Elegantt for Trelloの代替|終了後にガントを引き直す3つの道
elegantt for trello 代替と検索する人の多くは、ある日ボードを開いたらガントチャートが表示されなくなっていた、という状態から入ってきます。結論を先に書くと、このサービスはすでに提供を終えており、復活を待つ選択肢はありません。取れる道は3つあり、それぞれ費用と手間が違います。この記事では、まず終了の事実を公式の表示で確認したうえで、何を代わりに置くかを決めるための判断材料を並べます。乗り換えなくてよい場合も先に書きます。
事実の確認から始める。サービスはすでに終了している
Trello のボードに帯状のガントチャートを重ねて表示する Power-Up として広く使われていたこのサービスは、公式サイト上で提供終了を告知しています。現在サイトを開くと、ドメインの売却先を探す旨の表示とともに、次の一文が掲示されています。
Elegantt service has been shutdown since the 31th of December 2023. 出典: elegantt.com
同じ画面には提供期間が2015年から2023年と示されており、あわせて Trello 側のタイムライン機能を試すよう促す案内が置かれています。つまり、開発が止まっているのではなく、事業として畳まれた状態です。ここを最初に確認しておくのは、代替を探す作業の中で「使えるという記事」に行き当たることがあるためです。ウェブ上の紹介記事や比較記事は更新されないまま残ることが多く、終了したサービスの手順書が上位に出続けることは珍しくありません。判断の材料にするなら、提供元のサイト本体を直接見るのが確実です。
ここから先に進むために、まず整理してほしいことがあります。 それは、このPower-Upで実際に何をしていたのか、という点です。ガントチャートという言葉は広く、人によって使っていた機能がかなり違います。よく挙がるのは次の4つです。
・カードの期限を横棒として時間軸に並べ、全体の重なりを見ること ・カードとカードのあいだに前後関係の線を引き、依存を表現すること ・棒をドラッグして期限をまとめてずらすこと ・担当者ごとの負荷、つまり誰にいつ仕事が寄っているかを見ること
このうち、1つ目だけが必要なのか、2つ目まで要るのか、4つ目まで要るのかで、選ぶべき代替はまったく変わります。全部が揃った道具を探すと選択肢は一気に狭まり、費用も上がります。逆に、実際には1つ目しか使っていなかったという例も多く、その場合は費用をかけずに解決します。
道1: Trello のタイムラインビューに寄せる
いちばん移動距離が短いのは、Trello 自身が持つビューに寄せる方法です。公式の料金ページによると、カレンダー、タイムライン、テーブル、ダッシュボード、マップといったビューは PREMIUM プラン以上に含まれています。
料金は公式の日本語の料金ページで確認できます。2026年9月時点の表示は次のとおりです。金額は米ドルで、年間一括払いを選んだ場合のユーザーあたり月額です。
| プラン | 月額(年払い時) | 月払いの場合 | 主な位置づけ |
|---|---|---|---|
| FREE | 0ドル | 0ドル | ワークスペースあたり10コラボレーターまで |
| STANDARD | 5ドル | 6ドル | ボード数の制限が外れる |
| PREMIUM | 10ドル | 12.50ドル | タイムラインなどのビューが加わる |
| ENTERPRISE | 17.50ドル | 年額210ドル | 管理機能とセキュリティが加わる |
無料のプランでできる範囲も、同じページに書かれています。ワークスペースあたり最大10枚のボード、カードは無制限、1ボードにつき Power-Up は無制限、ファイルは1つあたり10MBまで、自動化のコマンド実行はワークスペースあたり月250回まで、という区切りです。日本円での請求額や税の扱いは申し込み画面で確認する必要があり、公開ページの表示だけでは分かりません。プランの内容は変わるため、契約前に必ず公式ページで最新の表示を見てください。
この道を選ぶかどうかの分かれ目は人数です。5人のチームなら PREMIUM は月50ドル、20人なら月200ドルです。ガントの表示のためだけに全員分を上げるのか、それとも見る人だけを別の場所に集めるのか。ここで悩む声はよく聞きます。なお、ビューを使うにはワークスペース全体をプランに上げる必要があるため、1人だけ上げて共有するという形は取れません。
費用を上げずに済ませたい場合の工夫もあります。ガントの表示は「期限の重なりを見る」ためのものなので、目的が全体の締まり具合の把握だけなら、カレンダーの形でも用は足ります。カレンダー表示を提供する Power-Up を無料の範囲で足し、月の枠でカードの締め切りを並べる形にすると、少なくとも同じ週に締め切りが3件重なっているという事実は見えます。棒の長さで期間を表現できない代わりに、追加費用がかかりません。
もう1つは、見る人と書く人を分ける方法です。日々カードを動かす人だけが道具の中に入り、状況を把握したいだけの人には週に一度の書き出しを渡す。この形なら課金対象の人数を抑えられます。ただし、渡した資料はその瞬間で止まるため、変化が速いチームでは古い情報を見て判断する事故が起きます。人数が10人を超えるあたりから、この方式は割に合わなくなることが多いです。
この道が向いているのは、Trello の使い方そのものに不満がないチームです。 カードの書き方も、ラベルの運用も、自動化も、いま動いているものをそのまま使い続けられます。乗り換えは、いま動いているものを全部作り直す作業でもあります。動いているなら、動かさないほうが安いという判断は十分に合理的です。
ガントが役に立たなくなる原因は、表示ではなく入力にある
代替を探す前に、一度立ち止まる価値のある話をします。ガントチャートの表示を取り戻しても、以前と同じように使われない例がかなりの割合であります。原因は表示側ではなく、入力側にあります。
ガントチャートが成立する条件は3つです。第一に、カードに期限が入っていること。第二に、期間の始まりも入っていること。第三に、その期限が実態に合わせて更新されていること。この3つが揃って初めて、時間軸に並べた棒が現実を表します。
現実には、次のような状態のボードが多く見られます。期限が入っているカードは全体の3割程度で、残りは期限なし。入っている期限も、着手予定日ではなく「なんとなくこの辺」で置かれたまま更新されていない。この状態でガントを表示すると、棒がまばらに並んだ、実態を映していない図が出てきます。それを見た人は、次から見なくなります。
だから代替を選ぶときに本当に見るべきなのは、表示の美しさではなく、期限を入れる手数です。カードを開いて日付を選ぶまでに何回クリックするか、一覧の画面から直接編集できるか、動かした結果が他の人の画面に何秒で反映されるか。ここが軽い道具は期限が埋まり、重い道具は埋まりません。
もう1つ、期限を入れる文化を作るには、期限の意味を1つに決めておく必要があります。納品日なのか、作業を終える日なのか、レビューを出す日なのか。人によって解釈が違うまま入力すると、並べた棒の意味がばらばらになります。ここは道具ではなく取り決めの問題で、乗り換えでは直りません。逆に言えば、取り決めを直すついでに道具を替えると、両方が一度に片づきます。
道2: 別の Power-Up でガントの表示を足す
Trello の Power-Up には、ガントチャートやタイムラインの表示を提供するものが複数あります。無料プランでも1つのボードにつき Power-Up の数に制限がないため、追加すること自体は妨げられません。
ただし、この道を選ぶときは確かめておくべきことが3つあります。
1つ目は、そのPower-Up自体の料金です。 Trello の料金とは別に、Power-Up の提供元へ支払う料金が発生するものが大半です。ユーザー単位で課金されるものもあれば、ボード単位のものもあります。Trello の PREMIUM に上げるのと、Power-Up に払うのと、どちらが安いかは人数によって逆転します。
2つ目は、提供元が続く見込みです。 今回の件がまさにそうであるように、Power-Up は個人や小規模な会社が提供していることがあり、事業として畳まれると、その日から表示が消えます。乗り換え先を選ぶときに、更新履歴と提供元の情報を見ておく価値はあります。更新が数年止まっているものは、同じことが起きる可能性を織り込んでおいたほうがよいです。
3つ目は、データの持ち方です。 Power-Up が期限や依存関係をどこに保存しているかは実装によって違います。Trello のカード側の期限を読んでいるだけなら、Power-Up を外しても情報は残ります。一方、Power-Up の側にだけ依存関係を持っている場合、外した瞬間にその情報は取り出せなくなります。導入前に、書き出しの手段があるかを確認しておくと、次に何かあったときに困りません。
Power-Up を探す場合は、Trello の管理画面から Power-Up の一覧を開いて、カテゴリで絞り込むのが確実です。検索エンジンで見つけた紹介記事は、今回のように終了済みのものを載せたままになっていることがあります。
候補が複数見つかったら、比べる前に試す順番を決めておくと早く終わります。おすすめは、いちばん条件が厳しいボード、つまりカードが多くて担当者が分かれているボードで先に試すことです。小さくてきれいなボードでは、どの Power-Up も問題なく動いて差が出ません。カードが100枚を超えたあたりから、表示の遅さや、期間の指定の仕方の違いが表面化します。差が出るところで比べないと、選んだあとに後悔することになります。
道3: ガントを最初から内蔵した道具へ移す
3つ目は、Trello を離れて、板と時間軸の両方を最初から持っている道具に移す道です。Power-Up を足し続ける形と違って、表示のために別の契約を積み上げなくて済みます。
移るかどうかを決める前に、いまのボードで何が起きているかを数えてみてください。判断が早くなります。
・使っているボードの数。ワークスペースあたり10枚の枠に当たっているか ・ボードを見る人の数。編集する人と、見るだけの人の内訳 ・Power-Up の数と、それぞれに払っている額の合計 ・期限が入っているカードの割合。半分を切っているなら、そもそもガントを引く材料が足りていません
4つ目は見落とされやすい点です。ガントチャートが役に立たないと感じる原因の多くは、表示の道具ではなく、期限が入っていないことにあります。道具を替えても、期限が埋まらなければ同じ空白の表ができます。
移り先を検討する場合、設計思想の違いを先に押さえておくと選びやすくなります。付箋を並べる形から出発して拡張していく作りと、最初から複数の表示形式を持っている作りでは、増えたときの費用の伸び方が変わります。それぞれの違いは比較の一覧に整理してあります。いま使っているものとの1対1の比較はTrelloとの比較にあり、課題管理とバージョン管理を中心に据えた作りとの違いはBacklogとの比較、文書とデータベースを同じ画面で扱う作りとの違いはNotionとの比較にまとめています。仕事の割り当てと進行の管理を主軸に置いた作りとの違いはAsanaとの比較、国内で使われている板型の道具との違いはJootoとの比較で確認できます。
依存関係の線は、本当に必要か
代替を選ぶときにいちばん選択肢を狭めるのが、カードとカードを線で結ぶ依存関係の機能です。この機能を必須にすると、候補は一気に減り、料金も上がります。だから、必要かどうかを先に決めておく価値があります。
依存関係が本当に効くのは、前の作業が終わらないと次が物理的に始められない仕事です。建設の工程、製造の段取り、承認を挟む手続きなどが該当します。この場合、前が3日遅れたら後ろも3日ずれる、という自動的な追随に意味があります。
一方で、制作や開発の現場では、線を引いても実態と合わないことがよくあります。デザインが完成していなくても実装は始められる、原稿が確定していなくても図版は進められる、という重なりが日常的に起きるためです。線を引いた瞬間に「終わっていないから始められない」という表現になり、実際の進み方と食い違います。この状態で線を維持し続けるのは、そこそこの手間です。
依存を線で描かない代わりの表現もあります。カードの説明の先頭に前提を1行書く、リストの並びで順序を示す、待ちの状態を1つの列として置いて滞留を見えるようにする。線ほど厳密ではありませんが、更新が軽いぶん続きます。前後関係を厳密に管理したいのが工程表の一部だけなら、その部分だけを別の表で持ち、日々の進行は板で回す形が現実的です。
判断の目安は、依存の線を実際に何本引いていたかです。 数本しかなかったなら、その機能のために月額を上げる必要はありません。数十本を維持していて、しかもそれが更新されていたなら、その機能は本当に使われていたということなので、候補を絞る条件に入れて構いません。
終了するサービスを見分ける4つの兆候
同じことをもう一度経験しないために、次に選ぶ道具で見ておきたい点をまとめます。今回の件は特殊な事故ではなく、小規模な提供元のアドオンでは起こりうることです。
・更新の記録。最後の更新がいつかを確認します。2年以上止まっているものは、事実上の保守停止と考えたほうが安全です ・提供元の情報。会社名、所在地、問い合わせ先が明記されているか。連絡先が個人のメールアドレスだけの場合、事業としての継続性は読みにくくなります ・料金の変化。無料の範囲が急に広がった、あるいは新規の申し込みが止まった、という動きは節目のことがあります ・データの出口。書き出しの機能があるかどうか。無い道具は、終了したときに情報ごと消えます
兆候が揃っていたからといって、すぐに使うのをやめる必要はありません。重要なのは、止まったときにどうするかを先に決めておくことです。書き出しを月に一度取っておく、その道具にしか無い情報を増やさない、といった備えがあれば、突然の終了は不便で済みます。備えが無いと、同じ出来事が事故になります。
この4つは、代替先を選ぶときのチェックにも使えます。特に4つ目は重要で、出口があることを確認してから入るのが原則です。出口を確認しないまま情報を積み上げると、次に何かあったときにまた同じ手作業をすることになります。
なお、今回のように提供元が終了を告知して畳んだ場合、告知から実際の停止までに猶予期間が設けられることがあります。すでに停止している場合でも、Trello 側のカードに書かれた期限やラベルは残っています。消えたのは重ねて表示していた層だけで、土台の情報は無事だという点は、落ち着いて確認しておく価値があります。
移行で失うものを先に見ておく
移る道を選ぶ場合、失うものを先に把握しておくと、途中で止まらずに済みます。実際に持ち出せるものと持ち出せないものは、はっきり分かれます。
持ち出しやすいのは、カードの表題、説明、期限、ラベル、リストの並びです。 これらは構造が単純なので、書き出しにも取り込みにも乗ります。文字と日付だけでできているものは、形式が違っても対応づけができるためです。
持ち出しにくいのは、次のものです。
・コメントの履歴。誰がいつ何を書いたかを保ったまま移せる形は限られます ・添付ファイル。実体を別に落として、移り先に上げ直す作業が発生します ・自動化の設定。書き方が道具ごとに違うため、作り直しになります ・Power-Up が独自に持っていた情報。前述のとおり、外に出せない場合があります
取り込みの機能があるかどうかも確認が要ります。どの道具からでも自動で移せるわけではなく、対応している出発点は限られているのが普通です。自動で取り込める範囲と、手で作り直す必要がある範囲についてはTrelloからの移行にまとめています。移行の対象になっていない道具から移る場合は、書き出したファイルを見ながら手で並べ直すことになります。カードが数百枚ある場合、この作業は半日から1日かかると見込んでおいたほうが安全です。
移行の時期にも向き不向きがあります。案件の切れ目、期の変わり目、大きな納品の直後は、動いているカードが少ないため移しやすい時期です。逆に、締め切り直前に道具を替えると、慣れない画面と締め切りが重なって混乱します。移行の作業そのものより、慣れるまでの数日で判断が遅れることのほうが影響が大きく、その数日を余裕のない時期に重ねるのは避けたほうが賢明です。
あわせて、誰が移行作業をするかも決めておきます。手が空いている人に任せると、案件の中身を知らないまま並べ直すことになり、あとで直す作業が発生します。案件を担当している人が自分の分だけを移す形にすると、分担できるうえに中身の判断も正確になります。分担する場合は、列の名前と分類の付け方だけを先に統一しておいてください。ここが人によってばらつくと、移した先で同じ意味の列が複数できます。
移す場合の手順を6つに分ける
実際に別の道具へ移す場合、次の順で進めると途中で止まりにくくなります。順番を守る意味は、戻れる状態を保ちながら進める点にあります。
手順1は、いまのボードを書き出すことです。 Trello にはボードの内容を書き出す機能があり、カードの表題、説明、期限、ラベル、コメントが1つのファイルに出ます。移行するかどうかを決める前に、まずこれを手元に置いてください。判断が長引いても、書き出したファイルがあれば情報は失われません。
手順2は、要らないものを捨てることです。 完了して久しいカード、名前だけ残っている空のリスト、使われていないラベル。移行は棚卸しの機会です。全部をそのまま移すと、新しい場所も最初から散らかった状態で始まります。移す対象を、いま動いている案件と、参照する必要がある直近の完了分だけに絞ります。目安として、過去3か月より前の完了カードは移さず、書き出したファイルを保管しておくだけで足りることが多いです。
手順3は、列の設計をやり直すことです。 移行のときに、前の道具の列をそのまま再現する必要はありません。むしろ、いまの列が実態に合っているかを見直す好機です。滞留しているカードが多い列があれば、そこは工程ではなく待ちの発生点です。待ちを1つの列として独立させると、どこで止まっているかが見えるようになります。
手順4は、1つの案件だけを移して試すことです。 全部を一度に移すと、うまくいかなかったときに戻れません。動いている案件を1つ選び、両方に置いた状態で2週間並走させます。この間に見るのは、担当者が新しいほうを開いたかどうかです。
手順5は、添付ファイルの扱いを決めることです。 添付は自動では移らないことが多く、実体を落として上げ直す作業になります。ここで、そもそも添付を道具の中に置くべきかを考え直す価値があります。ファイル置き場を別に持ち、カードにはその場所へのリンクだけを書く形にしておくと、次に道具を替えるときの移行がずっと軽くなります。
手順6は、切り替えの日を決めて周知することです。 両方に書き込む期間が長く続くと、情報が二重になって信用が落ちます。並走は2週間程度で区切り、その日以降は古いほうを読み取り専用として残す、と決めておきます。古いほうを即座に消さないのは、参照が必要になったときのためです。
3つの道をどう選ぶか
最後に、選ぶための整理をしておきます。判断の軸は、人数、必要な表現、そしていまの道具への満足度の3つです。
いまの使い方に満足していて、人数が少なく、ガントの表示だけが欲しいなら、道1が最短です。 5人前後であれば、上位プランへの月額はガント表示のための道具を別に契約するのと大きく変わりません。移行の手間がゼロという点が効きます。
人数が多く、見るだけの人が半分以上を占めるなら、道1は割高になります。 人数で課金される仕組みでは、見るだけの人にも同じ単価がかかるためです。この場合は道3を検討する意味が出てきます。道具によっては、区切りの単位が機能ではなく人数とボードの数だけになっていて、機能で絞らず、区切るのは人数とボードの数だけという形を取っているものがあります。この形なら、ガントの表示のために上位プランへ移る必要はありません。何が使えるかはできることに、区切りの条件は料金に書いてあります。
依存関係の線や自動化を深く使い込んでいるなら、道2か道1が現実的です。 ここは正直に書いておきますが、板型の国産の道具は、外部サービスとの自動連携や、コードの管理まで含めた作りでは、専業の道具に及びません。リポジトリの機能を内蔵しているわけではなく、自動化の数で競う設計にもなっていません。画面の言語も日本語だけという場合があり、海外のメンバーがいるチームでは合いません。取り込みに自動で対応している出発点も限られています。ここが必要なチームは、無理に移るより、いまの道具の上位プランに払うほうが結果的に安く済みます。
社外の人と同じ板を見ているなら、招待の条件を必ず確認してください。 発注元や協力会社をボードに入れている場合、その人たちが課金対象になるかどうかで総額が大きく変わります。閲覧だけの権限を無料で用意している道具もあれば、編集も閲覧も同じ単価で数える道具もあります。ここは公開されている料金ページに書かれているので、契約前に読めば分かります。逆に、読まずに人数だけで見積もると、請求の段階で想定と食い違います。
判断がつかない場合は、1つのボードだけで2週間試すのが早いです。 全部を移す必要はありません。動いている案件を1つだけ移して、期限の入り方と、担当者がカードを動かすかどうかを見ます。動かなければ、道具ではなく運用に原因があります。その場合は乗り換えても同じ結果になるので、先に運用を直したほうが得です。
社外のメンバーを入れる場合の権限の考え方や、データの置き場所については安全性の考え方に整理があります。導入前によく出る疑問はよくある質問にまとめてあり、それでも判断が残る場合はお問い合わせから個別に確認できます。終了したサービスの代わりを探す作業は、突然に始まる分だけ焦りやすいものです。ただ、いま止まっているのは表示の部分だけで、カードそのものは残っています。急いで全部を移すより、何を見たかったのかを一度書き出してから決めるほうが、結果的に早く落ち着きます。
Q1. Elegantt for Trello はいつ終了したのですか?
提供元の公式サイトには、2023年12月31日をもってサービスを終了した旨が掲示されています。あわせて提供期間が2015年から2023年と示され、ドメインの売却先を募る表示も出ています。再開の予定を示す案内は見当たらないため、復活を待つ前提での計画は立てないほうが安全です。
Q2. Trello でガントチャートを見るには有料プランが必要ですか?
公式の料金ページでは、タイムラインを含むビューは PREMIUM プラン以上に含まれると案内されています。2026年9月時点の表示で、PREMIUM は年間一括払いの場合にユーザーあたり月10ドルです。無料プランでも Power-Up は1ボードにつき制限なく追加できるため、外部のPower-Upで表示を足す方法もあります。
Q3. Power-Up を使う方法と、別のツールに移る方法はどちらが安く済みますか?
人数で逆転します。少人数で必要な表示が限られているならPower-Upの追加が安く、見るだけの人が多い場合はユーザー単位の課金が積み上がるため、区切りが人数とボードの数だけになっているツールのほうが安くなることがあります。まず編集する人と見るだけの人の内訳を数えてください。
Q4. 別のツールへ移すとき、何が引き継げませんか?
表題、説明、期限、ラベル、リストの並びは移しやすい一方、コメントの履歴、添付ファイルの実体、自動化の設定、Power-Upが独自に保存していた情報は引き継げないことが多いです。移行前に添付を手元へ落とし、自動化の設定を書き出して控えておくと、作り直しの手間が読めます。