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Brabioの代わりを探すとき|手放してよい機能を先に決める

2026年9月11日 ・ Pinateca編集部

Brabioの代わりを探し始めた段階で、候補のサービスを並べて機能表を作る人は多いはずです。ただ、その作り方だとほぼ確実に手が止まります。いま使っている機能を全部満たす候補を探すと、残る候補がゼロになるからです。

先に決めるべきなのは、手放してよい機能のほうです。過去1か月で実際に触った機能だけを残して、それ以外を落とす。この作業を済ませてから候補を見ると、比べる軸が3つか4つに収まって判断がつきます。この記事では、公開されている資料から実際の仕様を拾ったうえで、その棚卸しの手順をまとめます。数字は2026年9月10日時点で確認できたものです。

代わりを探し始める理由は、人数か画面のどちらかに寄る

進行の道具を替えたくなる理由は、実務ではかなり限られています。人が増えて料金の段が上がった、必要な画面が無い、外の道具とつなぎたい。この3つでほとんどが説明できます。

人数の理由が出てきやすいのは、料金の区切り方に特徴があるためです。この道具の有料プランは1人ずつ積み上がる形ではなく、10人まで、20人まで、というように人数の階段で決まります。11人目が入った瞬間に次の段へ上がるため、増え方が滑らかではありません。1人増えただけで月額が倍になる場面が出てきます。

画面の理由は、工程表を軸にした作りであることから来ます。ガントチャートを引くことに寄せて設計されているぶん、他の見せ方を求めると足りなくなります。ここは後で公式の記載を引きます。

外の道具とつなぎたいという理由も、同じく公式に記載があります。ここも後で扱いますが、判断としては単純で、つなぐ前提の業務を組んでいるなら、この道具のままでは実現できません。

自分たちの理由がこの3つのどれなのかを、まず言葉にしてください。理由が曖昧なまま候補を集めると、集めた候補の機能表を眺めて何となく決めることになります。それだと、移った先で同じ理由が再発します。

いま何を使っているのかを、画面の名前で棚卸しする

棚卸しは、機能の一覧をコピーしてくるやり方だと失敗します。一覧には使っていない機能も並ぶからです。実際に開いた画面と、実際に触った操作だけを書き出してください。

公開されている機能の一覧から、棚卸しの対象になりそうなものを挙げると次のようになります。

・ガントチャート表示、達成率の表示、マイルストーンの設定 ・タスクリンク(後続のタスクの担当者へメールで知らせる仕組み) ・プロジェクト横断ビュー(複数のプロジェクトの進行を1画面で見る) ・4種類のユーザーモード(管理者、スタッフ、パートナー、ゲスト) ・エクセル形式とCSV形式の入出力 ・カレンダー表示、〆切カレンダー表示、印刷用の画面 ・足あと(閲覧の記録、ファイルの取得の記録、コメントの記録) ・コメントのメール通知と、通知メールへの返信による書き込み ・Ping(タスクの担当者へ状況の報告を依頼する操作) ・ToDoの管理、コミュニケーションシート、ファイルの管理、つぶやき

この中で、過去1か月に一度も触っていないものに印を付けます。現場でこの作業をやると、たいてい半分以上に印が付きます。印が付いたものは、代わりを探すときの条件から外して構いません。

残ったものだけが、本当の要件です。ここが3つ以内に収まれば、候補は自然に絞れます。10個残るようなら、それは棚卸しができていない可能性が高く、もう一度「実際に開いたか」で見直してください。

料金の区切り方が独特で、比較の前提が揃わない

代わりを探すときに一番ずれるのが料金の比べ方です。この道具は課金の単位がグループになっており、1人あたりの単価で比べようとすると数字が合いません。

公開されている料金は次のとおりです。価格はすべて税込と明記されています。無料プランは0円5ユーザーまで、ストレージは50MBまで、プロジェクトの数は無制限です。有料はエントリープランが5段あり、プラン10が月3,300円で10ユーザーまで、プラン20が6,600円、プラン30が9,900円、プラン40が13,200円、プラン50が16,500円です。その上のミッドレンジは、プラン100が月33,000円、プラン200が66,000円、プラン300が99,000円となっています。301ユーザー以上やカスタマイズが必要な場合はエンタープライズとして個別の見積もりになり、価格は公開されていません。

年間の一括払いにすると10%の割引が入ります。プラン10なら年35,640円という計算です。ストレージは有料プランで1GBが標準で、追加は5GBまでが月1,100円、10GBまでが月1,650円です。

比較で効いてくるのが課金の単位です。ヘルプには、料金がグループ単位でかかると明記されています。グループAとグループBが無料でグループCがプラン10なら、料金が発生するのはグループCだけです。そのかわり、プロジェクトは各グループに紐づくため、グループAで作ったプロジェクトはグループCでは使えません。部署ごとにグループを分ける設計にすると、その分だけプロジェクトが行き来できなくなります。

支払いの方法にも制約があります。クレジットカード決済はPayPal経由で月額契約のみ、年間の契約は銀行振込のみと記載されています。年払いで10%の割引を取りたい場合、カード払いという選択肢が消えます。経理の側で支払い方法が固定されているなら、ここは先に確認しておく点です。

提供の状況を4つの点で確かめる

料金だけを見て候補を決めると、判断の材料が足りません。確かめるのは、サービスが終了していないか、新規の受付が止まっていないか、運営している会社が変わっていないか、料金の改定が入っていないかの4点です。

この道具については、公式サイトに「サービス提供情報」という一次情報のページが用意されており、そこに提供の状況がまとめられています。最終更新は2026年8月7日で、2026年8月時点で提供中と明記されています。新規の登録も止まっていません。

運営はブラビオ株式会社です。会社概要によると設立は2009年5月、所在地は東京都新宿区、資本金は3,000千円と記載されています。運営会社が入れ替わった形跡は公開資料からは確認できませんでした。

料金の改定については、公開されているページに改定の告知は見当たりませんでした。ただし、サービスの提供環境については変更の告知が残っています。2024年6月1日から送信されるメールの送信者ドメインが変更され、2024年7月6日からサービスを提供するホストが変更されたことが、重要なお知らせとして公開されています。メールの受信設定やセキュリティ機器の設定を社内で管理している場合、この種の変更は運用に影響します。過去にどういう頻度で環境の変更が入ってきたかは、次の道具を選ぶときの参考になります。

代わりを探す立場で言えば、終了や受付停止が起きていない相手を替える判断は、こちらの都合で決められるということです。期限に追われていないぶん、棚卸しに時間をかけられます。

公式が「対応していない」と明記している3つ

この道具の資料で特徴的なのが、できないことを自分から並べている点です。サービス提供情報のページには、次の断り書きとともに一覧が置かれています。

一部の外部メディアにおいて「対応」と記載されている場合がありますが、本サービスでは以下の機能には対応していません。 出典: brabio.jp

挙げられているのは3つです。1つ目は、カンバン方式の表示です。タスクを未着手、進行中、完了といった列に置いて動かすボード形式の画面には対応していないと書かれています。2つ目は外部のサービスとの連携で、Google、Facebook、Microsoftのアカウントによる認証の連携以外には対応していないと記載されています。3つ目は専用のスマートフォンのアプリで、iOS版とAndroid版は提供しておらず、スマートフォンのブラウザからの利用が可能とされています。

代わりを探している理由がこの3つのどれかなら、判断は早く済みます。板で進行を動かしたい、外の道具と自動でつなぎたい、現場のスマートフォンから使いたい。いずれも組み方では埋められない部分です。

逆に、この3つが要らないと言い切れるなら、替える理由はかなり弱くなります。動作の環境として挙げられているのは、Microsoft Edge、Apple Safari、Google Chrome、Mozilla Firefoxのいずれも最新版で、パソコンのブラウザから使う前提であれば不足はありません。

手放してよいものを決める順番

棚卸しで残った機能を、手放せる順に並べます。判断の基準は「その機能が無いと業務が止まるか」ではなく「無いときに人の手で埋められるか」です。

最初に外せることが多いのが、記録の機能です。足あと、つぶやき、コミュニケーションシート。この手の機能は、あれば便利ですが、無くても業務は回ります。実際に見返している人がいるかどうかで判断できます。

次に外しやすいのが、催促の機能です。Pingのような、担当者へ状況の報告を依頼する操作は、口頭やチャットで代替できます。むしろ、道具から催促が飛ぶより人が声をかけたほうが早いという現場も少なくありません。

外しにくいのが、進行の全体像を見る画面です。プロジェクト横断ビューのように、複数の案件をまたいで誰が何をしているかを1画面で見る機能は、代わりが用意されていない道具だと自分で表を作ることになります。工程表を引き直す時間がそのまま戻ってくるため、ここは要件として残す価値があります。

通知の仕組みも、外しやすさの判断が分かれる場所です。コメントが投稿されるとメールで通知され、その通知メールに返信することでコメントを残せる仕組みが用意されています。メンバー全員がスマートフォンを持っているとは限らない現場を想定した設計だと公式に書かれており、実際に受信箱だけで完結させている協力先がいるなら、これは要件として残ります。逆に、全員がその道具の画面を開いている環境なら、無くても困りません。

同じく外しにくいのが、外部の人の招き方です。ここは項を分けて扱います。

手放しにくいのは、外部の人の招き方

この道具の特徴として押し出されているのが、ユーザーの権限を4つに分けて外部の人を安全に招く仕組みです。管理者、スタッフ、パートナー(外部メンバー)、ゲスト(外部メンバー)の4種類を、招く時点で設定します。

とくにゲストについては、アサインされたタスクだけが閲覧できる状態になると説明されています。複雑なアクセス制限の設定をせずに、同じ工程表の上に複数の業者を並べられる形です。従来のグループウェアだと、外部とやり取りするために専用のグループを作る必要があり、そうすると情報が分散するという問題があった。その解決策として設計されたものだと公式のヘルプに書かれています。

さらに、グループ設定に「外部メンバー制限」という項目があり、ゲストとパートナーのユーザーモードを使うかどうかを切り替えられます。緊急のときにここで外部のメンバーを一斉に遮断できるとも記載されています。加えて「監査ユーザー」の設定があり、公開と非公開を問わずすべてのプロジェクトを閲覧できる役割を割り当てられます。自分自身を監査ユーザーに設定することはできない仕様です。

協力会社や業務委託の相手を日常的に招いているチームだと、ここは手放しにくい部分です。代わりの候補を見るときは、外部の人を招けるかどうかだけでなく、招いた人に何が見えるかを必ず確かめてください。全部見えてしまう作りだと、招くたびに情報の切り分けを人がやることになります。

工程の前後関係の作りが、道具によってまるで違う

工程表を使っているチームが移るときに、最も食い違いが出るのが前後関係の扱いです。この道具にはタスクリンクという仕組みがあり、青い矢印と赤い矢印の2種類が用意されています。

公式の説明によると、青い矢印は前のタスクの〆切日の位置を先頭にして次のタスクの開始日が動く形で、赤い矢印は期間を固定したまま両方が同時に動く形です。重要なのは、公式が「タスクリンクは依存関係ではない」と明記している点です。前のタスクが終わっていなくても、次のタスクを先に完了させられます。

この仕様を前提に運用してきたチームが、依存関係を厳密に扱う道具へ移ると、途端に窮屈に感じます。前が終わっていないと次に進めない作りだと、現実の進み方と噛み合わない場面が出てくるからです。逆に、依存関係をきちんと管理したくて移るなら、それは移る理由として妥当です。

タスクの色についても違いがあります。この道具ではタスクの色が進捗の状況に合わせて変わり、任意には変更できない仕様だと明記されています。色で分類する運用を長く続けてきたチームは、移った先で色の意味を決め直すことになります。

マイルストーンにも制約があり、プロジェクトごとに設定されるもので複数のプロジェクトをまたいだ設定はできないと書かれています。複数の案件に共通する節目を1本の線で見せたい場合、この道具では実現できません。代わりの候補を見るときの確認項目になります。

表計算との行き来をどう扱うか

エクセル形式とCSV形式の入出力に対応しており、公式の説明では目玉の機能の1つとして扱われています。ガントチャートの画面から1つずつ書き出す方法と、プロジェクトリストから複数のプロジェクトを1枚のシートにまとめて書き出す方法の2つがあります。まとめて書き出す方法には、エクセルに出力できるセルの数の上限として3,000,000セルという条件が示されています。

無料プランには書き出しの回数の制限があり、1日にのべ3回までと記載されています。有料プランでは無制限です。移行を考えている段階でここを知らないと、書き出し作業が途中で止まります。

表計算との行き来を日常的に使っているチームは、代わりの候補でも同じことができるかを必ず確かめてください。取引先が表計算のファイルでの提出を求めてくる、社内の報告が表計算の様式で決まっている。この手の事情がある限り、書き出せない道具へは移れません。

一方で、書き出しを「移行のためだけ」に使っているなら、要件から外して構いません。移行が終われば使わない機能に、候補を絞る力を持たせる必要はありません。

代わりの候補は、3つの型に分かれる

棚卸しが済んだら、候補を型で分けます。個別のサービス名で並べるより、考え方の型で分けたほうが判断が速くなります。

1つ目は、工程表を主役に据える型です。線を引いて前後を結ぶことが中心にあり、板や会話は補助として付きます。いまの使い方が工程表に寄っているなら、移り替えの負担が最も軽い型です。

2つ目は、板を主役に据える型です。状態の列を作業者が自分で動かすことで進捗が集まる作りで、工程表は別の画面として用意されます。とりまとめ役が表を引き直す時間は減りますが、作業者の入力が増えます。入力する人が増えないと、進捗の表はすぐ嘘になります。この型を選ぶなら、入力が回るかどうかを試用の期間で必ず確かめてください。

3つ目は、表計算に戻す型です。道具を使わず、共有の表計算で工程表を作る形です。費用はかかりませんが、1人が表を引き直している間、他の人はその表を見られません。人数が増えるほど、この待ち時間が積み上がります。

どの型が合うかは、チームの働き方で決まります。一日の大半を同じ画面の前で過ごす仕事なら、板の型でも入力は回ります。現場を回る人が多いなら、入力の手間が積み上がって続きません。

替えないほうがよい場合

替えないほうがよい条件も、はっきりしています。

1つ目は、5人以下で回っていて無料プランに収まっている場合です。プロジェクトの数に制限がなく、工程表も引ける。この条件で足りているなら、費用をかけて移る理由がありません。

2つ目は、外部の人をタスク単位で招く運用が定着している場合です。この仕組みは移った先で同じ形を作れるとは限らず、作れなければ情報の切り分けを人がやることになります。定着している運用を壊す判断は慎重にしてください。

3つ目は、パソコンのブラウザからしか使わない場合です。専用のスマートフォンのアプリが無いことが問題にならないなら、その点は替える理由になりません。

4つ目は、いまの人数が階段の段の中で余裕を持っている場合です。たとえば12人でプラン20を使っているなら、20人までは追加の費用なしで増やせます。段の上限に近づくまでは、費用の面で急ぐ理由がありません。段をまたぐ直前になってから比較を始めても遅くはなく、むしろそのときのほうが必要な条件がはっきりしています。

5つ目は、詰まっているのが道具ではなく決め事の場合です。誰がいつ更新するのか、どこまでを道具に入れるのかが決まっていないと、どの道具へ移っても同じ場所で止まります。

移す作業の重さを先に見積もる

替えると決めたら、移す作業の量を先に見積もってください。ここを見ずに決めると、決めてから半年動かないという状態になります。

見積もる対象は3つです。1つ目は、いま動いているプロジェクトの数と、それぞれのタスクの数。2つ目は、書き出したファイルを整える手間。3つ目は、人の慣れです。実際のところ、移行の費用は機能ではなく3つ目に出ます。

社内の承認を通す時間も見込んでおいてください。データの置き場所、見られる人の範囲、抜けるときに取り出せるか、支払いの形。この4つは高い確率で聞かれます。答えを先に用意しておけば、承認の往復が1回で済みます。

契約を止めるまでの段取りを、先に読んでおく

替えると決めた後で慌てないように、いまの契約をどう止めるかを先に確認しておきます。ここは公開されているヘルプに手順が細かく書かれており、読んでおくと段取りが組みやすくなります。

有料から無料へ戻すには、条件が2つあります。グループのメンバーを5人以下にすること、そしてグループ全体の保存データを50MB以下にすることです。ここで言うデータの量は個人ごとではなくグループ全体の合計だと明記されています。メンバーをグループから削除すると、そのメンバーはグループを見られなくなります。順番を誤ると、まだ作業が残っている人が締め出されます。

課金の締めにも決まりがあります。翌月以降の有料課金の締切は前月の25日午前0時、つまり24日の24時とされています。例として、8月1日に有料プランを設定した場合は8月中は無料で使え、銀行振込なら8月26日前後に9月分の請求書が郵送で届くと書かれています。クレジットカードの場合は、同じ例で最初の引き落としが翌月の9月1日になります。無料プランへ戻す作業を月末ぎりぎりにやると、翌月分の請求が立ちます。

もう1つの止め方が、グループそのものの削除です。データを消去して利用を解約する扱いになり、有料プランでもここで課金の設定を消せると記載されています。ただしグループ内のデータはすべて削除されるため、書き出しを先に済ませていないと戻せません。

個人のアカウントの削除は、これとは別の操作です。アカウントを削除するとグループとプロジェクトの上にあるすべてのデータが削除され、退会の扱いになります。グループの管理者になっている場合は、グループを削除するか、管理者の権限を別のメンバーへ移す必要があると書かれています。とりまとめ役が先に抜けると、残った人が操作できなくなる形です。移行の段取りでは、管理者の移譲を最後から2番目に置いてください。

試す期間に、何を確かめるか

候補が2つか3つに絞れたら、試用の期間に入ります。ここで確かめるのは機能の有無ではありません。機能の有無は資料を読めば分かります。試さないと分からないのは、人が触り続けるかどうかです。

見るべき数字は2つです。1つは、とりまとめ役以外の人が触った回数。もう1つは、期日を過ぎたまま放置されているものの件数です。前者が伸びなければ、その道具はそのチームに定着しません。後者が減らなければ、見える形になっても催促の仕組みが足りていません。

試す範囲は、いま動いている案件のうち1つに絞るのが確実です。全部を移して試すと、うまくいかなかったときに戻す作業が発生します。1案件なら、失敗しても捨てられます。選ぶ案件は、真ん中の規模のものが向いています。小さすぎると差が出ず、大きすぎると移すだけで期間が終わります。

期間は2週間から1か月を目安にしてください。1週目は入れてもらうことに集中し、2週目から表と現実がずれていないかを見ます。3週目以降まで見るなら、月次の締めをまたぐようにすると、報告の作業がどれだけ楽になったかが数字で出ます。

比較の資料から見える、区切り方の違い

進行の道具を並べて見ると、料金の区切り方の思想が分かれます。人数の階段で決める形、1人あたりの単価で積み上げる形、扱う機能で上位のプランへ誘導する形。10人前後を境に、どれが安いかが入れ替わることがあります。

候補を型で見たい場合、板を中心に組み立てる考え方はTrelloとの比較、案件を複数の見せ方で扱う考え方はAsanaとの比較、文書と表とタスクを1か所に集める考え方はNotionとの比較にまとめてあります。国産の道具では、課題の記録と開発の流れを軸にするBacklogとの比較と、板を中心に据えたJootoとの比較が対応します。人数が増えたときの伸び方を見るならmonday.comとの比較が参考になり、候補をまとめて眺めるなら比較の一覧から入るのが早いです。

料金の考え方として、機能で絞らず、区切るのは人数とボードの数だけという形を取っている例もあります。実際の金額は料金に載せてあり、標準で付いてくる画面はできることにまとめてあります。ただし正直に書いておくと、開発の記録を扱う機能は持っておらず、自動化と外部の道具との連携で勝負する設計にもなっていません。画面の言語も日本語だけです。

移行についても、自動で取り込めるのはTrelloからだけです。それ以外の道具からは、書き出したファイルを整えて手で入れ直す作業が発生します。どこまでが自動でどこからが手作業かはTrelloからの移行に書かれています。社内でデータの扱いを説明する必要があるなら安全性の考え方を先に読んでおくと組み立てやすく、細かい疑問はよくある質問にまとまっています。

代わりを探す作業は、候補を集める作業ではありません。いま何を使っていて、そのうち何を手放せるのかを決める作業です。そこが決まっていれば、候補は勝手に絞れます。

Q1. 料金はいくらで、どの単位でかかりますか?

公開されている料金は税込表示で、無料プランが0円で5ユーザーまで、ストレージ50MBまでです。有料はプラン10が月3,300円で10ユーザーまで、以降プラン50の16,500円まで5段あり、その上に100人から300人までのプランが用意されています。課金の単位はグループごとで、年間の一括払いにすると10%の割引が入ります。

Q2. 公式が対応していないと明記している機能はありますか?

あります。サービス提供情報のページに、カンバン方式のボード表示、Google・Facebook・Microsoftのアカウント連携以外の外部サービスとの連携、iOS版とAndroid版の専用アプリの3つが、対応していない機能として一覧で挙げられています。スマートフォンからはブラウザ経由で利用できるとされています。

Q3. サービスが終了する予定はありますか?

2026年9月10日時点で公開されているサービス提供情報のページには、2026年8月現在提供中と明記されており、新規の登録も受け付けています。運営はブラビオ株式会社で、運営会社が変わった形跡は公開資料からは確認できませんでした。2024年にメールの送信者ドメインと提供ホストの変更が告知されています。

Q4. 代わりを探すとき、最初に何を決めればよいですか?

候補を集める前に棚卸しをしてください。過去1か月に実際に開いた画面と、実際に触った操作だけを書き出し、それ以外を条件から外します。残ったものが3つ以内に収まれば候補は自然に絞れます。10個残るようなら棚卸しができていないので、実際に触ったかどうかでもう一度見直してください。

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