Jiraの料金と無料で使える範囲 2026年版|人数とプランで開くもの
Jiraの料金を調べる人の多くは、いま無料の範囲で回していて、そろそろ人が増えるか、あるいは請求書の金額を誰かに説明しなければならない立場にいます。金額そのものは公式の料金ページに全部並んでいるので、探すのに苦労はしません。読みづらいのは、どの上限に当たったときに次のプランへ動くことになるのか、という部分です。この記事では、2026年9月10日時点で日本語の料金ページに掲載されている数字をそのまま並べたうえで、人数とプランで何が開くのかを整理します。
料金ページに並んでいる4つのプランを、数字だけで先に並べる
日本語の料金ページには、Free、Standard、Premium、Enterpriseの4つが並んでいます。月額請求で表示したとき、Freeは0円、Standardは1ユーザーあたり月額1,085円、Premiumは1ユーザーあたり月額1,987円です。Enterpriseだけは金額が出ておらず、年間請求に切り替えて問い合わせる形になっています。
年間請求に切り替えると割引が入ります。料金ページの請求切り替えには「最大 17% 割引」と添えられています。年間請求の表示は1ユーザーあたりの単価ではなく、選んだチーム規模での年額合計に変わるため、同じ画面のまま単価だけを比べようとすると混乱します。単価を比べたいときは月額表示のまま、総額を見たいときは年間表示に切り替える、と使い分けたほうが早いです。
無料の範囲については、料金ページに次のように書かれています。
最大 10 ユーザーが永久に無料 出典: atlassian.com
「永久に無料」という言葉は、期限付きの試用ではないという意味です。30日で止まる類のものではありません。ただし人数の上限がそのまま無料の上限になっているので、チームが11人目を迎えた瞬間に選択を迫られます。ここが最初の分かれ道になります。
なお、この記事の金額はすべて2026年9月10日に日本語の料金ページで確認したものです。税の扱いについては料金ページ上に明記が見当たらなかったため、税抜か税込かは公開資料では確認できませんでした。実際に稟議へ載せる金額は、見積もりか請求画面で確かめてください。プランの構成も価格も、事業者の都合で変わります。
無料で使える範囲は、人数だけで決まっているわけではない
Freeプランに付いているものを料金ページから拾うと、目標とプロジェクトとタスクとフォームが無制限、バックログ、リスト、ボード、タイムライン、カレンダー、要約の各ビュー、レポートとダッシュボード、1サブスクリプションあたり月150の自動化ステップ、2GBのストレージ、コミュニティによるサポート、そして最大10ユーザーです。
見落とされやすいのが、人数以外の上限です。機能比較の表には、メール通知件数の上限として1日あたり100件と書かれています。無制限になるのはStandard以上です。作業項目が増えて通知の宛先が広がると、この100件はあっさり埋まります。通知が飛ばなくなると、担当者は「連絡が来ていない」と受け取るので、進行のとりまとめをしている人のところに問い合わせが集まります。人数が10人以下でも、通知の本数で先に壁に当たることがある、という点は知っておく価値があります。
ストレージの2GBも、資料の受け渡しに使い始めると早いです。設計書や写真や動画が添付されるようになると、10人でも数か月で埋まります。Standardでは250GB、Premium以上では無制限のファイル・ストレージ、と表に書かれています。桁が大きく変わるので、添付を運ぶ道具としても使うつもりなら、無料のまま長く走らせる前提は置かないほうがよいです。
サポートも違います。Freeはコミュニティ・サポートだけで、Standardになると現地営業時間、料金ページの表記では9時から17時のサポートが付きます。困ったときに誰かに聞ける窓口があるかどうかは、道具を入れる側の心理的な負担に直結します。1人で導入を背負っている場合は、金額よりここが効くことがあります。
10人を超えた瞬間に何が起きるか
11人目を招いた時点で、Freeのままでは全員が入れません。ここでよくある回避策が、使う人を絞って10人以内に収める、というものです。実際、閲覧だけの人までライセンスを持たせる必要はありません。ただしこの運用は、更新する人が10人に固定されるという副作用があります。進捗を持っている当人が入力できない構造になると、とりまとめる人が代わりに打ち込むことになり、表はすぐ実態から離れます。
料金ページの表では、サイトごとのユーザー数の上限がFreeで10ユーザー、Standard以上では100,000ユーザーと書かれています。つまり11人目からは、上限が一気に10万人まで飛びます。中間の刻みはありません。人数で悩むのは10人前後の一度きりで、そこを越えたあとは、金額は人数に比例して素直に増えていきます。
金額の見当を付けるなら、月額表示の単価に人数を掛けるのがいちばん早いです。Standardの1ユーザーあたり月額1,085円で計算すると、11人で月11,935円、30人で月32,550円、50人で月54,250円です。年に直すと50人で651,000円になります。この金額を年間請求に切り替えれば割引が入りますが、その代わり途中で人数を減らしても年の途中では戻しづらくなります。人の出入りが多いチームは、月額のまま走らせて様子を見るという判断もあります。
Standardで開くのは、権限と外部の人の扱い
Freeとの差でいちばん実務に効くのは、ユーザーのロールと権限です。Freeの機能比較表では、ロールと権限、匿名のアクセス、そしてゲストの無料アクセスがStandard以上に置かれています。誰がどこまで見られて、誰が閉じられるのかを分けたい場面は、社外の協力会社が入った瞬間に必ず来ます。
外部とのコラボレーションもStandardからです。委託先や代理店を巻き込んで進行する仕事では、相手を招くこと自体が要件になります。ここが開かないと、社外の分だけ別の場所で会話することになり、結局は板が二重になります。二重になった時点で、どちらが正なのかを毎回確かめる手間が生まれます。
もうひとつ、複数のリージョンでのデータ レジデンシーがStandardの説明に含まれています。データをどの地域に置くかを指定できるという話で、取引先から預かるデータの扱いを社内規程で縛っている会社では、これが必須要件になることがあります。金額の比較より先に、この項目を満たすかどうかで選択肢が消えることがあるので、先に確認しておくと手戻りが減ります。
Premiumで開くのは、チームをまたぐ計画
Premiumの説明にあるのは、チーム横断型の計画と依存関係の管理、カスタマイズ可能な承認プロセス、チームのタイプ別にカスタマイズ可能なオンボーディングです。機能比較表を見ると、依存関係の管理はFreeとStandardが単一プロジェクト、PremiumとEnterpriseがプロジェクト横断と書き分けられています。キャパシティ管理、拡張可能な課題階層、シナリオのモデル化も、Premium以上に置かれています。
この違いは、扱っている案件の形で効き方が変わります。ひとつの案件を1本の線で追っているうちは、単一プロジェクトの依存関係で足ります。困るのは、同じ人が3つの案件を掛け持ちしていて、片方の遅れがもう片方を押すときです。キャパシティ管理とシナリオのモデル化は、この掛け持ちを数字で見るための道具です。逆にいえば、掛け持ちが起きていないチームがPremiumへ上がっても、増える月額902円の差額分を使い切れません。
サポートとSLAも変わります。Premiumには年中無休のサポート、ただし重大課題のみ対応、そして99.9%のアップタイムSLAが付きます。Enterpriseはすべての問題への年中無休サポートと99.95%のアップタイムSLAです。可用性の数字を契約書に書く必要がある取引先を抱えている場合、この行だけでプランが決まることもあります。
自動化ステップという単位を、請求の目線で読む
料金の比較でいちばん誤解されやすいのが、自動化ステップです。数え方の単位がプランで変わります。Freeは1サブスクリプションあたり月150ステップ、Standardは1ユーザーあたり月400ステップ、Premiumは1ユーザーあたり月750ステップ、Enterpriseは1ユーザーあたり月1,000ステップです。
Freeだけがサブスクリプション単位、つまりチーム全体で150ステップという意味になります。ここを1人あたり150と読み違えると、10人で1,500ステップ使えるつもりになって、月の途中で自動化が止まります。Standard以降は人数分だけ枠が増えるので、人が増えるほど自動化の余裕も増える形です。
自動化ステップは、ひとつのルールが動くたびに、その中の処理の数だけ消えます。担当者を割り当てて、期日を入れて、チャットへ通知する、という3つの処理が入ったルールなら、1回動くごとに3ステップの計算になります。定期実行のルールを気軽に増やすと、枠は思ったより早く減ります。プランを上げる前に、動いているルールの一覧を見て、消してよいものを消すほうが安く済む場合があります。
Rovoクレジットという新しい単位が、2026年12月に効き始める
料金比較表には、Atlassian Rovoの項目があり、Standardが1ユーザーあたり月25のRovoクレジットと1ユーザーあたり100個のインデックス付きオブジェクト、Premiumが月70クレジットと250個、Enterpriseが月150クレジットと625個と書かれています。
このクレジットが何に消えるのかは、機能ごとの説明に書かれています。たとえば公式のヘルプでは、Rovoを使って新しいスペースを作る操作について、プロンプトを1回入れるたびに組織のRovoクレジット残高から10クレジットを消費すると説明されています。同じページには、Rovoクレジットの割り当てが2026年12月3日から適用されると書かれています。
つまり、AIの利用量が請求の変数になる方向へ動いています。人数と機能だけで年間の費用を見積もっていると、ここが抜けます。いま試しているAI機能が定着したとき、クレジットが足りるのかどうかは、使い始めてからの1か月で実測するのが確実です。想像で見積もるより、使った量を管理画面で見るほうが早いです。
見えにくいところで足される費用
料金表の金額だけを足しても、支払総額にならないことがあります。表の中で「別のサブスクリプションが必要」と書かれている項目があるからです。セキュリティの行にあるAtlassian Guard Standardは、Standard、Premium、Enterpriseのいずれでも別サブスクリプションが必要と書かれていて、Enterpriseの列だけが利用可能となっています。シングルサインオンやユーザーの自動同期を要件にしている会社は、この分が乗ります。
拡張機能も同様です。Marketplaceで配られているアプリの多くは有料で、本体の人数に合わせた課金になります。ガントチャートのような表示を足したい、工数の集計を足したい、といった要望が出るたびに、月額が積み上がっていきます。導入時の見積もりでは本体の金額しか載っていないのに、半年後の請求書には複数行が並んでいる、という状態はよく起きます。
オンプレミスを検討している場合は、料金ページの下部にあるData Centerの案内が該当します。料金ページには、厳しい規制要件やセキュリティ要件がある顧客向けのオンプレミス製品であり、詳細は問い合わせと書かれています。金額は公開されていないため、公開資料では確認できませんでした。
見るだけの人に、いくら払うのか
進行をとりまとめる立場でいちばん悩むのが、閲覧だけの人の扱いです。役員や営業担当が「状況だけ見たい」と言ってきたとき、その人数分の月額を払うのかどうか。料金比較表には、ゲストは無料でアクセスできる、という行がStandard以上に付いています。匿名のアクセスも同様です。
ここをどう設計するかで、年間の金額が変わります。仮に更新する人が15人、見るだけの人が20人という構成なら、35人分を買うのか15人分で済ませるのかで、年間の差は数十万円になります。ただし、ゲストの権限でどこまで見えるのかは設定に依存するため、実際に招いて確かめるのが確実です。試用の期間中に、見るだけの人を1人招いて画面を見てもらうと、判断が早く付きます。
反対に、閲覧を絞りすぎると、状況を聞かれるたびに人が動きます。とりまとめる人が週に何度もスクリーンショットを撮って共有しているなら、その時間はライセンス代より高く付いている可能性があります。金額の比較は、削れる時間と並べて考えたほうが実態に合います。
上位プランにしか無いものは、機能というより仕組み
比較表を上から下まで眺めると、Enterpriseの列だけに丸が付いている行がいくつかあります。Atlassian AnalyticsとAtlassian Data Lake、データ・コネクタ、監査ログのうちユーザー・アクティビティに関するもの、複数のIdP、サンドボックス、リリース トラックなどです。これらは日々の進行管理に使うものではなく、道具そのものを会社として運用するための仕組みです。
たとえばサンドボックスは、本番とは別に試す場所を持つための機能です。設定を変えるたびに本番で試すしかない状態だと、変更のたびに現場が止まります。リリース トラックは、機能の更新がいつ自分たちの環境に届くかを制御するためのものです。どちらも、利用者が数百人を超えて、設定変更が全社に波及する規模になってから効いてきます。数十人のチームで検討する段階では、これらの行に丸が無いことを理由にプランを上げる必要はほとんどありません。
アセット オブジェクトの行には、Standard以上で1か月あたり1,000のオブジェクトという注釈付きの記載があります。機器や資産を台帳として持たせたい場合に関わる数字ですが、進行の管理だけを目的にしているなら、まず使いません。表の丸の多さを比較の軸にしてしまうと、こうした「自分たちには関係のない行」の分まで上位プランの根拠に数えてしまいます。
サイトの数と、会社が分かれているときの数え方
料金の比較表には、サイトの数という行があります。Free、Standard、Premiumはいずれも1サイト、Enterpriseだけが最大150と書かれています。ここでいうサイトは、契約の入れ物のことです。ひとつの会社でひとつのサイトを使う分には気にする必要はありませんが、グループ会社が別々に契約している場合や、事業部ごとに独立して使い始めてしまった場合には、この行が効いてきます。
サイトが分かれていると、人の重複が起きます。両方の板に出入りする人がいれば、その人の分は両方で数えられます。10人と10人で分けているつもりが、実際には重複を含めて18人分を払っている、という状態は珍しくありません。統合するかどうかは権限や運用の話も絡むので簡単には決められませんが、少なくとも年に一度、両方の利用者一覧を突き合わせて重複を数えておくと、金額の説明がしやすくなります。
サイトをまたいでの管理が要件になるなら、Enterpriseの検討対象に入ります。ただしEnterpriseは年間請求のみで、金額は問い合わせになります。金額が出ていないものを比較表に載せるときは、見積もりを取ってから並べないと、比較そのものが成立しません。ここは早めに問い合わせておいたほうが、稟議の時期に慌てずに済みます。
上げるより難しい、下げるときの話
プランを上げる判断は、使いたい機能があるので進みます。難しいのは下げるときです。Premiumで作った仕組みをStandardに戻すと、プロジェクト横断の依存関係やキャパシティ管理といった、上位でしか使えない部分が使えなくなります。そこに乗せていた運用は、別の形に置き換えるか、やめるかを決めることになります。
現実には、下げる判断が出るのは人が減ったときです。案件が一段落してチームが縮んだのに、月額は最盛期のまま払い続けている、という状態は起こりがちです。人数の見直しは、退職や異動のタイミングだけでなく、四半期に一度は棚卸しをする形にしておくと漏れません。使っていないアカウントが数人分残っているだけで、年間では数万円になります。
年間請求を選んでいる場合、期の途中で人数を減らしても、その期の中では戻しづらくなります。割引の分だけ縛りが生まれる、と考えたほうが実態に近いです。人の出入りが読めないうちは月額で走らせて、構成が安定してから年間へ切り替える、という順番が扱いやすいです。
試用の1か月で測っておきたい5つの数字
金額の見積もりを机上で組むより、試用の期間に実測したほうが正確です。測る対象は5つで足ります。
・実際に書き込んだ人の数(見ていただけの人と分ける) ・1か月で作られた作業項目の数 ・添付ファイルの合計容量 ・動かした自動化ルールの数と、消費したステップ数 ・AIの機能を使った回数
このうち、人の数と自動化ステップとAIの利用回数が、そのまま請求の変数になります。作業項目の数は請求には直結しませんが、ボードの表示に上限があるため、運用の設計に効きます。公式のヘルプには、ボードには一度に最大5,000件の作業項目を表示できると書かれており、それを超えるとエラーが出てフィルターの更新を求められると説明されています。案件が長く続くチームは、この数字を先に知っておくと、あとから並べ替えの設計をやり直さずに済みます。
添付の容量は、無料のまま続けられるかどうかの分かれ目になります。2GBは、写真や動画を混ぜ始めると数か月で埋まります。試用の1か月で何MB増えたかを見れば、いつ上限に当たるかは掛け算で出ます。
料金を確かめるときに、同時に見ておく4つのこと
道具の費用を比べるとき、金額だけを見て決めると、あとで前提が崩れることがあります。少なくとも次の4点は、金額と一緒に確かめる価値があります。
・提供が終わる予定が告知されていないか ・新規の申し込みが止まっていないか ・運営している会社が変わっていないか ・料金の改定が予告されていないか
Jiraについては、2026年9月10日時点で、日本語の料金ページに4つのプランが通常どおり掲載されており、無料トライアルの申し込みも受け付けられる状態でした。提供終了や新規受付停止の告知は、料金ページ上には見当たりませんでした。一方で、前述のとおりRovoクレジットの割り当てが2026年12月3日から適用されると公式ヘルプに書かれており、AIの利用量に関わる条件は動いている最中です。
この4点は、比較対象に挙げているどの道具についても同じように確かめておくと、判断が安定します。金額が据え置きでも、契約の前提が変わることはあります。単価が同じでも、無料の範囲が狭まったり、これまで含まれていた機能が上位プランへ移ったりすれば、実質の値上げになります。逆に、機能が足されて単価が据え置きなら、実質は下がっています。金額の増減だけを追っていると、この動きが見えません。
確かめ方は難しくありません。料金ページと、その事業者のお知らせ欄を同じ日に開いて、そのときの内容を保存しておくだけです。画面を保存しておけば、次に見直すときに差分が取れます。稟議のたびに一から調べ直すより、前回の記録と比べるほうが早く、説明にも使えます。
支払う前に、板の形を先に決める
料金の話が難しくなるのは、たいてい機能の一覧を先に見てしまうからです。表の丸印を数えていくと、上のプランほど丸が多いので、上に行くほど良いように見えます。実際に効くのは、自分たちが毎日開く画面がどれか、そこに何人が書き込むか、の2つだけです。
比較の材料として、他の道具の料金の考え方を並べて見ておくと、金額の相場感が付きます。カンバンの板を無料で使い始める道具と比べたい場合はTrelloとの比較が近く、仕事の割り当てと期日の管理を軸にした道具と比べたい場合はAsanaとの比較が参考になります。文書と台帳を同じ場所に置く考え方の道具についてはNotionとの比較に整理があり、国内で使われている道具との比較はBacklogとの比較にまとまっています。並べて見たいときは比較の一覧から入るのが早いです。
料金の区切り方そのものを見直したい場合、機能ごとに段階を作る方式ではなく、機能で絞らず、区切るのは人数とボードの数だけという考え方もあります。この方式だと、上のプランに上がる理由が「使いたい機能が上にあるから」ではなく「人が増えたから」だけになるので、見積もりが人数の計算だけで済みます。どちらが良いという話ではなく、どちらが自分たちの説明しやすさに合うか、という選び方です。料金の考え方は料金に、どこまでできるかはできることにまとまっています。
決める順番を、金額から離して並べ替える
最後に、決める順番を整理しておきます。金額から入ると、たいてい「安いほうでいいのでは」で止まってしまい、半年後に上のプランへ動くことになります。順番を変えると、迷う回数が減ります。
まず、更新する人の数を数えます。次に、社外の人が入るかどうかを決めます。ここまでで、Freeで足りるか、Standardが要るかがほぼ決まります。その次に、案件の掛け持ちが起きているかを見ます。掛け持ちが常態化していて、片方の遅れがもう片方を押しているなら、Premiumの機能に使い道があります。起きていないなら、差額を払う理由は薄いです。
そのうえで、AIの利用量と自動化ステップを1か月測ります。ここは想像では当たりません。最後に、Guardのような別サブスクリプションが要件に入るかを確かめて、総額を出します。この順番で並べると、稟議に書くときの説明も自然に組み上がります。移行の手順や、データの持ち出しについて気になる場合はTrelloからの移行に手順の考え方が、データの扱いについては安全性の考え方に整理があります。判断に迷う細かい点はよくある質問で拾えます。
Q1. Jiraの無料プランは何人まで使えますか?
2026年9月10日時点の日本語の料金ページには、最大10ユーザーが永久に無料と書かれています。期限付きの試用ではありません。ただし1日あたりのメール通知が100件まで、ストレージが2GBまでといった上限もあるため、人数に余裕があっても通知や添付で先に上限へ当たることがあります。
Q2. StandardとPremiumの月額はいくら違いますか?
月額請求で表示した場合、Standardが1ユーザーあたり月額1,085円、Premiumが1,987円で、差は902円です。年間請求に切り替えると最大17%の割引が案内されています。Premiumで開くのはプロジェクト横断の依存関係管理やキャパシティ管理なので、案件の掛け持ちが起きていないなら差額を使い切れません。
Q3. 自動化ステップはプランでどう変わりますか?
Freeは1サブスクリプションあたり月150ステップで、チーム全体の合計です。Standardは1ユーザーあたり月400、Premiumは750、Enterpriseは1,000ステップと、人数分だけ枠が増える数え方に変わります。Freeを1人あたり150と読み違えると、月の途中で自動化が止まります。
Q4. 料金表の金額以外に費用がかかることはありますか?
あります。シングルサインオンなどに関わるAtlassian Guard Standardは別サブスクリプションが必要と表に書かれており、Marketplaceの拡張機能も多くが別課金です。またRovoクレジットの割り当ては2026年12月3日から適用されると公式ヘルプに記載があり、AIの利用量が費用の変数になります。