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Backlogの代替を探すとき|移して困るのは課題より添付

2026年9月28日 ・ Pinateca編集部

Backlogの代替を探し始める理由は、だいたい3つに分かれます。プロジェクト数の上限に当たった、人数が増えて金額が跳ねた、あるいはプランの改定の告知を見て将来の費用が読めなくなった。どれも、いま使えていないわけではなく、この先の条件が合わなくなったという話です。

先に結論を書きます。代替の道具を比べるときに時間をかけるべきなのは、機能の一覧ではありません。移行で本当に詰まるのは、課題の本文ではなく添付ファイルとコメント、そしてソースコードのリポジトリです。課題のタイトルと説明はCSVで出せますが、添付は1件ずつダウンロードすることになり、コメントは出力の形式に含まれないことがあります。ここを確かめずに移行を決めると、移した先に空の課題だけが並びます。

この記事では、代替を探す3つの理由の切り分け、2026年9月27日時点のBacklogの料金と上限、移行で詰まる場所、候補の見分け方、そして実際の移行手順までを扱います。

Backlogのままでよい場合を先に確かめる

乗り換えの話を進める前に、Backlogを続けたほうがよい条件を整理します。ここに当てはまるなら、代替を探す時間そのものが損になります。

1つ目は、GitやSubversionのリポジトリを使っている場合です。Backlogは課題管理とソースコードの管理が同じスペースの中にあり、課題番号とコミットが結びつきます。この結びつきを他の道具で再現するには、リポジトリをGitHubなどへ移し、課題管理の道具とは連携で繋ぐ形になります。移行の手間が一段増えるだけでなく、日々の運用も画面が2つに分かれます。リポジトリを実際に使っているなら、それだけで残る理由になります。

2つ目は、社外の取引先が課題を直接書き込んでいる場合です。相手の担当者がBacklogの画面に慣れていると、乗り換えは自社だけの問題では済みません。相手側の運用手順書や、社内の承認フローに画面名が書かれていることもあります。

3つ目は、プロジェクト数が5つ以内で人数が30人以内に収まっている場合です。この範囲ならスタータープランで足りるので、金額の面で乗り換える理由が立ちにくくなります。

逆に、課題管理だけを使っていて、プロジェクト数が増え続けていて、リポジトリを一度も作っていないなら、代替を検討する意味があります。この記事の以降は、その条件を前提にします。

探している理由を4つに切り分ける

代替を探す動機を言葉にしておくと、候補の絞り込みが速く進みます。動機がはっきりしないまま比較表を作ると、項目が増えるだけで決まりません。

料金が理由の場合、比べるのは総額です。スペース単位の料金から人数単位の料金へ移ると、人数によって高くなることも安くなることもあります。10人なら安くなり、40人なら高くなる、という逆転が普通に起きます。いまの人数と1年後の見込みで、それぞれ年額を計算してから候補を並べてください。

上限が理由の場合、どの上限に当たったのかを特定します。プロジェクト数なのか、保存容量なのか、ユーザー数なのか。プロジェクト数が理由なら、そもそもプロジェクトの切り方を見直すと解決する場合があります。案件ごとに作っていたプロジェクトを、顧客ごとにまとめるだけで数が半分になることは珍しくありません。移行の前に、いまの道具の中で解決できないかを確かめる価値があります。

機能が理由の場合、その機能を実際に何人が使うかを数えます。ガントチャートが欲しいという話が、実は1人の管理者だけが月に1回見るためのものだった、という展開はよくあります。その場合、全社のプランを切り替えるより、工程表だけを別の道具で持つほうが安く済みます。

将来の不安が理由の場合、まず告知を読みます。プラン改定の内容が公開されているなら、改定後の条件で自社の費用を計算します。計算した結果が許容できるなら、移行という大きな作業を選ばなくて済みます。不安のまま乗り換えると、移行の手間を払ったうえで、移った先でも同じ不安を抱えることになります。

課題の棚卸しで作業量を半分にする

移行の作業量は、運ぶ課題の件数でほぼ決まります。だから先に減らします。

まず、完了して1年以上経った課題を数えます。多くのプロジェクトで、これが全体の半分を超えます。これらは新しい道具に運ばなくても困りません。CSVとして出力し、添付ファイルをまとめて保存しておけば、参照が必要になったときに開けます。

次に、進行中と書かれているのに3か月以上更新されていない課題を数えます。これは実質的に止まっている仕事です。移行の機会に、担当者へ確認して閉じるか、優先度を下げるかを決めてください。止まった課題を新しい道具へ運ぶと、移した初日から古い情報が混ざります。

そのうえで、残った課題を3つに分けます。すぐ動くもの、参照するもの、決めていないもの。すぐ動くものは全部の情報を運びます。参照するものは本文とコメントだけでよく、添付は元の場所に残したままURLを記録しておく形でも足ります。決めていないものは、移行の対象から外して別の一覧に保存します。

この棚卸しをすると、運ぶ件数が3分の1程度まで減ることが多くあります。移行の作業日数は件数に比例するので、ここでかけた半日が、後の数日を節約します。棚卸しの結果は、移行が終わったあとの運用ルールにもそのまま使えます。

移行にかかる時間を先に見積もる

移行の計画で失敗するのは、作業時間を見積もらないまま日程を決めてしまう場合です。おおよその目安を出す方法を書きます。

課題のCSV出力は、プロジェクトの数に比例します。1プロジェクトあたり数分なので、20プロジェクトでも1時間はかかりません。ここは軽い作業です。

添付ファイルの収集が重い作業です。課題を開いてダウンロードする形になるので、1件あたり30秒として、添付がある課題が200件あれば2時間かかります。まとめてダウンロードする仕組みがあるかどうかで、ここは10倍変わります。管理者がまとめて出力できる機能があるなら、必ず先に探してください。

新しい道具への取り込みは、形式が合っていれば短時間で終わります。合っていない場合、CSVの列を並べ替える作業が入ります。表計算ソフトで列を入れ替えるだけですが、項目の対応を決める判断に時間がかかります。どの項目をどこに入れるかを紙に書いてから作業を始めてください。

確認作業を忘れないでください。取り込んだあとに、件数が合っているか、日本語が崩れていないか、添付が開けるかを見ます。ここを省くと、数週間後に「あの資料が無い」という形で問題が出ます。全部の課題を確認する必要はありませんが、プロジェクトごとに5件ずつ抜き出して開く程度は必要です。

合計すると、10プロジェクト・課題500件の規模で、丸1日から2日という見積もりになります。この日数を確保できない時期に移行を始めないでください。中途半端に止まると、両方の道具に半分ずつ情報がある状態が続きます。

社外の取引先が関わっている場合

自社だけで決められない場合の進め方を書きます。

まず、相手が実際にどれくらい書き込んでいるかを数えます。課題のコメントの投稿者を集計すると、社外の人の投稿が全体の数%しかないことがよくあります。その場合、相手にはメールと添付で連絡する運用に戻し、自社だけ新しい道具へ移るという選択が取れます。

相手が日常的に書き込んでいる場合は、相手の手間を減らす形を用意してから声をかけます。招待のメールを送るだけで参加できるか、専用のログインを作る必要があるか。見せる範囲を絞れるかどうかも先に確かめます。ここが曖昧なまま相談すると、相手は「面倒なことを言われた」と受け取ります。

伝える順番も効きます。移行の理由を自社の都合として正直に伝え、相手にとっての変化を具体的に並べ、切り替えの日を1つ提示する。この3つを1通のメールに収めると話が進みます。選択肢を複数並べて相手に選ばせると、判断が止まります。

複数の取引先がいる場合は、全部を同時に切り替えないでください。1社で2週間試して、そこで出た指摘を反映してから次の相手に声をかけます。最初の1社には、そのことを伝えておくと協力が得られやすくなります。

いまの料金と上限を、正確に掴んでおく

比べる前に、いまの条件を数字で把握します。2026年9月27日時点で公開されている料金は次の通りです。金額はすべて税抜で、人数あたりではなくスペース単位です。

プラン 月払い ユーザー数 プロジェクト数 保存容量
フリー 0円 10まで 1 公開資料に記載あり(要確認)
スターター 2,700円 30 5 1GB
スタンダード 16,000円 無制限 100 30GB
プレミアム 27,000円 無制限 無制限 100GB
プラチナ 75,000円 無制限 無制限 300GB

年払いにすると月払いより5%安くなり、スタンダードは年額182,400円、プレミアムは年額307,800円と案内されています。ユーザー数が無制限のプランでも、安定した運用のために最大10,000人までが推奨と注記されています。

ここで見落とされやすいのが、ガントチャートがスタンダードプラン以上の機能である点です。スタータープランには含まれず、スタンダードでも表示範囲が6か月分と明記されています。プロジェクトをまたいだガントチャートはプレミアム以上です。工程表を見るためだけに月額16,000円へ移ることになるなら、そこが乗り換えを考える分かれ目になります。

もう1つ、公式ページには2027年1月1日からプランが新しくなるという案内が出ています。改定の内容は告知のページに書かれているので、いまの金額で3年分の計画を立てる前に確かめる価値があります。価格が変わらない場合でも、プランの区切り方が変われば、いま使っている機能の位置が動くことがあります。

移して困るのは課題そのものではない

代替を選ぶ話の前に、移行で何が運べるかを確かめます。ここが甘いまま移行すると、移した先で仕事が止まります。

課題のタイトル、説明、状態、担当者、期限は、CSVで出力できます。ここは比較的素直に運べます。問題は残りの3つです。

添付ファイルです。課題に添付したファイルは、CSVの中には入りません。ファイル名だけが文字列として残り、実体は1件ずつダウンロードすることになります。スタータープランでは1つの課題に添付できるファイルが10個までで、1ファイルは50MBまでという上限があります。課題が500件あって平均3件の添付があれば、1,500ファイルを手作業で集める話になります。ここを先に数えておいてください。

コメントです。判断の経緯はコメントに残っています。「この仕様で進めます」「いったん保留します」という短いやり取りが、後から見たときに最も価値を持ちます。出力の形式にコメントが含まれない場合、移した先の課題は本文だけになり、なぜその状態なのかが分からなくなります。

ファイル共有の領域です。課題とは別に、スペースのファイル共有に資料を保存している場合、そちらも別に運ぶ必要があります。保存容量がスタンダードで30GBあるので、実際に何GB使っているかを管理画面で確かめてから計画を立ててください。

移行の道具を選ぶときは、この3つを運べるかどうかで見ます。カードの本文だけを運べる道具は、実質的に手で作り直すのと同じ手間になります。取り込みの範囲はTrelloからの移行のページのように、何が運べて何が運べないかを一覧で示している説明を探してください。一覧が無い道具は、試してから気づくことになります。

サービス終了という理由で探している場合

代替を探す動機として、もう1つ増えているのが提供終了です。国産のカンバンとして候補に挙がっていたJootoは、公式サイトで一般提供の終了を告知しています。2027年7月31日までは契約条件に従って利用でき、2027年8月1日以降は登録されていたデータを順次すべて削除する予定と案内されています。

本記事では、プロジェクト管理ツールを無料で利用したいと考えている方に向け、実際に使用できるツールがあるのか、おすすめのツールはどれかなどについて解説します。 出典: lychee-redmine.jp

無料で使える道具を探す記事は数多くありますが、比べるときに料金だけを見ると危ない時代になっています。価格が据え置きでも、新規の受付が止まる、提携が終わる、プランの区切りが変わる、といった形で前提が壊れます。候補を並べたら、公式サイトのお知らせを一度は開いてください。Jootoの例では、移行のためにCSV出力の行数制限を緩和する、組織内の全プロジェクトを管理者がまとめてダウンロードできるようにする、といった機能改修も予定として公開されています。終了が決まっている道具ほど、出口の整備が進むという皮肉な状況になります。

自社が使っている道具についても、同じ確認が必要です。Backlogのプラン改定の告知を見て将来が読めないと感じたなら、その感覚は正しい反応です。ただし、改定の中身を読む前に乗り換えを決めるのは早すぎます。読んでから判断してください。

代替の候補を4つの軸で見る

候補を並べるときに使える軸を4つに絞ります。機能の一覧を横に並べる比較表は、項目が多すぎて判断に使えません。

1つ目は、料金がスペース単位か人数単位かです。Backlogはスペース単位なので、人が増えても金額が変わりません。人数単位の道具に移ると、10人までは安くても、30人になると逆転します。いまの人数と、1年後の見込みの両方で総額を計算してください。

2つ目は、無料の範囲が機能で切られているか人数で切られているかです。機能で切られていると、無料で試した形と有料の形が別物になります。人数やボードの数で切られているなら、試した形のまま人が増えるだけです。区切り方は料金のページで、プランごとに何が変わるかまで見ておくと後で揉めません。

3つ目は、同じカードを複数の見え方で扱えるかです。課題の一覧とカンバンと工程表が別の機能として並んでいる道具では、どれかが古くなります。同じカードを表としても、板としても、横棒の工程表としても見られるなら、更新が1か所で済みます。ボードの種類はできることのページで数えられます。

4つ目は、社外の人に見せる範囲を決められるかです。取引先を招く運用があるなら、ロールを自作できるか、操作ログが残るかを確かめます。考え方は安全性の考え方のページにまとめられています。

この4軸で、よく候補に挙がる道具を並べると次のようになります。2026年9月27日時点の公開情報です。

Trelloは無料プランがワークスペースあたり10人・ボード10個まで、1ファイル10MBまで、自動化の実行が月250回までです。有料のStandardは年払いで1人あたり月額5ドル、月払いで6ドルです。カードを動かす操作の軽さで選ばれていますが、課題の属性を細かく持たせる使い方には向きません。違いはTrelloとの比較にまとめました。

Asanaは2人までのPersonalプランが無料で、タイムラインとガントビューは有料のStarterプラン以上です。Starterは1人あたり月額1,200円、Advancedは2,700円(いずれも年払い)です。無料のゲストを人数に数えない仕組みがあり、社外との共同作業が多い場合に効きます。整理はAsanaとの比較にあります。

Notionはフリープランがあり、プラスが1人あたり月額1,650円、ビジネスが3,150円です。文書とデータベースが同じ場所にあるので、課題管理と仕様書を1つにまとめたい場合に候補になります。一方で、自由度が高いぶん設計が必要で、作った人しか構造を理解していない状態になりがちです。違いはNotionとの比較を見てください。

Jootoは前述の通り提供終了が告知されています。現在の状況はJootoとの比較で確かめてから検討してください。

Backlogとの機能の対応関係そのものはBacklogとの比較に整理してあります。どの道具に移っても、ソースコードのリポジトリを同じ画面で扱える組み合わせは限られます。国産のボード型の道具の多くはリポジトリ機能を持たず、自動で取り込めるのはTrelloのエクスポートファイルだけ、画面の表示は日本語のみ、といった制約があります。こうした制約は移行を決める前に把握しておくべきもので、後から気づくと計画をやり直すことになります。

比較表を作るときにやってはいけないこと

候補が3つに絞れたら、比較表を作ることになります。ここで手が止まる原因は決まっています。

機能の項目を全部並べないでください。50行の比較表は、作るのに半日かかったうえで、見た人が判断できません。並べるのは、自社がいま使っている機能と、移行後に必要だと分かっている機能だけです。使っていない機能の有無は、判断に影響しません。

丸と三角の記号だけで埋めないでください。三角は書いた人の解釈で、読んだ人には伝わりません。条件がある場合は、その条件を短く書きます。ガントチャートに丸を付けるのではなく、表示範囲が6か月分であることまで書いてください。

料金の列に月額だけを書かないでください。人数単位か、スペース単位か、年払いで何%安くなるかを同じ列に収めます。月額だけを並べると、人数が増えたときの逆転が見えません。

そして、機能が無いことを断定しないでください。公開資料に記載が見当たらないというだけで「その機能は無い」と書くと、後で覆ります。確かめられなかった項目は、確かめられなかったと書いて、判断の直前に問い合わせるほうが安全です。比較表は稟議の資料として残るので、断定した内容が誤っていると信用の問題になります。

移行の手順を5段階で組む

実際に移すと決めたら、次の順で進めます。

1段階目は、数を数えることです。プロジェクト数、課題の件数、添付ファイルの件数と合計の容量、ユーザー数。この4つを管理画面から出します。数を知らないまま作業を始めると、途中で終わらないことに気づきます。

2段階目は、運ぶものを決めることです。全部を運ぶ必要はありません。完了して1年以上経った課題は、CSVとして保存しておくだけで足ります。実際に運ぶのは、進行中の課題と、直近で参照される可能性のある完了済みの課題です。ここを絞ると作業量が半分以下になります。

3段階目は、出力することです。CSVを出し、添付ファイルをダウンロードし、コメントを含む形で残せるかを確かめます。出力した内容を開いて、文字化けや列のずれが無いかを見てください。文字コードの問題は、移した後に気づくと全部やり直しになります。

4段階目は、片方の道具で1つのプロジェクトだけを動かすことです。全部を一度に移すと、問題が起きたときに戻れません。1つのプロジェクトを新しい道具で2週間動かし、チームが使えるかを確かめます。この2週間で、列の作り方や項目の持たせ方を直します。

5段階目は、期日を決めて切り替えることです。並行運用を長く続けると、どちらが正しいのか分からなくなります。切り替えの日を決めて、その日から古い道具は参照のみにします。契約は、データの出力が完全に終わるまで解約しないでください。解約後に必要なファイルが見つかることは珍しくありません。

解約のタイミングと、残しておくもの

切り替えが終わったら解約という流れになりますが、その前に確かめることがあります。

契約の期間を確認してください。年払いにしている場合、途中で解約しても残りの期間の返金が無いことが多くあります。返金が無いなら、期間の満了まで参照用として残しておくほうが得です。読むだけなら追加の費用はかかりません。

解約後にデータがどうなるかも確認してください。一定期間で削除される仕様であれば、削除の日付を手元のカレンダーに登録します。この日付を把握していないと、必要な資料を取り出せなくなります。

残しておくものは3つです。課題のCSV、添付ファイル、そしてユーザーの一覧です。ユーザーの一覧は、後から「この作業は誰がやったのか」を追うときに必要になります。新しい道具に参加していない退職者の名前も含めて保存してください。

保存する場所も決めておきます。担当者のパソコンの中だけに保存すると、その人が異動した時点で行方が分からなくなります。共有のファイル置き場に、移行の日付を付けたフォルダを作って保存するのが確実です。

移したあとに定着させるためにやること

道具を移しても、使われなければ意味がありません。移行の直後にやることを4つ挙げます。

1つ目は、課題の状態の名前を変えないことです。移行のタイミングで運用も改善したくなりますが、同時に変えると何が原因で混乱しているのか分からなくなります。状態の名前と流れは、前と同じまま移してください。運用の改善は1か月後です。

2つ目は、探し方を共有することです。人が困るのは操作方法ではなく、目的の課題が見つからないことです。検索の呼び出し方と、自分に割り当てられたものだけを表示する方法を、移行の初日に全員へ伝えてください。

3つ目は、移行の直後の2週間だけ、質問を受ける窓口を1人決めておくことです。誰に聞けばよいか分からないと、人は聞かずに元の方法へ戻ります。

4つ目は、古い道具のURLを貼らない約束を作ることです。移行後もチャットに古い課題のリンクが貼られると、そこから古い画面を開く人が出ます。1週間だけでも徹底すると、習慣が切り替わります。

私自身はデイリータスクの管理に使っていて、完了ボタンをポチっと押すだけでリストが消えていく感覚が心地良いなと思っています。小さな達成感が積み重なる感じがあって、それが日々のモチベーションにもつながっているので、非常におすすめのツールです。 出典: note.com

道具を選ぶ判断に、こうした使い心地の話を入れてよいのかという疑問が出ます。入れてよいと考えられます。理由は単純で、毎日触るのは意思決定をした人ではなく現場の人だからです。機能の一覧で勝っている道具に移したのに、操作が重くて誰も更新しなくなった、という失敗はよく起こります。移行の候補を2つに絞ったら、最後は実際に触った人の感触で決めてください。

工程表を1人が引き直している間、他の人はその表を見られません。代替を探す目的は、機能を増やすことではなく、この待ち時間をなくすことにあります。移した先で更新が誰でもできる状態になっているかどうかだけが、1年後に効いてきます。

Q1. Backlogから移行するとき、何が一番運びにくいですか?

添付ファイルとコメントです。課題のタイトルや説明、状態、担当者はCSVで出力できますが、添付はファイル名だけが残り、実体は1件ずつダウンロードすることになります。判断の経緯が残っているコメントも出力の形式に含まれない場合があるため、移行を決める前に何が出せるかを確かめてください。

Q2. ガントチャートを使うだけなら、どのプランが必要ですか?

公開されている料金ページでは、ガントチャートはスタンダードプラン以上の機能で、月額16,000円(税抜、月払い)からとなっています。スタンダードでは表示範囲が6か月分と明記され、プロジェクトをまたいだガントチャートはプレミアム以上です。工程表だけが目的なら、そこが乗り換えを考える分かれ目になります。

Q3. GitやSubversionを使っている場合も乗り換えられますか?

可能ですが手間が一段増えます。リポジトリをGitHubなどへ移し、課題管理の道具とは連携で繋ぐ形になるため、日々の画面が2つに分かれます。課題番号とコミットの結びつきも作り直しになるので、リポジトリを実際に使っているならそのまま続ける判断も十分に合理的です。

Q4. 移行はいつ切り替えるのが安全ですか?

1つのプロジェクトだけを新しい道具で2週間動かし、そのうえで切り替えの日を決める形が安全です。並行運用を長く続けると、どちらが正しい記録なのか分からなくなります。古い契約は、データの出力が完全に終わったことを確認するまで解約しないでください。

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