Brabioの料金と無料で使える範囲 2026|人数で決まる階段
Brabioの料金を調べていて手が止まるのは、多くの場合「1人あたりいくら」ではなく「何人まででいくら」という形で並んでいるからです。同じ道具どうしを比べようとすると、単位が違って計算が合いません。この記事では、公式のアップグレードページとサービス提供情報の記載をもとに、無料で使える範囲、有料プランの階段、課金の単位、締日と支払い方法までを1つずつ確かめられる形に整理します。数字はすべて2026年9月10日時点の公開ページの記載で、公式の表記どおり税込です。
人数で値段が決まる表が、なぜ読みにくいのか
この道具の料金表は、席の数ではなく定員で区切られています。10人まで、20人まで、30人まで、という階段です。1人あたりの単価で並んでいる道具に慣れていると、この形は一見すると比べにくく感じます。
読みにくさの正体は、階段の途中にいるときに割高になる点です。11人のチームだと、20人までの段を買うことになります。使っていない9席分も含めて払う形です。逆に、20人ちょうどなら1人あたりの負担はいちばん軽くなります。
ただし、この形には利点もあります。人が1人増えるたびに請求が変わらないので、月々の金額が読めます。出入りの多いチームだと、席単価の道具は毎月の請求額が動いて経理の手間が増えます。定員で区切られていれば、段を跨がない限り金額は同じです。どちらが良いかは、チームの人数が安定しているかどうかで決まります。
比較の前に、自分たちの人数がどの段のどこにいるのかを先に確かめてください。段の頭にいるのか、段の終わりにいるのかで、1人あたりの負担は2倍近く変わります。
無料で使える範囲を、3つの数字で押さえる
無料プランで押さえるべき数字は3つです。公式のサービス提供情報のページに、次のように記載されています。
・上限ユーザー数は5ユーザーまで ・プロジェクト数は無制限 ・標準のストレージ容量は50MBまで
この組み合わせは、他の道具と比べたときにかなり特徴的です。多くの道具では、無料プランで作れる箱の数に上限を置きます。この道具は箱の数を無制限にして、人数と容量だけで区切っています。
実務でどう効くかというと、案件ごとに箱を細かく分ける進め方が無料のままでもできます。設計、制作、確認で3つに分けても、案件が20件あっても、箱の数では止まりません。止まるのは人数と、添付したファイルの量です。
もう1つ、公式ページにはストレージオプションは有料プランのみの設定だと明記されています。つまり無料のままで50MBを増やすことはできません。50MBは、写真を数十枚上げれば埋まる量です。資料を板に置く運用をするなら、この数字が事実上の分かれ目になります。
なお、無料プランの書き出しにも回数の制限があります。公式ヘルプには、フリープランでは1日にのべ3回までの書き出しができ、有料プランでは無制限だと書かれています。報告のたびに表を書き出す運用をしているなら、ここも見ておいてください。
有料プランは、人数の階段になっている
有料は大きく3つの帯に分かれます。公式のサービス提供情報のページに載っている金額を、そのまま並べます。すべて税込の表記です。
| プラン | 月額 | 上限ユーザー数 | ストレージ |
|---|---|---|---|
| 無料プラン | 0円 | 5 | 50MB |
| プラン10 | 3,300円 | 10 | 1GB |
| プラン20 | 6,600円 | 20 | 1GB |
| プラン30 | 9,900円 | 30 | 1GB |
| プラン40 | 13,200円 | 40 | 1GB |
| プラン50 | 16,500円 | 50 | 1GB |
| プラン100 | 33,000円 | 100 | 1GB |
| プラン200 | 66,000円 | 200 | 1GB |
| プラン300 | 99,000円 | 300 | 1GB |
プラン10からプラン50までがエントリープラン、プラン100からプラン300までがミッドレンジプランという呼び方で案内されています。プロジェクト数はどの段でも無制限です。
表を縦に見ると、金額が定員に比例していることが分かります。10人で3,300円、20人で6,600円、100人で33,000円。公式のアップグレードページにも、その考え方がそのまま書かれています。
アップグレード料金は 1ユーザあたり300円 とリーズナブル。年間一括払いだと10%のディスカウントがあります。 出典: brabio.jp
つまり定員で区切られてはいますが、単価の考え方は1人あたり300円で一貫しています。段が上がっても単価が下がる仕組みにはなっていません。
1人あたりに直すと、階段のどこが損か
定員の表を、実際の人数で割り直してみます。ここが判断のいちばん実用的な部分です。
11人のチームがプラン20を使う場合、月6,600円を11人で割ると1人あたり600円です。定員いっぱいの20人で使う場合は330円になります。同じプランでも、負担は2倍近く違います。
6人のチームだとどうか。5人までなら無料ですが、6人目が入った瞬間にプラン10が必要になり、月3,300円です。1人あたり550円になります。5人から6人に増えるだけで、無料から月3,300円に跳ねる。ここがこの料金表でいちばん大きな段差です。
実務での判断は2つに分かれます。1つは、6人目を入れずに5人で運用する形です。閲覧だけの人を入れないで済むなら選べます。もう1つは、素直に上がって10人まで使い切る形です。どうせ払うなら、これまで板に入れていなかった人も入れてしまったほうが、1人あたりの負担は下がります。
この計算をするときに忘れやすいのが、外の会社の人の扱いです。取引先や協力会社の人も定員に数えられるのかどうかは、契約の前に問い合わせて確かめてください。外部の人を5人入れる前提なら、どの段を選ぶかが変わります。
年間一括払いの割引と、その代わりに固定されるもの
年間一括払いにすると10%の割引になります。公式のサービス提供情報のページには、年額が月額の12か月分の90%で算出されていることと、各段の年額が併記されています。
| プラン | 月額の12か月分 | 年間一括払い | 差額 |
|---|---|---|---|
| プラン10 | 39,600円 | 35,640円 | 3,960円 |
| プラン20 | 79,200円 | 71,280円 | 7,920円 |
| プラン30 | 118,800円 | 106,920円 | 11,880円 |
| プラン40 | 158,400円 | 142,560円 | 15,840円 |
| プラン50 | 198,000円 | 178,200円 | 19,800円 |
| プラン100 | 396,000円 | 356,400円 | 39,600円 |
| プラン200 | 792,000円 | 712,800円 | 79,200円 |
| プラン300 | 1,188,000円 | 1,069,200円 | 118,800円 |
割引の額だけ見ると迷わず年払いに見えます。ただし、年間契約には人数を減らすタイミングの制約があります。公式の特定商取引法に基づく表記には、年間契約で銀行振込の場合、更新の際は翌年の起算月の前々月25日から前月24日までが次年のプラン設定期間になり、この期間以外にプランを減数することはできない、という趣旨の説明が置かれています。
つまり、途中で人が減っても段を下げられない期間があります。増やす方向については、毎月24日を締日として、その翌月から次の起算月までの残月数に対する増加分だけを支払う形が示されています。増やすのは途中でもでき、減らすのは決まった時期だけ、という設計です。
判断の目安としては、1年後の人数が読めるなら年払い、出入りが激しいなら月払いです。チームの人数が読めない段階で年払いを選ぶと、割引分より使わない席の分のほうが高くつくことがあります。
課金の単位は「グループ」。ここを外すと計算が合わない
この料金表でいちばん誤解されやすいのが、課金の単位です。公式ヘルプには、利用料金はグループ単位で課金されると明記されています。たとえばグループAとグループBが無料プランで、グループCがプラン10だった場合、料金が発生するのはグループCだけです。
そして、プロジェクトは各グループに紐づいています。グループAとグループBで作ったプロジェクトは、グループCでは利用できません。つまりグループは、会社や部署のような「別々の入れ物」です。
これが料金の計算にどう効くかというと、部署ごとにグループを分けている場合、プランも部署ごとに選ぶことになります。全社で60人いても、営業部15人と制作部20人と管理部10人が別々のグループなら、プラン20とプラン20とプラン10を買う形になり、月6,600円と6,600円と3,300円で合計16,500円です。全社を1つのグループにまとめてプラン100を買うと33,000円なので、分けたほうが安くなります。
逆に、部署をまたいで同じプロジェクトを見たいなら、同じグループに入れる必要があります。安さを取るか、横断で見られることを取るか。この選択が料金の設計そのものになります。導入の前に、どの単位でグループを切るかを先に決めてください。後から分け直すと、プロジェクトが引き継げません。
ストレージは、添付ファイルだけを数える
容量の数え方にも決まりがあります。公式のアップグレードページには、ストレージは添付したファイルのみをカウントすると書かれています。タスクの名前やコメントの文字は容量として数えない、という意味に読めます。
有料プランの標準は1GBまでで、追加のオプションが2つ用意されています。
| オプション | 容量 | 月額の追加料金 |
|---|---|---|
| 標準 | 1GBまで | 0円 |
| 5GBオプション | 5GBまで | 1,100円 |
| 10GBオプション | 10GBまで | 1,650円 |
1GBという数字の実感を持っておくと判断が速くなります。一般的な事務の書類なら数千枚分ですが、現場の写真や印刷用のデータが混ざると一気に減ります。1枚5MBの写真なら200枚で埋まります。
現実的な使い方は2つです。資料は別の保管場所に置いて板にはリンクだけを貼るか、追加のオプションを買って板に直接置くか。月1,100円で5GBまで伸びるので、写真を扱う仕事なら買ってしまったほうが管理は楽です。ただし、前述のとおり容量はグループ全体で数えます。無料に戻す判断をするときに、この合計が効いてきます。
締日と課金開始の日を、先に手帳に書く
金額そのものより事故が多いのが、日付の扱いです。公式ヘルプと特定商取引法に基づく表記の両方に、締日の説明が置かれています。
翌月以降の有料課金の締切は、前月の25日午前0時、つまり24日の24時です。この日までに有料プランを設定すると、翌月分が課金の対象になります。そして、変更した当月は無料で使えます。
具体的には、8月1日に有料プランを設定した場合、8月中は無料で使えて、銀行振込なら請求書が8月26日前後に届き、それが9月分です。クレジットカードの場合は、最初の引き落としが9月1日になる、という説明が公式ヘルプにあります。特定商取引法に基づく表記のほうでは、カードの月額払いについて課金対象月の2日に決済すると書かれています。
逆向きの日付も大事です。公式のアップグレードページには、毎月24日までに無料プランに戻せば翌月の支払いは発生しない、と書かれています。つまり試すだけなら、月の初めに上げて24日までに戻せば費用をかけずに済む可能性があります。この日付を手帳に書いておかないと、戻し忘れて1か月分が発生します。
試用の計画を立てるなら、上げる日と戻す日をセットで決めてカレンダーに入れてください。これだけで無駄な支払いがほぼ無くなります。
支払い方法で、変わること
支払い方法は2つです。公式のサービス提供情報のページには、クレジットカード決済と銀行振込が挙げられています。カード決済については、PayPalを使う形で、月額契約のみ対応と記載があります。
この記載が意味するのは、年間一括払いを選ぶなら銀行振込になる可能性が高いということです。年払いの割引を取りたいなら、請求書を受け取って振り込む流れを社内で通せるかどうかを先に確かめてください。振込手数料は利用者の負担だと特定商取引法に基づく表記に書かれています。
銀行振込の場合の請求書は郵送です。月額契約なら課金対象月の前月26日前後に届き、課金対象月の末日までに振り込む流れになります。経理の締めが月初にあると、この受け取りのタイミングが合わないことがあります。担当者に先に伝えておくと、支払い漏れを防げます。
問い合わせの窓口は、公式ページにメールアドレスと電話番号が公開されていて、営業時間は平日の10時から18時(祝日と年末年始を除く)と記載されています。見積もりや契約の形を相談するなら、この時間内に連絡する形になります。
無料に戻す条件と、返金の扱い
畳むときの条件は、金額より先に確かめておくべき項目です。公式ヘルプには、有料プランから無料プランへ切り替えるには、そのグループのメンバー数を5人以下にし、かつ添付資料などのストレージのデータ量を50MB以下にする必要があると書かれています。容量はグループ全体で数えます。
つまり、人を減らすだけでは戻れません。添付ファイルを削除するか、別の場所へ移して50MB以下にする作業が要ります。1GBまで使っていたなら、この整理にそれなりの時間がかかります。無料に戻す予定があるなら、板に上げるファイルを最初から絞っておくほうが後が楽です。
もう1つの畳み方は、グループそのものを削除する形です。公式ヘルプには、グループを削除することでも課金を停止できるが、その場合はグループ内にあるすべてのデータが削除されると明記されています。戻せません。
返金については、特定商取引法に基づく表記に、契約期間中の解約はグループの削除によって任意の時点で行えるが、残る契約期間に対する返金は承っていない、と書かれています。年間一括払いで払った後に途中でやめても、残りは戻らないという前提で判断してください。
払う前に、無料のままで確かめられること
有料に上げる判断は、試してからで間に合います。無料のままで確かめられることが、思ったより多いからです。
まず、板の形が自分たちの進行に合うかは5人で分かります。案件を1つ選んで、工程を並べて、担当者を割り当てて、2週間回してみる。この間に更新が止まるようなら、プランを上げても止まります。逆に5人で回ったなら、人数を増やしたときに困るのは席の数だけです。
次に、書き出した表が報告に使えるかも無料で確かめられます。1日3回までという制限はありますが、1回書き出して上司や発注元に見せてみれば、そのまま報告に使えるかどうかは判断できます。ここで「結局作り直すことになる」と分かったなら、有料に上げても報告の手間は減りません。
最後に、外の会社の人を招いたときの見え方です。公式ヘルプには、招くときに権限の種類を選べる仕組みが説明されていて、招かれた人には割り当てられた範囲だけが見える形になります。取引先に見せてよい範囲を作れるかどうかは、無料の5人枠のうち1つを使って確かめられます。
この3つを確かめてから上げると、払った後で「思っていたのと違う」となる確率がかなり下がります。上げるのはいつでもでき、しかも変更した当月は無料で使えると公式に書かれています。急いで上げる理由はありません。
51人を超えるときと、301人を超えるとき
公開されている表は300人までです。それを超える場合の扱いも案内されています。
公式のアップグレードページには、51人以上で使う場合は相談すればディスカウントプランが用意されている、という趣旨の記載があります。表の上ではプラン100が33,000円ですが、60人で使うなら個別に相談する余地があるということです。
301人以上、またはカスタマイズが必要な場合はエンタープライズプランになり、価格は非公開で個別の見積もりになると記載されています。連絡先として電話番号とメールアドレスが公開されています。
この構造から読み取れるのは、表に出ている金額は中小規模向けの標準価格で、大きな規模では交渉の余地があるということです。50人を超える検討をしているなら、表の金額をそのまま予算に置く前に一度問い合わせる価値があります。逆に、50人までなら表のとおりで、値引きの交渉をする場面はほとんどないと考えておくのが現実的です。
提供の状況と、料金が変わる兆しを4点で見る
料金を見るときは、金額だけでなく前提が生きているかも確かめます。終了していないか、新規の受付を止めていないか、運営会社が変わっていないか、料金を改定していないか。この4点です。
提供の状況については、公式にサービス提供情報というページが用意されていて、最終更新日が2026年8月7日、2026年8月現在で提供中である旨が明記されています。新規の申し込みも通常どおり受け付けられており、受付停止の告知は見当たりませんでした。
運営会社は、公式の会社概要ページによると、2009年5月に設立された東京都新宿区の会社です。事業内容や所在地、代表者の記載があり、運営主体が変わったことを示す記載は見当たりませんでした。
料金の改定については、公開されているページに改定の履歴は見当たりませんでした。ただし、締日について2012年11月30日に締日を末日から変更したという注記がアップグレードページに残っています。条件が動くことはある、という前提で見ておくのが安全です。契約の前に、そのときのページで金額を再確認してください。
3つの規模で、年間いくらになるかを試算する
判断を早めるために、よくある3つの規模で年間の負担を出しておきます。金額は公式ページの記載をもとにした計算で、税込です。
1つ目、社内6人だけのチーム。5人を超えるのでプラン10になり、月3,300円、月払いで年39,600円です。年間一括払いなら35,640円。1人あたりに直すと年5,940円、月にして495円です。使わない4席分を抱える形になるので、割高に見えます。ただしプロジェクト数が無制限なので、案件をいくら分けても金額は変わりません。
2つ目、社内12人と外の会社の人3人で、合わせて15人。プラン20に入り、月6,600円、年間一括払いなら71,280円です。1人あたり年4,752円、月にして396円。定員の20人に近づいたぶん、負担が下がります。外の人を定員に数えるかどうかは契約前に確かめる必要がありますが、数える前提で計算しておくと予算が崩れません。
3つ目、部署をまたいで45人。プラン50に入り、月16,500円、年間一括払いなら178,200円です。1人あたり年3,960円、月にして330円。ここまで来ると単価は下限に近づきます。
この3つを見比べると、段の定員に対して実人数が何割かで負担が決まることが分かります。目安として、定員の6割を切っている状態が続くなら、1つ下の段に収まるように使い方を見直す価値があります。逆に定員の9割を超えているなら、人が1人増えた瞬間に段が上がる前提で予算を組んでおいてください。
稟議に出すときに、金額以外で聞かれること
社内で承認を取る場面では、金額と同じくらい別の項目を聞かれます。あらかじめ答えを用意しておくと、往復が1回で済みます。
よく聞かれるのは4つです。1つ目、データがどこに置かれるか。公式サイトには、クラウドの基盤にGoogleのプラットフォームを使っていて、データはその中に格納されている、という趣旨の説明があります。2つ目、誰が運用しているか。公式サイトには、すべてのシステム運用を自社内で完結しているという記載があります。3つ目、記録が残るか。あしあと機能として、閲覧、作成、更新、削除、コメント、ファイルの上げ下ろし、メンバーの追加や権限の変更まで記録される旨が公開されています。4つ目、アクセスを絞れるか。IPアドレスによる制限は有償プランのみと明記されています。
この4つ目が費用の判断に関わります。接続元を制限したい社内規程があるなら、無料プランでは条件を満たせません。人数が5人以下でも有料に上げる理由になります。
契約の相手方や支払いの条件は、特定商取引法に基づく表記に一通り載っています。稟議の添付資料として、この1ページと料金プランのページを印刷しておくと、質問の大半はその場で片付きます。
他の道具と並べるときの、単位の揃え方
比較をするときにいちばん起きやすい失敗は、単位を揃えないまま金額だけを並べることです。揃えるべき単位は3つあります。
1つ目は、税の扱いです。この道具の表は公式に税込と明記されています。海外の道具は税別で表示されていることが多く、そのまま並べると10%ずれます。2つ目は、期間です。年払いの1か月あたりの金額と月払いの金額を混ぜると、1割の差が見えなくなります。3つ目は、人数の数え方です。定員で区切る型と席単価の型を比べるときは、必ず実人数で割り直してください。
揃えたうえで、もう1つ見ておくべきなのが「何で区切られているか」です。人数だけで区切られている道具なら、支払う金額と使える機能の関係は単純です。機能で区切られている道具だと、安いプランを選んだ人だけ画面が違い、説明の手間が毎月かかります。機能で絞らず、区切るのは人数とボードの数だけという作り方を選んでいる道具があるのは、この説明の手間を無くすためです。人数ごとの考え方は料金に、どの画面が誰でも使えるのかはできることに整理してあります。
区切り方の違いが、そのまま運用の手間になる
料金表の形は、そのまま日々の運用に跳ね返ります。定員で区切る型は請求額が読みやすい代わりに、段の頭では割高になります。席単価の型は人数に比例する代わりに、毎月の請求額が動きます。機能で区切る型は安く始められる代わりに、誰がどの画面を使えるのかを管理する仕事が増えます。
候補を並べて確かめるなら、比較の資料が近道です。板に貼って動かす形の無料の範囲を見たいならTrelloとの比較、依頼と承認の流れを重く作る道具と人数の増え方を比べたいならAsanaとの比較、文書と台帳を同じ場所に置く形ならNotionとの比較が近い話題を扱っています。
人数の階段で値段が決まる型どうしを並べたいならmonday.comとの比較、開発の課題と記録を一緒に持つ形ならBacklogとの比較、国産の板型の道具を並べたいならJootoとの比較です。候補を一望したいときは比較の一覧から入れます。
すでに別の板型の道具でカードを貯めていて、費用を見直すついでに移すことも考えているなら、Trelloからの移行に自動で運べるものと手で作り直すものの切り分けを書いてあります。社内の承認でデータの置き場所を聞かれたときは安全性の考え方を、人数の数え方や外部の人の扱いなど契約前の細かい点はよくある質問を見てください。最後に1つだけ実務の助言を書くと、料金の比較表を作るときは「今いる人数」ではなく「半年後にいる人数」で計算してください。段を1つ跨ぐかどうかで、年間の金額が数万円単位で変わります。
Q1. 無料プランではどこまで使えますか?
公式のサービス提供情報のページによると、無料プランは5ユーザーまで、プロジェクト数は無制限、標準のストレージ容量は50MBまでです。ストレージの追加オプションは有料プランのみの設定と明記されています。また公式ヘルプには、フリープランの書き出しは1日にのべ3回までと書かれています。
Q2. 料金はいくらで、どの単位でかかりますか?
2026年9月10日時点の公式ページでは、税込でプラン10が月3,300円(10ユーザーまで)、プラン20が月6,600円、プラン50が月16,500円、プラン100が月33,000円、プラン300が月99,000円です。課金の単位はグループごとで、無料のグループと有料のグループが混在していても、料金が発生するのは有料のグループだけです。
Q3. 年間一括払いにするとどれくらい安くなりますか?
月額の10%割引です。公式の記載では、プラン10が年35,640円、プラン50が年178,200円、プラン100が年356,400円となります。ただし年間契約には人数を減らせる期間の制約があり、更新の際の設定期間以外にプランを減数することはできないと特定商取引法に基づく表記に書かれています。
Q4. 有料から無料に戻すには何が必要ですか?
公式ヘルプによると、そのグループのメンバー数を5人以下にし、かつストレージのデータ量を50MB以下にする必要があります。容量はグループ全体で数えます。グループを削除する方法でも課金は止まりますが、その場合は中のデータがすべて削除されます。残る契約期間に対する返金は承っていないと記載されています。