく箇所です。
本体のライセンス数の数え方も費用に効く
AIの枠は請求アカウント単位ですが、本体の料金はライセンス数で決まります。ここにも独特の決まりがあり、総額に影響します。
ヘルプセンターの記載によると、サブスクリプションの最少ライセンス数は2人分です。3人分、4人分、5人分のプランも用意されていますが、そこから先は単位で増えていきます。ユーザー総数が30人以下なら5人単位、30人から100人までは10人単位、100人から500人までは25人単位、500人を超える場合は50人単位という刻みです。1人用のプランは提供されていないとも明記されています。
これが意味するのは、実際の人数と請求される人数が一致しないことがあるという点です。たとえば実利用が32人なら、10人単位の刻みに合わせて40人分を購入する形になります。1人あたりの単価に人数を掛けた金額より、実際の請求が上振れる可能性があるということです。AIの追加費用を検討する前に、この刻みで自社がどこに位置するかを確認しておくと、予算の精度が上がります。
課金の対象になる範囲も、契約する場所によって変わります。組織全体で契約するのか、特定のチームだけで契約するのか、複数のチームをまとめたディビジョンで契約するのかで、数えられるメンバーが変わる仕組みです。組織のメールドメインを持たないゲストは、ライセンス数にカウントされないと明記されています。ただしワークスペースで契約する場合は扱いが異なり、ゲストを含むすべてのユーザーが有料プランの対象になるとされています。
旧プランを使っている場合の見え方
もう1つ、社内の情報が食い違う原因になりやすいのが、旧プランの存在です。ヘルプセンターには、従来のPremiumおよびBusinessプランから、新しいStarterおよびAdvancedプランへ顧客を移行するという説明が掲載されています。この移行に伴う料金の値上げや機能の削減はないとされ、移行後は現在使っている機能を引き続き使えるほか、新しい機能も使えるようになると書かれています。
そのなかにAIスタジオBasicも含まれており、すべての有料プランで提供が開始されるとされています。つまり、旧プランのまま使っている組織では、AIの枠に関する説明が今の料金ページと一致しないことがあります。社内の誰かが「うちのプランにはAIの記載がない」と言っている場合、旧プランの画面を見ている可能性があります。管理者コンソールで現在のプラン名を確認するのが先決です。
料金の記事や比較サイトを読むときも、この点は影響します。PremiumやBusinessという名前で書かれた情報は、現在の体系に置き換えて読む必要があります。名前が変わっただけでなく、含まれる機能とAIの枠が変わっているためです。
見積もりを立てるときの実務的な進め方
以上を踏まえると、AIの費用を見積もる手順は次のようになります。
まず、AIに何をやらせたいのかを具体的な処理単位で書き出します。「問い合わせを内容ごとに振り分ける」「週次の報告を下書きする」といった単位です。次に、それぞれが週に何回動くのかを数えます。そして、各処理で読ませる文章と書かせる文章のおおよその長さを見ます。この3つが揃うと、重いのはどの処理かが分かります。
そのうえで、無料枠の範囲で回るのかを判断します。Starterの50,000クレジットという枠は、軽いモデルで短い処理を回すぶんには一定量をこなせますが、長文の生成を毎日走らせる用途では足りなくなる可能性があります。実際の消費はモデルと文章量に依存するため、最初の1か月は小さく始めて、管理者コンソールの使用状況を見てから拡げるのが確実です。
判断を難しくしているのは、追加購入の金額が事前に見えないことです。Plusは製品内の購入画面まで進まないと金額が分からず、Proは営業への問い合わせになります。予算を先に固めなければならない組織では、この不確実性そのものが検討の材料になります。
費用に見合ったかどうかを、何で判断するか
追加のクレジットを買うかどうかを決める段になると、必ず「それで何が良くなったのか」を問われます。ここで答えられないと、翌年の更新で削られます。
判断に使いやすいのは、AIに置き換えた作業の所要時間です。問い合わせの振り分けに1件2分かかっていて、月に300件あるなら、月10時間の作業です。この数字は導入前に測れます。導入後は、振り分けの修正が何件発生したかを数えれば、実際に浮いた時間が出ます。AIの出力をそのまま使えず人が直しているなら、浮いた時間はその分だけ減ります。
もう1つの見方は、止まっていた時間です。誰かの手が回らずに放置されていた作業が、AIによって滞留せずに流れるようになったかどうか。これは時間より効果が大きいことがありますが、測るには前後の滞留件数を記録しておく必要があります。
3つ目の見方は、やり直しの回数です。AIが出した結果を人が確認して直している場合、その修正率が下がっていくかどうかを追います。指示文を改善すれば修正率は下がりますが、下がらないまま実行回数だけ増えているなら、そのルールは費用に見合っていません。月に一度、修正率の高いルールを洗い出して、指示文かモデルのどちらかを見直す時間を取ると、消費と効果の両方が改善します。
避けたいのは、実行回数だけを成果として報告することです。ルールが月に1,000回動いたという数字は、消費したクレジットの説明にはなりますが、業務が良くなった証拠にはなりません。動いた結果、人が何をしなくてよくなったのかまで書けて、初めて費用の議論に耐えます。
AIより先に、板がひとつになっているかを見る
ここまでAIの料金の仕組みを整理してきましたが、進行のとりまとめという目的に照らすと、先に確認すべきことがもう1つあります。AIに処理させる情報が、そもそも1か所に集まっているかどうかです。
タスクはツールにあるが、決定はチャットで行われ、資料は別のストレージにある。この状態では、AIに読ませられるのはタスクの記述だけになります。入力が薄ければ、出力も薄くなります。AIの費用を検討する前に、進行に必要な情報がひとつの場所に集まっているかを見たほうが、投資の順番として自然です。
情報を集約する側の考え方としては、機能で絞らず、区切るのは人数とボードの数だけという設計を取っています。プランによってガントチャートが使えたり使えなかったりする形にせず、必要な見方は最初から全部使える状態にしています。何が含まれているかはできることに整理してあり、人数とボードでどう区切るかは料金で確認できます。
Asanaとの違いを機能と料金の両面で並べたものはAsanaとの比較にまとめています。自動化や外部サービスとの連携で勝負する道具ではないため、AIによるワークフロー自動化が目的の中心にあるなら、Asanaを使い続けるほうが合理的です。逆に、進行の見える化と会話の集約が目的なら、比較の材料は変わります。他の選択肢もあわせて見るなら比較の一覧、カード型で運用してきたチームならTrelloとの比較、国産の案件管理と比べるならBacklogとの比較が近い位置にあります。データの扱いについての考え方は安全性の考え方に、導入前に出やすい疑問はよくある質問にまとめてあります。
整理すると、AIの費用を判断するために必要なのは3つの数字です。プランに含まれる枠、走らせる処理の量、そして超えたときの追加費用です。このうち最初の2つは公開情報と自社の実測で押さえられますが、3つ目だけは購入画面か営業窓口に進まないと見えません。予算を先に確定させる必要がある場合は、この不確実性をどこで吸収するかを決めてから検討を始めるほうが、途中で止まらずに済みます。
料金の情報は変わります。この記事に書いた金額とクレジット数は、いずれも2026年9月時点で公式ページとヘルプセンターに掲載されていた内容です。プランの構成も過去に変わっています。契約の直前には、必ず公式の料金ページで最新の表示を確認してください。
Q1. AsanaのAIは追加料金なしで使えますか?
有料プランには、AIスタジオBasicとして一定量のクレジットが含まれています。請求アカウントごとに月間で、Starterは50,000、Advancedは75,000、EnterpriseとEnterprise+は200,000と公表されています。この枠を超えて使う場合に、AIスタジオPlusまたはProの購入が必要になります。無料のPersonalプランは対象として記載されていません。
Q2. クレジットは1人あたりの枠ですか?
いいえ。ヘルプセンターの記載では請求アカウントごとの月間上限とされており、契約している人数が増えても枠は増えません。少人数のうちは余裕があっても、利用者や自動化するルールが増えると同じ枠を分け合うことになります。使用状況は管理者コンソールの請求タブから、ルール別やメンバー別に確認できます。
Q3. クレジットを使い切るとどうなりますか?
AIスタジオを使用するルールは実行されなくなり、ルールを作った人に実行できない旨のメールが届きます。使用量が上限の80%に達した時点で管理者に警告メールと製品内バナーが表示され、100%到達時にもメールが送られます。追加クレジットはPlusまたはProで購入できますが、金額は公開されていません。
Q4. どのモデルを選ぶと費用を抑えられますか?
分類や短い要約のような単純な処理は、軽いモデルに寄せると消費を抑えられます。公開されているモデル倍率では、最も軽いモデルと最も重いモデルで出力側に8倍の開きがあります。出力の倍率は入力より大きく設定されているため、AIに長文を書かせる処理ほど費用がかさむ点にも注意してください。