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Jootoの代わりを探すとき 2027年の終了に向けて|手放してよい機能を先に決める

2026年9月11日 ・ Pinateca編集部

Jootoの代わりを探している人の多くは、自分から乗り換えたいわけではありません。公式から提供終了の案内が出たので、動かざるを得なくなった状態です。こういうときにいちばん起きやすいのが、期限に追われて機能の一覧だけで次を決めてしまうことです。この記事では、まず公式ページで確かめられる日程とデータの扱いを整理し、そのうえで「何を持っていく必要があり、何は手放してよいのか」を先に決めるための考え方をまとめます。

いつまでに何が起きるのかを、日付で押さえる

公式サイトのトップページに、サービス終了に関するお知らせが掲載されています。掲載されている日付を、起きる順に並べます。

・2027年7月31日: 一般提供の終了。この日までは契約条件に従い、これまでと変わらないサービス品質とセキュリティが維持されると書かれています ・2027年7月31日: 利用サポートもこの日まで継続すると書かれています ・2027年8月1日以降: 登録されていたデータは順次すべて削除する予定と書かれています

契約の扱いについても記載があります。次回の更新日が終了日より後になる場合について、2027年7月31日まで契約期間に関わらず利用でき、8月1日以降は利用できないため、データの持ち出しと移行を早めに進めるよう案内されています。また、契約更新とライセンス追加は、終了に向けて段階的に受付を停止すると書かれています。詳細は2026年8月末に案内するとされており、実際に同年8月31日付の追記として、日程や契約と料金の取り扱い、データの出力と移行についてまとめた案内資料が公開されたことが記されています。

Jootoは、 2027年7月31日 をもちまして、 一般提供を終了することとなりました。 出典: jooto.com

ここから逆算すると、実務上の期限は2027年7月31日ではありません。データを取り出し、次の場所に入れ直し、全員が新しい画面に慣れるまでの期間を引く必要があります。案件が動いている状態で切り替えるなら、少なくとも3か月は見ておくのが現実的です。加えて、契約更新とライセンス追加が段階的に止まるということは、人が増えたときに席を足せなくなる時期が先に来る可能性があります。組織が拡大する予定があるなら、その時期を確認してから計画を立てるべきです。

データの取り出し方が、これから拡充される

移行で最初に不安になるのが、いま入っている情報をどう持ち出すかです。公式のサービス移行に関するページには、データ移行に向けた機能改修の予定が3つ掲載されています。

ひとつめは、APIの利用制限の緩和です。スタータープランでAPIを利用する際に設けられている、一定時間あたりと1か月あたりの利用上限を緩和すると書かれています。これにより、移行ツールなどを使ってデータを他のサービスへ移しやすくなる、という説明です。時期は2026年9月中旬の予定とされています。

ふたつめは、CSVで一度に取り出せるデータ量の上限の緩和です。プロジェクト単位のCSV出力で、現在は見出しを除いて1,000行までとなっている上限を緩和し、より多くのタスク情報を一度にダウンロードできるようにすると書かれています。こちらも2026年9月中旬の予定です。

みっつめが、いちばん大きい改修です。組織の管理者が、組織内のユーザー情報と全プロジェクトのタスク、コメント、メンバー情報、変更履歴、添付ファイルをまとめてダウンロードできるようにするというものです。データはSQLite形式で提供され、内容をブラウザで確認できるHTMLのビューアーも用意する予定と書かれています。添付ファイルはSQLiteのデータとは別のファイルとしてまとめてダウンロードできるとされています。提供時期は2026年9月下旬から10月中旬に段階的に提供予定で、時期と内容は開発状況により変更となる場合がある、という注記が付いています。

この3つを知っているかどうかで、動き方が変わります。いますぐCSVを1,000行ずつ手作業で落とし始める必要はありません。一括のダウンロードが提供されるまで待ったほうが、作業量は圧倒的に少なくて済みます。ただし、提供時期は予定なので、待つ場合も期限までの余裕を確認しておいてください。

公式が挙げている移行先を、事実として並べる

同じサービス移行のページに、移行先の候補が掲載されています。掲載されているサービスは移行先の一例であり、最新の情報は各サービスの提供会社に確認するよう注記が添えられています。ここでは、そのページに書かれている内容をそのまま並べます。

・Backlog: ボード、課題、ガントチャート、ドキュメントなどを一つのスペースで管理できる国産のツールと説明されています。専用の移行ツールとガイドの提供、スペース単位の料金体系、AIアシスタントの搭載が挙げられています。移行支援ありと表示されています ・Asana: タスク管理から、人とAIが一緒に働く形の作業管理へ、という説明です。日本唯一のサービスパートナーが移行から定着まで伴走すること、複数の生成AIとの連携、1つのタスクを複数のプロジェクトで共有できることが挙げられています。移行支援ありと表示されています ・CrewWorks: タスクごとの専用チャットで関連するやり取りも記録として残せる、という説明です。移行支援ありと表示されています ・Suit UP: 表計算ソフトのような入力画面と、LINE連携やAIによる期限通知が挙げられている国産のツールです。移行支援ありと表示されています ・LycheeRedmine: カンバンはそのままに、ガントチャートによる進捗管理や工数の見える化まで対応する国産のツールと説明されています。専用の移行ツールと移行サポートが挙げられています。移行支援ありと表示されています ・Notion: チーム向けのAI、用途に合わせた作成、カンバンビューとガントビューが挙げられ、専用のテンプレートが用意されていると書かれています ・Trello: 近いかんばん形式で、カードを移動しながら直感的に管理できると説明されています。Power-Upsによる機能拡張が挙げられています ・Microsoft Planner: Microsoft 365を利用している組織で、Teamsなどの既存環境と組み合わせて導入できると説明されています

このほか、既存のサービスへの移行では現在の業務の流れや必要な機能を再現できない場合があるとして、自社専用のシステムを開発する選択肢も案内されています。PR TIMESグループの株式会社グルコースが、企画と要件整理から設計、開発、リリース後の運用まで支援するという内容です。また、販売代理店経由で利用している場合の問い合わせ先として、SB C&Sの連絡先が掲載されています。

移行先としてご案内するサービスは今後も順次追加予定、とも書かれています。いま見た一覧が最終形ではない、ということです。

いまの料金表を、次を選ぶときの物差しにする

次の道具を選ぶとき、いくら払う想定なのかの基準がないと比較になりません。現在の料金表を確認しておきます。料金プランのページに掲載されている内容で、表示価格はすべて税抜と注記されています。

・無料プラン: 1ユーザーあたり月額0円。ユーザー数は1人、データ上限は1組織あたり100MB、1ファイルの上限は10MB、行動履歴は過去30日分 ・スタータープラン: 年間契約で1ユーザーあたり月額417円、月額契約なら500円。ユーザー数は10人まで、データ上限は1ライセンスごとに5GB、1ファイルの上限は300MB、行動履歴は過去1年分。API機能は制限あり、支払いはカード決済 ・ビジネスプラン: 年間契約で1ユーザーあたり月額980円、月額契約なら1,300円。別途、初期費用が発生すると注記されています。ユーザー数は1人から、データ上限は1ライセンスごとに10GB、1ファイルの上限は1GB、行動履歴は無制限。ゲスト機能、予実管理機能、インポート、IP制限、シングルサインオン、サービス品質保証が付きます。支払いは請求書またはカード決済 ・タスクDXプラン: 人数無制限の定額で、金額は問い合わせ。データ上限は2TB、支払いは請求書払い

この表を移行の物差しとして使うときは、料金以外の3行にも目を向けてください。データ上限、1ファイルの上限、行動履歴の保存期間です。データ上限は、次の道具に移したときに同じだけ入るかどうかを判断する材料になります。1ファイルの上限は、資料の受け渡しに使っている場合に効きます。行動履歴の保存期間は、いま何が使われているかを調べるときの材料になるので、棚卸しの前に自分たちのプランで何日分まで遡れるかを確認しておくとよいです。

いま自分たちがどのプランで何人分を払っているかを確認すれば、次の道具の予算の目安が出ます。ここで注意したいのは、単価だけを見て次を選ばないことです。人数で区切る道具、機能で区切る道具、スペースの数で区切る道具では、同じ10人でも総額の作られ方が違います。年間の総額に揃えてから比べてください。

慌てて決めなくてよい理由と、待てない理由

日程を見ると、まだ時間があるように見えます。実際、公式には終了日まで品質とセキュリティを維持し、サポートも継続すると書かれているので、明日から使えなくなるわけではありません。ここで焦って半日で次を決める必要はありません。

一方で、待ちすぎてもいけない理由が2つあります。

ひとつは、契約の受け付けが先に止まることです。契約更新とライセンス追加は、終了に向けて段階的に受付を停止すると案内されています。つまり、人が増えたときに席を足せなくなる時期が、終了日より前に来る可能性があります。採用の予定があるチームは、この点を先に確認しておく必要があります。

もうひとつは、移行先の側の都合です。公式が案内している移行先のうち、いくつかには移行支援ありと表示されています。支援には人手がかかるので、終了が近づいて申し込みが集中すれば、順番待ちになる可能性があります。早く動いたチームのほうが、丁寧に見てもらえる確率は高くなります。

そして、これは移行の作業に限った話ではありませんが、期限の直前は通常の業務も忙しいものです。年度末や繁忙期と重なると、移行の作業に手が回りません。自分たちの業務の谷がいつ来るのかを見て、そこに合わせて計画を置くのが賢い進め方です。

手放してよい機能を、先に決める

ここからが本題です。移行の失敗はほぼすべて、いま使っている機能を全部そのまま再現しようとするところから始まります。全部を満たす道具を探すと、候補が2つか3つに絞られ、そのどれもが高いか複雑かのどちらかになります。

やるべきことは逆です。いま使っている機能を紙に書き出して、次の3つに分けます。

・無いと業務が止まるもの ・無いと不便だが、別の方法で代われるもの ・実はもう使っていないもの

三番目が、想像より多く出ます。1年前に誰かが設定して、いまは誰も見ていない項目や連携です。これを外すだけで、候補が一気に広がります。

判定の仕方は簡単です。直近3か月の記録を見て、実際に値が入っているか、実際に開かれているかを確かめます。行動履歴が残っているプランなら、その履歴が判定材料になります。空欄が半分以上ある項目は、運用されていない項目です。

そのうえで、一番目に残ったものだけを条件にして、候補を並べます。ここで挙がる条件は、たいてい3つか4つに収まります。よく残るのは「カンバンで状態を動かせること」「期限と担当が入ること」「社外の人を招けること」「スマートフォンで見られること」あたりです。ガントチャート、工数の集計、予実管理、シングルサインオンは、本当に使っているチームと、あれば嬉しい程度のチームがはっきり分かれます。

分類の作業は、1人でやらないことが大事です。とりまとめる人から見て「使っていない」と思える項目が、実は特定の部署の運用を支えていることがあります。逆に、部署ごとに聞くと全員が「必要だ」と答えるので、聞き方も工夫が要ります。「無くなったら明日の仕事がどう困るか」を具体的に一言で言ってもらうと、本当に要るものだけが残ります。説明が出てこない項目は、たいてい要りません。

二番目に分類したものは、移行のときに一度手放してみるのが有効です。3か月使ってみて本当に困ったら、そのときに足せばよいです。最初から全部を積むと、新しい画面が最初から複雑になり、定着しません。

移行を、どういう順番で進めるか

日程が決まっているので、逆算して進めます。実務的な順番を並べます。

第一に、いま入っている情報の量を測ります。プロジェクトが何本、タスクが何件、添付ファイルが何GBあるのかを把握します。この数字がないと、取り出しにかかる時間も、次の道具の容量が足りるかも判断できません。データ上限がプランごとに決まっているので、いまの使用量は確認できるはずです。

第二に、取り出しの方法を決めます。前述のとおり、組織内の全プロジェクトを管理者がまとめてダウンロードできる機能が2026年9月下旬から10月中旬に段階的に提供される予定と書かれています。これを待てるなら待つほうが早いです。急ぐ場合は、プロジェクト単位のCSV出力か、APIを使う方法になります。

第三に、候補を2つに絞ります。3つ以上並べると比較の作業だけで時間が溶けます。手放してよい機能を決めたあとなら、2つに絞るのは難しくありません。

第四に、絞った2つで、実際に動いている案件を1本ずつ試します。設定を触るだけでは分かりません。1週間、実際の作業を載せて、更新されるかどうかを見ます。ここで差が出ます。

第五に、切り替えの日を決めます。案件の切れ目に合わせるのが理想ですが、常に何かが動いているチームでは切れ目がありません。その場合は、新しい案件だけを新しい場所で始め、既存の案件は元の場所で終わらせる、という二重運用の期間を設けます。期間は1か月から2か月です。全部を一斉に切り替えるより、この方法のほうが混乱が少なくて済みます。

第六に、切り替えの前後で誰が問い合わせを受けるかを決めます。新しい画面になった直後は、「どこを触ればいいか分からない」という質問が集中します。この窓口が決まっていないと、質問が全部とりまとめる人のところに来て、通常の業務が止まります。部署ごとに1人ずつ、先に触っておく人を作っておくと、質問がそこで止まります。

第七に、過去の記録の扱いを決めます。完了した案件まで全部を移す必要は、たいていありません。取り出したファイルを共有の場所に保管しておき、参照が必要になったときだけ開く形にすれば足ります。ここを割り切れるかどうかで、移行の重さが大きく変わります。

二重運用の期間に、決めておくこと

新しい案件だけを新しい場所で始める形にすると、しばらくのあいだ2つの場所が並行して動きます。この期間の運用を決めておかないと、両方が中途半端になって、どちらも信用されなくなります。

決めることは4つです。ひとつめは、どちらが正なのかです。同じ案件の情報が両方にある状態を作らないのが原則ですが、どうしても重なる部分が出たときに、どちらを見て判断するのかを1行で決めておきます。

ふたつめは、新しい場所に入れる条件です。「この日以降に発生した案件」なのか「この日以降に開始する案件」なのかで、境目が変わります。曖昧にしておくと、人によって入れる場所が変わります。

みっつめは、古い場所で終わらせる案件の期限です。いつまでに全部が完了する見込みなのかを出しておかないと、二重運用の終わりが見えません。長引くほど、両方を開く手間が積み上がります。

よっつめは、通知をどちらに寄せるかです。両方から通知が来る状態は、いちばん嫌われます。新しい場所の通知を有効にして、古い場所の通知は絞る、という形が現実的です。

この4つを紙に書いて共有するだけで、二重運用の期間の混乱はかなり減ります。逆に、何も決めずに走り出すと、2週間で「結局どっちを見ればいいのか」という質問が集まります。

社外の人が入っている場合の注意点

社外の協力先や取引先を招いて使っているチームは、移行の作業がひとつ増えます。相手の側にも、新しい場所に登録してもらう必要があるからです。

まず確認するのは、いま何人の社外の人が入っているかです。人数が数人なら個別に連絡すれば済みますが、数十人になると案内の作業そのものが計画に入ります。

次に、次の道具で社外の人をどう扱えるかを確かめます。ここは道具によって考え方が大きく違います。人数に含めて課金する作り、閲覧だけなら無料にする作り、ゲストという別の枠を用意する作りがあります。現在のプランでいうと、ゲスト機能はビジネスプラン以上に付く項目として料金表に載っています。同じことを次の道具でやろうとしたときに、どのプランが必要になるかは確かめておく価値があります。

そして、案内する順番です。社内の運用が固まる前に社外へ案内すると、変更のたびに連絡し直すことになります。社内で1か月動かして形が固まってから、社外に案内する。この順番にすると、相手に迷惑をかける回数が減ります。

案内するときは、こちらの都合ではなく相手の手間を基準に文面を作ります。登録に必要な操作が3つ以上あると、そこで止まる人が出ます。招待のリンクを開くだけで参加できる形になっているかどうかは、選ぶ段階で確かめておくとよいです。

候補を2つに絞るための、比べ方

手放してよい機能を決めたら、次は候補を絞ります。ここで比較表を作り始める人が多いのですが、機能の丸とバツを並べた表は、たいてい判断の役に立ちません。どの道具も自分の得意な区切り方でしか語らないので、行の名前を揃えた時点で意味が変わってしまうからです。

代わりに使えるのが、自分たちの1日を書き出す方法です。朝に何を見て、どこに何を入力し、誰に何を伝え、週末に何を報告するのか。この流れを5行から7行で書き出して、候補それぞれで同じ流れが何回の操作で終わるかを数えます。機能の有無ではなく、手数で比べる形です。

手数で比べると、順位が変わることがあります。機能の一覧では劣って見える道具が、実際の1日では操作が少なくて済む、という結果が出ます。逆に、機能が豊富でも、目的の画面にたどり着くまでに何段も潜る作りだと、毎日使う人には向きません。

もうひとつの物差しが、更新する人の人数です。とりまとめる人だけが使う道具なら、多機能でも問題ありません。全員が毎日触る道具なら、機能の数より入力の軽さが効きます。いま何人が実際に入力しているかを数えて、その人数に合った重さの道具を選びます。

そして、絞った2つは必ず実際に動かします。カタログや紹介記事だけで決めると、画面を開いた初日に「思っていたのと違う」となります。試すときは、新しい案件を1本、丸ごと載せてください。設定だけを触って比べても、続けられるかどうかは分かりません。

次の道具を選ぶときに、確かめておく4つのこと

同じことが起きないようにするには、料金と機能だけでなく、続くかどうかを見る必要があります。確かめる項目は4つです。

ひとつめは、提供が終わる予定がないかどうかです。公式サイトのトップページと、お知らせの欄を実際に開いて確かめます。終了の案内は、たいてい目立つ場所に出ます。

ふたつめは、新規の受け付けが止まっていないかどうかです。既存の利用者向けには動いていても、新しい契約を受け付けていないサービスがあります。申し込みの導線が生きているかを確認します。

みっつめは、運営する会社が変わっていないかどうかです。買収や事業の譲渡があると、方針が変わることがあります。会社情報のページと、ニュースの欄を見れば分かります。

よっつめは、料金の改定が予告されていないかどうかです。近い時期に料金体系が変わる予定があるなら、いま見ている金額で予算を組めません。

この4つは、どれも公式サイトを開けば10分で確かめられます。逆に、比較サイトの情報だけで判断すると、更新が止まっていて古いことがあります。一次の情報に当たってください。

そして、移行の手間そのものについても先に確かめておきます。移行ツールが用意されているかどうか、何が自動で運べて何が手作業になるのかは、道具によって大きく違います。板の上に全部を集める形の道具を候補に入れる場合も、できないことは先に確かめてください。ソースコードを置く場所は持っておらず、連携の数や自動化の細かさを競う作りにもなっていません。表示できる言語は日本語だけで、自動の取り込みに対応しているのはTrelloからの1経路です。この種の制約は、機能の一覧より先に確認しておくべきものです。

かんばん形式に慣れているチームが次を探すなら、区切り方の違いから見るのが早道です。Jootoとの比較には現在の使い方との違いを、Trelloとの比較にはカード中心の作りとの違いを、Backlogとの比較には国産の道具との違いを整理してあります。文書を中心にした作りとの違いはNotionとの比較に、機能の階段の作り方の違いはAsanaとの比較にまとめてあります。表計算の延長のような作りはmonday.comとの比較を見てください。それ以外は比較の一覧から辿れます。

移行の手順の考え方はTrelloからの移行に、何が最初から使えるのかはできることに、料金の考え方は料金に整理してあります。データの扱いについては安全性の考え方を、細かい疑問はよくある質問を見てください。

期限に追われないための、いちばんの近道

最後に、進行をとりまとめる立場から見た要点を1つだけ挙げます。

移行の判断でいちばん時間を食うのは、道具を比べる作業ではありません。社内で合意を取る作業です。いま使っている機能のうち何を手放すかを決める場面で、部署ごとに意見が割れます。ここに3か月かかることも珍しくありません。

だから、道具を探し始める前に、この合意を先に取ります。関係する人を集めて、いま使っている機能を書き出し、3つに分ける。この作業に半日を使えば、あとの選定はずっと速くなります。逆に、合意がないまま候補を並べると、比較表を作るたびに条件が増えていき、いつまでも決まりません。

期限は動かせませんが、決める順番は自分たちで決められます。何を手放すかを先に決めれば、残りは事実の確認だけになります。

Q1. Jootoはいつまで使えますか?

公式サイトのお知らせによると、一般提供の終了は2027年7月31日です。この日までは契約条件に従い、これまでと変わらないサービス品質とセキュリティが維持され、利用サポートも継続すると書かれています。2027年8月1日以降は、登録されていたデータを順次すべて削除する予定とされています。

Q2. データはどうやって持ち出せばよいですか?

現在はプロジェクト単位のCSV出力とAPIがありますが、公式のサービス移行ページには機能改修の予定が掲載されています。2026年9月中旬にAPIの利用上限とCSVの1,000行の上限を緩和し、9月下旬から10月中旬に段階的に、組織管理者が全プロジェクトのタスクやコメント、添付ファイルをSQLite形式でまとめてダウンロードできるようにする予定と書かれています。

Q3. 移行先はどこが案内されていますか?

公式のサービス移行ページには、Backlog、Asana、CrewWorks、Suit UP、LycheeRedmine、Notion、Trello、Microsoft Plannerが掲載されており、前の5つには移行支援ありと表示されています。掲載サービスは移行先の一例であり、最新情報は各サービス提供会社に確認するよう注記されています。今後も順次追加予定とも書かれています。

Q4. 移行はいつから始めるべきですか?

終了日は2027年7月31日ですが、実務上の期限はそれより前になります。データの取り出し、次の場所への投入、全員が新しい画面に慣れるまでを考えると、少なくとも3か月は必要です。また契約更新とライセンス追加は終了に向けて段階的に受付を停止すると案内されているため、人員が増える予定があるなら早めに計画を立ててください。

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