Lychee Redmineの料金と無料の範囲 2026|人数で変わる金額
Lychee Redmineの料金を調べていて金額が合わない、という相談はよく聞きます。原因はたいてい同じで、掲示されている1ユーザーあたりの単価だけで計算しているからです。この製品の請求は、プランの単価とサーバーの利用料が別の枠になっており、しかも2026年7月1日にその枠組み自体が変わりました。ここでは、支払う金額がどう組み上がるのかを分解し、人数ごとの目安まで出します。
なお、この記事で挙げる数字は2026年6月に保存された公式の料金ページと価格表(2026年7月1日適用分)に載っていたものです。すべて消費税別の表示です。後述しますが、公式サイトは2026年9月10日の時点でサーバー障害により閲覧できない状態が続いているため、契約の前には必ず提供元に直接確かめてください。
請求は3つの箱を足して作られる
金額を読み違えないために、まず箱を3つに分けます。
1つ目の箱は「プランご利用料」です。使う人の数に単価を掛けた分で、スタンダードが1ユーザーあたり月900円、プレミアムが1,400円、ビジネスが2,100円です。フリープランは0円です。有料プランは10ユーザー単位でしか買えないので、7人のチームでも10人分を払います。
2つ目の箱は「クラウドご利用料」です。これがサーバー側の費用にあたり、有料プランに共通で乗ります。契約するユーザー数の帯によって金額が決まる仕組みで、いちばん下の帯が月5,000円です。人数に単価を掛ける計算ではなく、帯ごとの固定額である点が特徴です。
3つ目の箱は「オプション」です。ストレージの追加、IPアドレス制限の増設、監査ログの提供、外部からのデータ移行など、必要な会社だけが払う費用がここに入ります。何も足さなければ0円ですが、社内の情報管理の要件が厳しい会社ほど、この箱が膨らみます。
この3つを足したものが、毎月の請求になります。よくある誤算は、1つ目の箱だけで見積もりを社内に出してしまうケースです。10人でスタンダードなら、プラン料が9,000円、クラウドご利用料が5,000円で、合計14,000円。1つ目だけで出すと、実際の請求より36%安い数字を報告することになります。
2026年7月1日に、何がどう変わったのか
2つ目の箱の扱いは、2026年7月1日を境に変わりました。提供元は2026年5月28日付で改定を告知しています。
この度、弊社では2026年7月1日より、「Lycheeクラウド」の「クラウドご利用価格」を改定させていただく運びとなりました。 出典: web.archive.org
告知に書かれている内容は2つです。ひとつは、100名以上で使っている場合の「大規模ご利用オプション(クラウドご利用料)」を、一律で約20%程度改定すること。理由は、円安の進行によってクラウドサーバーの仕入れ値が大きく上昇したため、と説明されています。
もうひとつが、多くのチームに関係する変更です。100名未満で使う場合、これまでクラウドご利用料は別枠ではなく、プランご利用料に含む価格設定になっていました。それを、100名以上と同じく「プラン利用料+クラウドご利用料」の形に変えた、と書かれています。プランご利用料そのものは全プラン据え置きです。つまり、単価が上がったのではなく、これまで見えていなかった枠が表に出て、そのぶん総額が上がったという構図です。
すでに契約している側の扱いも明記されています。2027年6月30日までは現在の価格体系で契約更新ができ、2027年7月1日以降の更新から新価格が適用されます。前もって新価格の見積書が必要な場合は連絡してほしい旨も添えられています。既存の契約者は、次の次の更新までに予算を組み替える時間があることになります。
これから契約する側にとっては、話が単純です。2026年7月1日以降に新しく契約するなら、最初から3つの箱で計算します。ネット上に残っている古い解説記事や比較表は、2つ目の箱が入っていない前提で書かれているものが混ざっているので、単価だけの表を見つけたら日付を確かめてください。
無料のフリープランは、どこで止まるか
無料で始めたい場合、確かめるべきは「使えない機能」ではなく「上限の実数」です。公開されている価格表には、フリープランの制限が具体的な数字で並んでいます。
・登録チケットの上限は5,000件まで(有料プランは無制限) ・容量は2GB(スタンダードは200GB、プレミアムとビジネスは1TB) ・REST APIの利用は対象外 ・専用の問い合わせシステムによるサポートは対象外で、メールとWebフォームのみ ・SAML認証によるシングルサインオンは対象外 ・ユーザー数は無制限
そして最も判断を分けるのが、料金ページのフリープランの欄に書かれている一文です。「※ガントチャートは含まれません」とあります。フリーで開くのはカンバンと基本機能の一部で、工程表の画面はスタンダード以上に置かれています。ガントチャートを目当てに無料枠から入ると、目的の機能に届きません。
チケット5,000件という上限は、感覚的に掴みにくいので目安を出します。5人のチームが1人あたり週に5枚のチケットを起票すると、月におよそ100枚、年に1,200枚です。この使い方なら4年ほど持ちます。一方、日々の連絡や質問までチケットに落とす運用をすると、同じ5人でも月に400枚を超えることがあり、1年で上限に近づきます。上限に達したときにどうなるかについては、公開資料では動作の詳細を確認できませんでした。運用の想定枚数が年1,000枚を超えそうなら、最初から有料プランで見積もっておくほうが安全です。
もうひとつ、無料から有料に移った後の扱いも公開されています。料金ページのよくある質問には、フリープランで使っていたデータを引き継いだまま有料プランへ移行できるが、一度有料に移ると再びフリーには戻せない、という趣旨の記載があります。試して合わなかったときに無料枠へ降りる、という退き方はできません。
人数の数え方で、請求は静かにずれる
3つの箱のうち、1つ目と2つ目はどちらも「契約ユーザー数」で決まります。ここの定義を読まずに社員名簿の人数で見積もると、後から金額が動きます。価格表に書かれている数え方は次のとおりです。
数える対象は、Redmineに登録されているユーザーのメールアドレスの数です。同じ人が複数のプロジェクトに登録されていても、二重には数えません。同時にアクセスしている人数でもありません。
無条件に数に入るのが、Redmineのシステム管理者です。Lychee Redmineを使うプロジェクトに所属していなくても、システム管理者はカウントされると明記されています。管理用に作った運用アカウントが複数あるなら、そのぶんが乗ります。
注意が要るのが公開プロジェクトの扱いです。誰でも閲覧できる公開プロジェクトで、非メンバーにLychee Redmineの権限を付与している場合、Redmineに登録されている全ユーザーが対象になる、と書かれています。「とりあえず全員が見られるようにしておこう」という設定が、そのまま請求の対象人数を全社に広げる形になります。
逆に、数に入らないものもはっきりしています。ロックされているユーザー、終了プロジェクトやアーカイブプロジェクトにだけ登録されているユーザーは対象外です。また、割り当てられているロールに「このロールにチケットを割り当て可能」と「Lychee Redmineの権限」のどちらのチェックも入っていない場合も対象外とされています。退職者のアカウントを消さずに残しているチームは、ロックしておくだけで数が減ります。見積もりを依頼する前に、ユーザー一覧をこの基準で1度洗うと、10人単位の切り上げが1段変わることがあります。
クラウドご利用料は、人数の帯で跳ねる
2つ目の箱は、人数が増えると段階的に上がります。価格表に載っている帯と金額は次のとおりです。いずれも月額・税別です。
| 契約ユーザー数 | スタンダードプラン | プレミアム・ビジネスプラン |
|---|---|---|
| 10〜99ユーザー | 5,000円 | 5,000円 |
| 10〜99ユーザー(カスタマイズ利用可) | 25,000円 | 25,000円 |
| 100〜299ユーザー | 25,000円 | 25,000円 |
| 300〜499ユーザー | 60,000円 | 90,000円 |
| 500〜999ユーザー | 120,000円 | 180,000円 |
5人から数十人のチームであれば、ほとんどが最初の帯に収まります。ここで押さえておきたいのが2行目の「カスタマイズ利用可」です。これは追加の枠で、選ぶと10ユーザーから99ユーザーの帯でも月25,000円になります。価格表によれば、この枠で使えるようになるのは、ネットワーク層でのIPアドレス制限の設定(構築時20個まで)、Lychee以外のサードパーティ製プラグインの導入(5個まで)、付属するバージョン管理システム(SVNまたはGit)の利用、そしてEVMベースライン比較(プレミアムプラン以上)です。
言い換えると、社内ネットワークからのみ接続させたい、他のプラグインを足したい、といった要望が出た瞬間に、サーバー側の費用が5,000円から25,000円へ、5倍に動きます。10人のスタンダードなら、月額は14,000円から34,000円になります。要件を出す順番によって総額の桁が変わるので、情報システム部門の条件は見積もり前に集めておくほうが安全です。
なお、100ユーザー以上で使う場合、またはカスタマイズのオプションを使う場合は、プランによらずストレージが100GBでの提供になる旨も注記されています。1TBを前提にしていた計画があるなら、この行を先に読んでおく必要があります。
オンプレミス版は、まったく別の値付けになっている
自社のサーバーで動かすオンプレミス版は、クラウド版とは別の料金表です。呼び方も「タイムドライセンス」で、利用期間が定められたライセンスとされています。金額は1ユーザーあたり月額・税別で、スタンダードが800円、プレミアムが1,500円、ビジネスが2,300円です。
面白いのは、スタンダードだけクラウド版より安く、プレミアムとビジネスはクラウド版より高い点です。クラウド版の900円、1,400円、2,100円と並べると、上位プランほどオンプレミス版のほうが高くなります。サーバー側の費用が乗らないぶん、単価で回収する値付けになっていると読めます。
オンプレミス版にフリープランの設定は、公開されている料金ページには見当たりません。契約期間は初回が3ヶ月から、2回目以降は12ヶ月からです。加えて、サーバーの用意、Redmineの構築と設定、RedmineやRubyのバージョンアップ、Lycheeプラグインのインストールと更新は、いずれも利用者側の作業として明記されています。単価が安く見えても、この人手の分をどう見積もるかで話が変わります。
オプションで積み上がる費用を先に把握する
3つ目の箱に入るものを、価格表に載っている金額のまま並べます。いずれも税別です。
・追加ストレージ … 100GBあたり月3,000円 ・21個以上の接続元IPアドレス制限 … 3,000円(20個ごと・1回) ・6個以上のサードパーティ製プラグインの導入 … 1,000円(5件ごと・月) ・クライアント証明書によるアクセス制限 … サーバーへの設置作業が50,000円(1回)、利用者都合の鍵交換が20,000円(1回) ・セキュリティ事項に関する回答 … 100,000円(40項目ごと・1回)。41項目以上は10項目あたり25,000円で追加対応 ・監査ログファイルの提供 … 月20,000円(年間契約・最大で月1回) ・既存環境からのデータ移行 … 75,000円から(1回・平日日中のみ)
この中で意外に大きいのが、セキュリティに関する質問への回答です。取引先や親会社からセキュリティチェックシートの提出を求められる会社では、40項目でも足りないことがあります。80項目の回答を依頼すれば、初回だけで20万円前後の費用になります。回答内容への追加質問も基本的に1項目として数える旨、保安上の理由で答えられない場合がある旨も併記されています。
研修と運用支援も、別の枠で用意されています。基礎講座(座学と動画)は無料で何名でも何回でも参加できるとされる一方、訪問して手を動かすハンズオン基礎講座は200,000円(4.0時間・10名まで)、カスタマーサクセスチームによる運用支援は初回相談が無料で、その後は月200,000円からです。訪問の場合、大阪近郊以外は交通費と宿泊費が別精算になります。
総額を下げる仕組みと、支払い方の縛り
金額を下げる手立ても公開されています。導入事例の掲載に協力すると5%、3年以上の継続契約で10%、5年以上で20%の割引です。ただし適用先は限定されていて、いずれもプラグイン(サービス)の利用料に対してのみで、クラウドご利用料とオプション料金には適用されません。事例掲載の割引は1社につき1回、適用は最大1年間分です。100ユーザー以上ならボリュームディスカウントの相談ができる旨の記載もあります。
つまり、10人のスタンダードで3年契約を結んだ場合、割引がかかるのはプラン料の9,000円のほうだけで、クラウドご利用料の5,000円は対象外です。総額14,000円に対して10%引きではなく、9,000円に対して10%引きなので、下がるのは900円です。割引率の表示だけを見て総額を計算すると、ここでもずれます。
支払い方法は、契約時の銀行振込一括が基本です。クラウド版に限り月賦でのクレジットカード払い(MasterCard、Visa、American Express)も選べますが、割賦手数料として20%の割増を申し受ける旨が明記されています。年額を平らにしたい事情があるとしても、この2割は総額として効きます。契約期間はクラウド版が6ヶ月または12ヶ月で、サーバーのオプションを追加した場合は初回3ヶ月から、2回目以降は12ヶ月からです。
なお、金額を確かめようとして公式サイトを開くと、2026年9月10日時点ではサーバー障害の案内に切り替わります。提供元は2026年9月3日付で、この障害により新規トライアルの申し込みと問い合わせを受け付けられない状態である旨を告知しています。見積もりを急ぐ場合は、運営会社側の問い合わせ窓口を使うことになります。
30日の無料トライアルで、金額に関わる部分を先に潰す
料金ページには、30日間の無料トライアルについての記載があります。トライアル期間中はユーザー数無制限で、クレジットカードの登録は不要、本契約に移るときにプランの変更もできる、という内容です。よくある質問の欄では、トライアル期間終了後にそのまま本契約へ移行する場合、作成したデータをそのまま引き継げるとされています。オンプレミス版にも30日のトライアルが用意されています。
この30日を、機能を触るためだけに使うのはもったいない話です。金額に直結する項目を、この期間に確かめておくと後の見積もりがぶれません。確かめるべきは主に4つあります。
1つ目は、実際にアカウントが必要な人数です。トライアル中はユーザー数が無制限なので、つい全員を登録してしまいますが、本契約では10ユーザー単位で課金対象になります。閲覧しかしない人にアカウントが要るのか、月次の報告を見るだけの管理職を含めるのか。ここを30日のあいだに運用で試して決めておくと、10人と20人の差、つまり月9,000円の差が消えます。
2つ目は、プランの段です。工数の入力をメンバーが本当に続けられるかを試さずにプレミアムを選ぶと、機能ごと使われないまま単価だけ払うことになります。トライアルの後半2週間で工数の入力を義務にしてみて、入力率が半分を切るようなら、スタンダードで始めて後から上げるほうが無駄が出ません。
3つ目は、社内の接続要件です。前述のとおり、ネットワーク層でのIPアドレス制限やサードパーティ製プラグインの導入を求めると、サーバー側の費用が5,000円から25,000円に動きます。情報システム部門にトライアル環境を触ってもらい、その要件が出るかどうかを先に確かめてください。
4つ目は、容量です。添付ファイルの多い運用をするチームは、30日で使った容量から年間の伸びを見積もれます。スタンダードの200GBで足りるのか、追加ストレージ(100GBあたり月3,000円)が要るのかは、実際に使ってみないと読めません。
1年ではなく、3年で並べて比べる
料金の比較は、月額で並べると差が小さく見え、年額で並べると印象だけが大きくなります。実務的には3年で並べるのが、いちばん判断しやすい単位です。理由は3つあります。
まず、割引の条件が3年を境に変わるからです。3年以上の継続契約でプラグイン利用料が10%引きになるので、最初から3年で見積もると比較の前提が揃います。次に、契約期間が6ヶ月または12ヶ月であるため、1年で乗り換えるつもりでも実際には途中で止められない期間が生まれるからです。そして3つ目に、道具の入れ替えには金額に出ない手間がかかるからです。設定、教育、データの移し替え。この負担を1年ごとに払う前提で比較すると、どの道具も割高になります。
10人のスタンダードで3年を並べると、割引前で14,000円×36ヶ月の504,000円。プラン料側にだけ10%の割引が入ると、9,000円が8,100円になるので、月13,100円で3年471,600円です。差は32,400円で、総額の6%ほどにあたります。割引率の表示は10%ですが、クラウドご利用料が対象外なので、体感としてはこの水準に落ち着きます。
ここに、初年度だけ発生しうる費用を足します。既存のRedmineからデータを移すなら75,000円から、ハンズオン研修を1回入れるなら200,000円、セキュリティチェックシートの回答が要るなら100,000円から。3年の総額に対してこれらは一度きりですが、初年度の予算としては大きな比率を占めます。稟議を通す立場なら、初年度と2年目以降を分けて書いたほうが通りやすくなります。
見積もりを依頼する前に、5つの情報を揃えておく
提供元に見積もりを依頼するとき、この5つを先に決めておくと1往復で金額が出ます。
・アカウントが要る人数(ロック済みと終了プロジェクト専用のユーザーを除いた実数) ・使いたい機能の上限(工程表まで、工数まで、案件横断のレポートまで、のどれか) ・接続の制限が要るか(IPアドレス制限やクライアント証明書の要否) ・添付ファイルの見込み容量(現行の道具で使っている容量を測る) ・契約期間(1年か3年か、5年以上か) ・既存のRedmineからデータを持ち込むかどうか(持ち込むなら移行の費用が別に乗る)
このうち2つ目の判断で迷うチームが多いので、目安を書きます。工程表を関係者に見せるだけならスタンダード、案件ごとの原価や人の空きを見て配分を決めるならプレミアム、複数の案件を横に並べて経営や発注元に報告するならビジネスです。プレミアムとビジネスの差は月700円ですが、10人なら年84,000円の差になります。報告書を作るのが月に1回なら、その資料作成にかかる時間と比べて決めてください。
規模別に、月額の目安を組み立ててみる
ここまでの数字を使って、よくある3つの規模で試算します。すべて税別、クラウド版、割引なし、オプションなしの前提です。
10人でスタンダードなら、プラン料が900円×10で9,000円、クラウドご利用料が5,000円、合計で月14,000円。年に直すと168,000円です。20人で工数管理まで使いたくてプレミアムにするなら、1,400円×20で28,000円に5,000円を足して月33,000円、年396,000円。30人で案件横断のレポートまで要るビジネスなら、2,100円×30で63,000円に5,000円を足して月68,000円、年816,000円になります。
同じ30人でも、案件横断のレポートを使わずプレミアムにとどめれば、1,400円×30の42,000円に5,000円を足して月47,000円です。ビジネスとの差は月21,000円、年に直すと252,000円になります。この差額で何が買えるかを考えると判断がしやすくなります。月1回の報告資料を作るのに3時間かかっているとして、年36時間。時間あたりの人件費を4,000円とすれば年144,000円です。この計算だけならプレミアムのままのほうが安く、レポートを見る相手が発注元や役員で、資料の精度が受注や予算に効くならビジネスに上げる価値がある、という整理になります。
この数字を見て高いか安いかを決める前に、比べる相手を揃えたほうが判断が早くなります。カード型で1枚あたりの単価が安い道具と並べるならTrelloとの比較、案件横断のタスク管理を主目的にするならAsanaとの比較が近い比較になります。ドキュメントも一緒に置きたい発想ならNotionとの比較、表形式で回すならmonday.comとの比較です。国内の開発現場で候補に並びやすい道具としてはBacklogとの比較とJootoとの比較があり、どこから見ればよいか迷うときは比較の一覧から自社に近い形を選んでください。
金額を比べるときに、単価だけを横に並べても答えは出ません。人数の数え方、最低の契約単位、サーバー側の費用の有無、この3つが揃って初めて同じ土俵になります。区切り方の考え方を並べて確かめたい場合は料金を、その料金でどこまで開くのかはできることを見比べてください。
そのうえで、こちら側の弱いところも書いておきます。ソースコードを置く場所は用意していませんし、他のサービスとの連携の数を競う作りにもしていません。画面は日本語だけで、取り込みを自動で通せるのは現時点でTrelloに限られます。ソースコードの管理まで1つに寄せたいチームには合いません。移し替えの手順はTrelloからの移行に、情報の預かり方の考え方は安全性の考え方に、細かい判断はよくある質問に置いています。価格は改定されますし、プランの内訳も入れ替わります。この記事の数字も、あくまで2026年6月時点で公開されていた資料に基づくものです。見積もりを社内に出す前に、契約対象になる人数を上の基準で数え直すこと。ここを間違えなければ、月額の食い違いはほぼ起きません。
Q1. Lychee Redmineは1ユーザー900円だけで使えますか?
使えません。有料プランには、プランご利用料とは別に「クラウドご利用料」が加わります。10ユーザーから99ユーザーの帯では月5,000円です。10人でスタンダードなら、900円×10の9,000円に5,000円を足した14,000円(税別)が月額の目安になります。
Q2. 2026年7月1日の価格改定で単価は上がりましたか?
プランご利用料は全プラン据え置きです。変わったのは、100名未満でこれまでプラン料に含めていたクラウドご利用料を別枠にしたことと、100名以上のクラウドご利用料を一律で約20%程度改定したことです。既存の契約者は2027年6月30日までは現在の価格体系で更新できます。
Q3. 最少で何人から契約できますか?
有料プランは10ユーザー単位の契約で、以降の追加も10ユーザー単位です。7人のチームでも10人分を払うことになります。数える対象はRedmineに登録されているユーザーのメールアドレスの数で、システム管理者は所属プロジェクトに関わらずカウントされます。
Q4. 長期契約の割引はいくら効きますか?
3年以上の継続契約で10%、5年以上で20%です。ただし適用されるのはプラグイン(サービス)の利用料だけで、クラウドご利用料とオプション料金は対象外です。10人のスタンダードで3年契約なら、9,000円に対しての10%なので、下がるのは月900円分です。