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Notionの料金を2026年の公式表で読む|無料の範囲とチームで要るもの

2026年9月5日 ・ Pinateca編集部

Notionの料金を調べている人が知りたいのは、プラン表に並んだ金額そのものではありません。「いまのまま無料で続けられるのか」「有料に移るとしたら、何人分をいくら払うことになるのか」の2つです。チームの人数が増えてきたとき、この判断は前触れなく必要になります。

先に結論を書きます。Notionの課金はメンバー数に基づきます。ワークスペースの中に何ページ作っても、データベースをいくつ置いても料金は変わらず、増えるのは席の数だけです。そして無料プランで最初にぶつかる壁は、人数の上限ではありません。ワークスペースに2名以上いる場合に効いてくる1,000ブロックという作成量の上限です。ここが他の多くの道具と違う点で、料金表だけを眺めていても見つかりません。

この記事では、2026年9月2日時点の公式料金ページと公式ヘルプに書かれている内容だけを使って、プランごとの金額、無料でできる範囲の具体的な上限、誰が課金対象になるのかという席の数え方、プロジェクト管理として標準でどこまで用意されているのか、そして有料に移る境目になる条件を順に整理します。公式資料で確認できなかった項目は、確認できなかったとそのまま書きます。料金は変わるものなので、稟議に出す直前には公式ページで確かめてください。

Notionの料金は同じページの通貨セレクタでJPYとUSDが切り替わる

料金の話に入る前に、日本のチームが最初に迷う点を片付けておきます。Notionの料金ページには「表示通貨:」という切り替えがあり、同じページの中でJPYとUSDを切り替えられます。

2026年9月2日時点のJPY表示の金額

JPY表示に切り替えたときの金額は次の通りです。単位表記はいずれも「メンバー/月」です。

プラン 年払い 月払い
フリー ¥0/メンバー・月 ¥0/メンバー・月
プラス ¥1,650/メンバー・月 ¥2,000/メンバー・月
ビジネス ¥3,150/メンバー・月 ¥3,800/メンバー・月
エンタープライズ カスタム料金 カスタム料金

プラン名の日本語表記は「フリー」「プラス」「ビジネス」「エンタープライズ」で、英語表記は「Free」「Plus」「Business」「Enterprise」です。ビジネスには「おすすめ」のラベルが付いています。またプラスとエンタープライズにはアスタリスクが付いていて、脚注に「ワークスペースによっては*プランが利用できない場合があります。」と書かれています。自社のワークスペースで選べるかどうかは、実際の課金画面で確認する必要があります。

年払いの割引については、料金ページに「年間プランで最大20%お得に」と表示されています。

USD表示に切り替えた場合の金額

同じページで「表示通貨:」をUSDに切り替えると、次の金額が表示されます。

プラン 年払い 月払い
Free $0/メンバー・月 $0/メンバー・月
Plus $10/メンバー・月 $12/メンバー・月
Business $20/メンバー・月 $24/メンバー・月
Enterprise カスタム料金 カスタム料金

ここは書き方に注意が要ります。よく見かける説明では「日本語ページの金額」「英語ページの金額」という言い方をしますが、Notionの場合それは正確ではありません。日本語ページと英語ページが別々の価格表を持っているのではなく、1つのページの中の通貨セレクタでJPY表示とUSD表示が切り替わる形になっています。つまり正確には「JPY表示の金額」と「USD表示の金額」です。

JPY表示の金額とUSD表示の金額のあいだの換算方法や、どのレートをいつ適用しているのかという説明は、公式ページには見当たりませんでした。したがって「為替がこう動いたからJPY表示の金額もこう変わる」といった予測は、この記事では書けません。円建てで支払うのかドル建てで支払うのかを含め、実際の請求条件は決済画面と請求書で確認してください。

税抜か税込かは公式に明示がない

料金を稟議に出すときに必ず聞かれるのが、税抜か税込かです。ここは正直に書きます。表示価格が税抜なのか税込なのかを明示する文言は、料金ページにもヘルプの請求関連記事にも見当たりませんでした。

代わりに確認できたのは、各有料プランのカード下部に出る注記です。JPY表示では「日本の消費税(該当する場合)」、英語表示では「Japanese Consumption Tax if applicable」と表示されます。USD表示に切り替えても同じ注記が出ます。ここから読み取れるのは、該当する場合に日本の消費税が加算されるということだけで、表示価格が税込であるとも税抜であるとも書かれていません。

したがって稟議には、「JPY表示の金額はプラスで¥1,650/メンバー・月(年払い)。カード下部に日本の消費税が該当する場合に加算される旨の注記があるが、税抜か税込かの明示は公式ページで確認できなかった」と書くのが正確です。「税抜です」と断定して後から差額が出るより、この形で出しておいたほうが安全です。

年払いと月払いで年間いくら変わるか

JPY表示の金額から、実際に払う額を人数別に出しておきます。いずれも税の扱いが公式に明示されていないため、税を含まない素の掛け算です。

構成 年払いの年額 月払いの年額
プラス5人 99,000円 120,000円 21,000円
プラス10人 198,000円 240,000円 42,000円
プラス30人 594,000円 720,000円 126,000円
ビジネス10人 378,000円 456,000円 78,000円
ビジネス30人 1,134,000円 1,368,000円 234,000円

年払いのほうが安いことは公式ヘルプにも「Yearly billing costs less.」と明記されています。ただし年払いにすると、途中でメンバーが減ったときの調整が効きにくくなります。人の出入りが多いチームでは、差額42,000円を取りに行くより、月払いで身軽にしておくほうが結果的に安く済む場合もあります。この判断は次の「課金の軸」の項を読んでから決めるのが確実です。

無料のフリープランで足りる使い方を先に確認する

有料の話をする前に、無料で足りる範囲をはっきりさせておきます。Notionのフリープランは、使い方によっては長く無料のまま運用できます。

1人で使う限り、ページとブロックは無制限

料金ページの比較表「プランと機能」で、フリープランの「ページとブロック」の欄には「個人の利用は無制限」「メンバーが2名以上の場合は制限あり」と書かれています。

つまり1人で使っている限り、作れるページ数にもブロック数にも上限はありません。個人の資料置き場、読書メモ、自分だけのタスクリスト、仕事の下書き置き場といった使い方であれば、有料に移る理由はほとんど出てきません。これは無料プランとしてかなり広い範囲です。

フリープランのカードにも「サブタスク、依存関係、カスタムプロパティなどを含むデータベース」と書かれていて、データベースの中核部分は無料で使えます。実際、料金ページの比較表を見ると「サブタスクと依存関係」「カスタムプロパティとフィルタリング」の行は、フリーを含む4列すべてにチェックが付いています。「無料だからデータベースが使えない」ということはありません。

2名以上になると1,000ブロックで区切られる

問題はここからです。公式ヘルプ「ブロックの使用状況を理解する」に、プランとワークスペースの人数ごとの表があります。

Members can be added to workspaces on the Free Plan at no charge. Workspaces with more than one member will be able to use up to 1,000 blocks in that workspace. If you want unlimited block usage on the Free Plan, you'll need to make sure your workspace only contains one person. 出典: notion.com

日本語のヘルプでは、同じ表が次のように整理されています。「無料」かつ「1名のワークスペースオーナーのみ」なら「無制限」。「無料」かつ「2名以上のワークスペースオーナー」なら「ワークスペースごとに1,000ブロック。その後、コンテンツを作成し続けるには、ワークスペースをNotionの有料プランにアップグレードする必要があります。」。そして「プラスプラン、ビジネスプラン、エンタープライズプラン」であれば人数にかかわらず「無制限」です。脚注には「*フリープランのワークスペースに追加されたユーザーは、ワークスペースオーナーとしてのみ参加できます。」ともあります。

ここで押さえておくべき点が1つあります。カウントの仕方です。公式ヘルプには「サインアップ後にワークスペースで作成されたコンテンツの量に基づいてブロックをカウントします。ブロックを削除したり、ゴミ箱を空にしたりしても、ブロック数は減りません。」と書かれています。つまり累積です。古いページを消して枠を空ける、という手は使えません。

ブロックというのは、Notionで文章を打つときの1段落、1つの見出し、1つのチェックボックス、1枚の画像といった単位です。感覚をつかむために言うと、少し書き込んだ議事録が1本でおおよそ数十ブロック、項目の多い仕様書なら1本で百を超えることもあります。2人以上のワークスペースで日々の議事録とタスクを書いていけば、1,000という数字はそれほど先の話ではありません。

無料の上限は人数ではなくブロック数で来る

ここは他の道具と設計が違うので、はっきり書いておきます。フリープランのメンバー数そのものに上限があるという記載は、公開資料では確認できませんでした。むしろ英語ヘルプに「Members can be added to workspaces on the Free Plan at no charge.」と書かれていて、人数を増やすこと自体は無料でできる設計になっています。

制限のかかり方が人数ではなくブロック数だ、というのが結論です。「無料は何人まで」という形で覚えていると、実際にぶつかる壁を読み違えます。人数を絞っても、書く量が増えれば同じところで止まります。逆に、書く量が少ないチームであれば、人数がある程度いても1,000ブロックの手前で運用が回り続けます。

なお「無制限」になるのは「1名のワークスペースオーナーのみ」の場合だと明記されているので、複数人で共有した時点でこの上限は有効になると読むのが自然です。ワークスペースを分ければ、という発想もありますが、それは進行のとりまとめという目的から遠ざかる方向なので、判断としては薄いです。

無料でも使える範囲、無料だと足りなくなる範囲

料金ページの比較表から、フリープランの列に数値や条件が書かれている項目を並べておきます。

項目 フリー プラス以上
ファイルのアップロード 最大5MB 無制限
ページの履歴 7日 プラス30日/ビジネス90日/エンタープライズ無制限
外部ゲスト制限 10 無制限のゲスト
チャート 1 無制限
notion.site ドメイン 1 5
フォーム ベーシック プラスはカスタム/ビジネス以上はカスタム+条件付きロジック
オートメーション ベーシック、ボタンのみ プラスはカスタム、データベースオートメーション
検索エンジンのインデックス作成(SEO) ベーシック アドバンスト

このうち、進行のとりまとめで先に効いてくるのは上から3つです。ファイルのアップロードが5MBまでというのは、設計図やスライド、動画の共有を日常的にやるチームだとすぐに引っかかります。ページの履歴が7日というのは、「先週の時点でどう書いてあったか」を遡れる期間が1週間しかないということです。誰かが工程表を書き換えて、それが間違いだったと気づくのが翌々週なら、もう戻せません。

「オフライン」の行も、フリーとプラス以上で書き方が違います。フリーは「オフラインで使用するためにダウンロードするページを選択します。」で、プラス以上は「オフラインで使用するための最近の履歴とお気に入りの自動ダウンロード。」です。移動中に見る前提のチームでは、この差が地味に効きます。

課金の軸はメンバー数で、席の数え方を先に押さえる

金額の次に確認すべきは、誰が課金対象になるかです。ここを読み違えると、見積もりが人数分そのままずれます。

請求はワークスペース内のメンバー数に基づく

公式ヘルプには「Notionの請求モデルは、ワークスペース内のメンバー数に基づいています。」と明記されています。さらに「Notionは、ワークスペース内で使用されているシート(ライセンス)の数に基づいて請求します。ワークスペース内の各メンバーに1シートが割り当てられます。」とあります。料金表の単位表記も「メンバー/月」なので、人数課金であることは表と説明の両方で一致しています。

この設計から言えるのは、ページ数やデータベース数を増やしても料金は動かないということです。ドキュメントを何本書いても、プロジェクトのデータベースを何個作っても、増えるのは席の数だけで増えます。書く量で課金される道具ではありません。ただしフリープランに限っては、前の項で見た通り書く量そのもの(ブロック数)が上限になります。無料と有料で、制限のかかり方の性質が変わる点に注意してください。

メンバーを足したとき、減らしたときの請求

ここは実務で必ず聞かれるので、公式の記載をそのまま整理します。

月払いの場合は「月払プランのワークスペースにメンバーを追加する場合、通常の月次請求では翌月分のご利用料が請求されますが(新規メンバーを含む)、その前の請求サイクル中に追加されたメンバーに対する日割り料金も、遡って請求に追加されます。」と書かれています。つまり、月の途中で人を足せば、その月の残り分が日割りで乗ってきます。

年払いの場合は「年払プランでワークスペースにメンバーを追加すると、翌月、プランのご利用を開始した日と同じ暦日に」年払いプランの残余期間に応じて計算された利用料金が請求される、という説明になっています。年払いだから追加が無料、ということはありません。

減らしたときは非対称です。「ワークスペースからメンバーを削除した場合、請求額の減額は次回の請求サイクルから適用され、サイクル途中の日割り計算は行われません。既存の有料シートは、現在の請求期間が終了するまで引き続き利用できます。」と書かれています。増やすときは日割りで乗り、減らすときは日割りで戻らない、という形です。

また「Regardless of whether you're paying yearly or monthly, we review how many members you've added and issue invoices on a monthly basis.」ともあり、年払いであっても人数の見直し自体は毎月行われる旨が記載されています。人の出入りが多いチームで年払いを選ぶ場合、この非対称性は見積もりの前提に入れておくべきです。

なお「ワークスペースにメンバーとしてユーザーを追加する前に、有料のNotionワークスペースにメンバーを追加することは請求対象のアクションであり、請求情報に追加料金が発生することを覚えておいてください。」という注意書きも公式に出ています。招待ボタンを押した時点で課金が動くという理解でいるのが安全です。

シートを消費しない例外

例外として、公式ヘルプに「Temporary members don't use a paid seat.」という記載があります。これはNotionマーケットプレイスの認定コンサルタントに対して、管理者が期限付きのアクセスを与える仕組みについての説明です。追加できるのは「Only workspace admins can add temporary members.」とあり、ワークスペースの管理者に限られます。一般の外部協力者を無料で入れるための抜け道ではないので、扱いを混同しないほうがいいです。

制限付きメンバーも課金対象

役割の種類についても押さえておきます。公式ヘルプには「Restricted members share many capabilities with regular workspace members.」とあり、続けて「They also affect your billing in the same way as adding a workspace member.」と明記されています。制限付きメンバーは「They need to be added to specific teamspaces and pages to be able to access them.」という位置づけで、アクセスできる範囲は狭いのですが、請求上は通常のメンバーと同じ扱いです。

「見るだけだから安くなるはず」と考えて席を用意すると、この点で見積もりが狂います。閲覧中心の人を安く入れたい場合に見るべきは、次のゲストの扱いです。

ゲストは課金の対象ではなく、別枠の上限で管理される

外部の協力者や取引先を入れたいとき、メンバーとして足すかゲストとして足すかで扱いが変わります。

ゲストの定義とできないこと

公式ヘルプでは「Guests are individuals external to your company or organization who you invite into your workspace on a page-by-page basis.」と定義されています。想定される相手として「People who have a different organization email domain.」「Clients who you want to provide feedback on your work.」「Friends, family, or mentors that you want to have contribute to or review your work.」が挙げられています。

メンバーとの違いは「Guests share many capabilities with members, except:」に続いて列挙されています。「They can't be given workspace-wide access. They must be invited to individual pages in order to view them and their sub-pages.」つまりワークスペース全体へのアクセスは渡せず、ページ単位で招く形になります。さらに「They can't add new connections to your workspace.」ともあります。

課金対象はメンバーで、ゲストは外部ゲスト制限という別枠

課金の軸はメンバー数だと明記されている一方、ゲストについては「ワークスペースに新しいメンバーを追加せずにNotionで共同作業を行いたい場合は、ゲストを特定のNotionページに招待できます(ただし、プランのゲスト数の上限に達していない場合に限ります)。」と説明されています。メンバー追加とは別の扱いであることが、この書き方から読み取れます。

ただし正確に書くと、有料プランでゲストが一切課金されないと直接述べた文言は、公開資料では確認できませんでした。確認できたのは、課金対象がメンバーであることと、ゲストはプランごとの「外部ゲスト制限」という別枠で管理されることの2点です。ここは「ゲストは何人入れても完全に無料」と断定せず、「課金はメンバー数に基づき、ゲストは別枠の上限で管理される」という形で押さえておくのが安全です。

ゲスト数の上限は、料金ページの比較表「外部ゲスト制限」の行に書かれています。フリーは10、プラス、ビジネス、エンタープライズはすべて「無制限のゲスト」です。

誤ってメンバーとして追加しないための手順

実務でいちばん起きやすい事故が、ゲストのつもりでメンバーとして追加してしまうことです。公式ヘルプにも対処が書かれています。「ワークスペースにメンバーを誤って追加しないようにするには、ゲストを招待するNotionページに移動し、ページ共有をクリックします。メールアドレスを入力したら、招待をクリックする前にメールアドレスにカーソルを合わせて、ゲストとして追加されていることを確認します。」とあります。

さらに「ゲストをメンバーにアップグレードするかどうかを尋ねられます。今はスキップを選択して、そのページに無料で追加されるようにします。」とも書かれています。招待の途中でこの確認が出るので、流れで押さないことです。人数の多いチームでは、招待の権限を持つ人を絞るか、招待手順を短い手引きにして共有しておくのが現実的です。

上限に達したときの挙動も記載があります。ゲストを追加できない理由の1つとして「Your workspace has reached its guest limit.」が挙げられており、さらに「If your workspace is above the guest limit for your plan, new users that you share content with can only be added as a member (instead of as a guest) if they belong to your workspace's email domains.」とあります。上限を超えた状態で共有を続けると、メンバー側に寄せられる場合がある、という点は費用に直結します。

このほか「Your workspace or teamspace has prevented guests from being added to the page.」「The email domain of the guest you're trying to share the page with is not an allowed email domain for your workspace.」といった設定側の理由も列挙されています。エンタープライズプランについては「If you're on an Enterprise plan and the owner has prevented members from inviting guests to pages, then any people you invite to a page will automatically be added as members.」という記載もあり、設定次第で自動的にメンバー扱いになる場合があります。

ゲストからのアクセス申請の仕組みについても記載があります。「This feature is available and turned on by default for all plans except Enterprise.」とされ、さらに「If you're on a Plus or Business Plan, you can turn this setting off. Unfortunately, Free plans will not be able to turn this feature off.」と書かれています。無料のままだとこの申請機能を切れない点は、外部とのやり取りが多いチームでは確認しておく価値があります。

プロジェクト管理として、標準でどこまで用意されているか

料金の判断には、「有料にすれば工程管理ができるようになるのか」という論点が必ず絡みます。ここは切り分けて見る必要があります。

標準で配られるテンプレートは3種類

公式のプロジェクト管理ガイドには「There are three built-in project management templates in Notion, each with a designated use case in mind. Regardless of which one you start with, you'll be able to customize it by adding more properties later on.」と書かれています。呼び出し方は「The Projects and tasks template is only available in the Notion app, so to start a project tracking system from the template, go to Templates in the sidebar.」で、アプリのサイドバーの「Templates」からです。

3種類の内訳は次の通りです。「To-do list」は「This is a single database for simple task management where you can create, organize, and track your tasks.」と説明され、単発の仕事や個人のタスク管理向けとされています。「Projects & tasks」は「Ideal for team project management, these databases allow you to organize tasks by project and track progress across your team.」で、プロジェクトとタスクが別々のデータベースになり、それらを関連づける形です。「Projects, tasks & sprints」はさらにスプリントの層が加わり、期間で区切って進める開発チーム向けと説明されています。

テンプレートに最初から入っているもの

「Projects & tasks」を選んだ場合、最初から入っているものが公式ガイドに列挙されています。構造としては「Projects are the parent of tasks」で、「One project can have many tasks, but each task should only relate to a single project.」という関係です。プロジェクト側には「properties like status, people, related tasks, and related task completion percent.」があり、タスク側には「properties for the assignee, due date and status.」があります。進捗については「The completion property calculates the number of completed tasks per project and displays the percentage as a progress bar.」と説明されていて、完了率がプログレスバーで出ます。

ビューも複数入っています。プロジェクトのデータベースには、進行中だけを絞るカンバンの「Active」、自分が関係するものだけを出す「Mine」、全部を表で見る「All」、そして「Timeline」があります。Timelineについては「Here, you'll see your projects arranged according to start and end date. By seeing how commitments overlap, you can make sure the workload is balanced and judge your team's capacity for new projects.」と説明されています。タスクのデータベースには「By project」「Mine」「People」の3つが入っています。

権限の初期状態についても記載があります。「When you add Projects & Tasks to a teamspace, everyone in the teamspace has access to those databases.」とあり、チームスペースに置けばその中の全員が見られる状態から始まります。

タイムラインビューのプラン制限は公開資料で確認できなかった

「工程表は有料からですか」という質問はよく出ます。ここも正確に書きます。

公式ヘルプの「タイムラインビュー」の記事には、「Notionのタイムラインは、タスクとスケジュールを把握できるデータベースで、時間や日、週、月、年など、時系列でプロジェクトを表示できます」と説明があり、作り方として「ここから始めるで•••をクリックし、タイムラインを選択します。」「インラインタイムラインを作成したい場合は、任意のページで/Timeline viewと入力し、Enterキーを押します。」といった手順が書かれています。既存のデータベースに足す場合は「データベース名または現在のデータベースビュー名の横にある+をクリックします。」「ドロップダウンメニューからタイムラインを選択します。」です。利用条件として、日付の範囲を持つ日付プロパティが必要である旨も記載されています。

一方で、この記事にはプランを限定する注記が見当たりません。料金ページの比較表にも「タイムラインビュー」という行そのものが存在せず、データベース関連の行は「サブタスクと依存関係」「カスタムプロパティとフィルタリング」「チャート」「フォーム」「ダッシュボード」の5つです。このうち「サブタスクと依存関係」「カスタムプロパティとフィルタリング」はフリーを含む全プランにチェックが付いています。

したがって、タイムラインビューが有料プランからであるという記載は、公開資料では確認できませんでした。制限があるとは書かれていませんが、制限が無いと明記されてもいません。ここを断定して稟議に書くのは避け、実際のワークスペースで作れるかどうかを確かめてから判断してください。

その先の作り込みは利用者側の仕事

テンプレートが用意されているのは出発点までです。公式ガイドにも「In both databases, you can create any new views that you and your team would find helpful.」「To add a new property to the database click on options …, Properties, and + New property.」と書かれていて、ビューの追加もプロパティの追加も利用者側の操作として案内されています。「Starting with a projects & tasks template that's ready to go, you can create a fully customized system that suits the way you work best.」というのが公式の位置づけです。

自由に組める代わりに、組む人が要ります。現場でしばしば出るのは、最初に作り込んだ人が抜けると誰も直せなくなる、という話です。プロパティが増え、ビューが増え、リレーションが張り巡らされたワークスペースは、作った本人以外にとっては読み解く対象になります。料金の判断をするときは、席の代金だけでなく、この設計と保守を誰が持つのかも一緒に決めておくのが現実的です。

人数が増えたときに追加で効いてくる項目

5人のときは気にならず、20人を超えたあたりから急に問題になる項目があります。プランを選ぶ前に、ここも見ておく価値があります。

権限の細かさはビジネス以上に寄っている

料金ページの比較表を見ると、権限まわりは段階が分かれています。「チームスペース(オープン、クローズド)」と「権限グループ」はフリーを含む4列すべてにチェックが付いています。一方で「チームスペース(プライベート)」「チームスペースの高度なアクセス権設定」「データベース権限の詳細設定」の3つは、ビジネスとエンタープライズのみです。

「ダッシュボード」の行も同じで、ビジネスとエンタープライズのみにチェックが付き、フリーとプラスの列は空欄です。複数のプロジェクトを横串で1枚にまとめて見たい、という要求が出てきたときは、この行が判断材料になります。

管理とセキュリティの側は、さらにエンタープライズに寄っています。「二段階認証」は4列すべてにチェックがありますが、「SAMLシングルサインオン(SSO)」はビジネスとエンタープライズのみです。「ユーザープロビジョニング(SCIM)」「高度なワークスペース&チームスペースセキュリティ設定」「組織レベルの管理」「ワークスペースアナリティクス」「詳細な管理者ロール設定」「監査ログ」「管理者コンテンツ検索」「ドメイン管理」「管理対象ユーザーのダッシュボードとコントロール」「ゲスト招待リクエスト」「データ保持設定のカスタマイズ」は、いずれもエンタープライズのみです。「ワークスペースの統合」もエンタープライズのみで、「*条件つき」と表示されています。

役割の種類にも差があります。「Membership admin is a role that exists only in the Enterprise Plan. Membership admins can add or remove members from workspaces or groups, but they don't have the ability to change workspace settings.」とあり、メンバーの出し入れだけを任せる役割はエンタープライズにしかありません。人数が増えて招待の管理を分担したい場合、これが効いてきます。

なおワークスペースオーナーについては「Workspace owners are admins who can manage workspace settings, delete a workspace, and manage other workspace owners, admins, members, and guests. Every workspace has at least one owner.」と定義されています。ワークスペースを消せる権限を持つ人が誰かは、人数が増える前に確認しておくべき項目です。

データの保管場所が日本国内になるのはエンタープライズのみ

保管場所を気にする案件では、ここが決定的な条件になることがあります。公式ヘルプには「営業経由で購入される(つまり、アカウントチームと連携している)エンタープライズプランのお客様は、既存のデータを指定したデータ地域へ移行できます。」と書かれています。さらに「アカウントチームに連絡してデータレジデンシー移行の確認を受けない場合、ワークスペースは引き続き米国でホストされます。」ともあります。

選べる地域として公式の表に載っているのは、US-West-2(オレゴン)、EU-Central-1(フランクフルト)、AP-Northeast-1(東京)、AP-Northeast-2(ソウル)の4つです。東京を選んだ場合のバックアップ地域はAP-Northeast-3(大阪)と記載されています。脚注には「*日本および韓国におけるNotionのホスティングの詳細については、アカウントチームにお問い合わせください。」とあります。

既定については「デフォルトでは、データは引き続き米国に保存されます。」と明記されています。つまり、日本国内での保存が選べるのはエンタープライズプランに限られ、しかも既定ではありません。地域内に保存されるのは「ページコンテンツ」「Notionにアップロードされたファイル(画像やドキュメントなど)」「ユーザーデータの検索インデックス」などで、「アカウント情報」「使用状況データ」「Notionのサブプロセッサーによって処理されるデータ」は地域外に保存されうると書かれています。NotionカレンダーとNotionメール、およびベータサービスはデータレジデンシーの対象外とされています。インフラについては「NotionはAmazon Web Servicesと提携し、地域のデータセンターを通じて信頼性の高い高性能データストレージを提供しています。」と説明されています。

取引先から保管場所の条件を求められている場合、プラスやビジネスでは満たせない可能性がある、という点を先に確認しておいてください。

書き出しと取り込みでできること

もう1つ、長く使うほど効いてくるのが、データを外に出せるかどうかです。

公式に案内されている書き出し形式は、PDF、HTML、Markdown、CSVの4つです。プランによる差もあります。料金ページの比較表には「ワークスペース全体のエクスポート(HTML、Markdown、CSV)」という行があり、フリーを含む4列すべてにチェックが付いています。一方、「ワークスペース全体のエクスポート(PDF)」はビジネスとエンタープライズのみです。PDF書き出しの「サブページを含める」オプションについても「ビジネスプランまたはエンタープライズプランをご利用の場合は、サブページを含めるオプションのご利用が可能です。」と記載されています。

ワークスペース全体の書き出しには条件がいくつかあります。「ファイルをダウンロードするためのリンクが記載されたメールがNotionから届きます。このリンクの有効期限は7日間です。」「エクスポートの処理には、ワークスペースのサイズによっては最大30時間かかる場合があります。」「ワークスペース全体のエクスポートは、デスクトップまたはWebでのみ実施できます。」といった記載です。さらに「エクスポートしたワークスペースコンテンツを再アップロードしても、ワークスペースを即座に再現することはできません。」とも明記されています。書き出しはできても、そのまま元通りに戻せるわけではない、という点は理解しておくべきです。

書き出せないものもあります。「現時点では、データベースの「フォーム」ビューをエクスポートすることはできません。」「カスタム絵文字は、PDFエクスポートでは表示されません。」「PDFエクスポートに失敗した場合、HTMLとしてエクスポートされます。」といった注記があります。また「他のユーザーのプライベートページなど、エクスポート実行者にアクセス権がないページはエクスポートされません。」ともあります。

取り込み側は幅広く、プレーンテキスト(.txt)、テキストとマークダウン(.txt、.md、.markdown)、Microsoft Word(.docx)、CSV(.csv)、HTML(.html)、PDF(.pdf)、ZIP(.zip)が挙げられています。他ツールからは「Confluence、Asana、Evernote、Trelloなど、さまざまなアプリからのデータインポートにも対応しています。」とあり、個別ページが用意されているものとしてConfluence、Asana、Monday.comが挙げられています。手順は「設定 → インポートの順に移動するか、任意のページで/と入力して必要なインポーターを検索します。」で、「Notionのインポート機能は、デスクトップとWebで利用できます(モバイルではまだ利用できません)。」という制限も記載されています。

なお日本語への対応は問題ありません。公式ヘルプの対応言語一覧に日本語が含まれています。ただし日本語のヘルプ記事の上部には「このコンテンツはAI翻訳されている可能性があります」という注記が出ます。契約や請求に直結する条件を日本語ヘルプの文言だけを根拠に判断するのは避け、英語版と突き合わせておくのが安全です。

料金表の読み方より、区切り方の設計を見る

ここまで整理してきた内容から、進行を預かる立場で判断材料になる点をまとめます。

Notionのままでいい場合

まず、乗り換える理由が無い使い方を先に置きます。1人でページとブロックを無制限に使っている個人利用は、そのままで問題ありません。有料に移る理由が出てきません。

チームで使っている場合でも、Notionのままがいいケースははっきりしています。仕様書、議事録、社内の手引き、調査メモといった文章の資産がすでに厚く積み上がっているなら、その資産ごと動かす手間のほうが高くつきます。データベースを自分たちの業務に合わせて作り込んでいて、それを保守できる人が社内にいる場合も同じです。テンプレートに入っているプロジェクトとタスクの関係、完了率のプログレスバー、複数ビューの切り替えは、そのまま使えば十分に機能します。

書く場所と進める場所を1つにまとめたい、という考え方自体もNotionの強みです。ドキュメントとタスクが同じ場所にあることで、経緯を追いやすくなります。ここを重視しているなら、料金だけを理由に動かす判断にはなりにくいはずです。

詰まるとしたらどこか

一方で、進行のとりまとめという一点に絞ったとき、詰まりやすい箇所も見えてきます。

自由に組める道具は、組む人に依存します。ビューを増やし、プロパティを増やし、リレーションを張るほど、その構造を理解している人だけが直せる状態になります。工程表を1人が引き直している間、他の人はその表を見られません。入力する人が増えないと、進捗の表はすぐ嘘になります。道具の柔軟さと、チーム全員が触り続けられるかどうかは、別の話です。

料金の面では、課金がメンバー数に基づくため、「見るだけの人」も席を消費します。制限付きメンバーであっても請求上は通常のメンバーと同じ扱いだと明記されています。外部の人はゲストとして別枠で扱えますが、ページ単位の招待になるため、全体を見せたい相手には向きません。

そしてフリープランで試す場合、2名以上になった時点で1,000ブロックの上限がかかり、削除しても数字が戻りません。「まずチームで少し試してみる」という進め方と、この上限の相性はあまり良くありません。

区切り方が、試せる範囲を決める

料金表を読むとき、いちばん効くのは金額ではなく区切り方です。機能で区切られていると、「まず1つ作って試す」ができません。横断で見るダッシュボードが上位プランにあると、試すためだけに全員分の席を上位プランで買うことになり、その時点で稟議の話になります。人数で区切られていれば、見せたい相手の分だけを考えればよくなります。作成量で区切られていれば、書く前に上限を気にすることになります。

機能で絞らず、区切るのは人数とボードの数だけという設計であれば、進行を預かる人の判断で「まず1枚作ってみる」ところまで進めます。試してから決められるかどうかは、道具そのものの出来と同じくらい、運用が定着するかを左右します。プランの区切り方は料金で確認できます。何ができるのかを機能単位で確認したい場合はできることにまとめてあります。

ドキュメントと進行を1つにまとめる設計と、板1枚に進行だけを集める設計は、狙っているものが違います。この違いの見方はNotionとの比較に整理しました。カード型のボードから移る場合に何が変わるのかはTrelloとの比較で、タスク管理の設計思想の差はAsanaとの比較で扱っています。人数課金の考え方を横に並べたい場合はmonday.comとの比較が参考になります。日本の開発現場で使われてきた課題管理型のツールとの違いはBacklogとの比較に、国内発のボード型ツールとの差はJootoとの比較に書いています。全体を俯瞰したい場合は比較の一覧から入るのが早いです。

ただし、区切り方を人数とボード数に寄せることには、引き換えに認めておくべき点があります。リポジトリ機能は持っていません。自動化と外部連携の豊富さで勝負する設計にもしていません。Notionのように文章とデータベースを同じ場所に積み上げていく使い方を求めるなら、そちらのほうが合います。画面は日本語のみです。自動で取り込めるのはTrelloからだけで、他の道具からはボードを作り直すことになります。取り込みの手順はTrelloからの移行にまとめてあります。データの扱いや保管の考え方は安全性の考え方に、導入前に出やすい疑問はよくある質問に集めました。

最後に、この記事の数字の扱いについて改めて書いておきます。ここに書いたNotionの料金と上限は、すべて2026年9月2日時点の公式料金ページと公式ヘルプに書かれていた内容です。JPY表示の金額もUSD表示の金額も、比較表の上限も、事業者の判断で変わります。稟議に出す直前には、必ず公式の料金ページで最新の数字を確認してください。そして確認できなかった項目、つまり表示価格が税抜か税込かの明示、JPY表示とUSD表示の換算方法と改定時期、タイムラインビューのプラン制限、フリープランのメンバー人数そのものの上限、有料プランでゲストが完全に無課金であることを直接述べた文言については、この記事では推測を書いていません。判断にこれらが必要なら、公式の問い合わせ窓口で直接確かめるのが唯一の方法です。

Q1. Notionの料金は日本円で表示されますか?

2026年9月2日時点では、料金ページに「表示通貨:」の切り替えがあり、同じページ内でJPYとUSDを切り替えられます。JPY表示ではプラスが¥1,650/メンバー・月(年払い)、ビジネスが¥3,150/メンバー・月(年払い)です。日本語ページと英語ページで別の価格表を持っているのではなく、1つのページの通貨セレクタで切り替わる形になっています。

Q2. Notionの表示価格は税抜ですか、税込ですか?

表示価格が税抜か税込かを明示する文言は、料金ページにもヘルプの請求関連記事にも見当たりませんでした。確認できたのは、各有料プランのカード下部に「日本の消費税(該当する場合)」という注記が出ることだけです。該当する場合に日本の消費税が加算される、という点までが公式に読み取れる範囲です。実際の請求額は決済後の請求書で確認してください。

Q3. 無料プランは何人まで使えますか?

フリープランのメンバー数そのものに上限があるという記載は、公開資料では確認できませんでした。英語ヘルプには無料で人を追加できる旨が書かれており、制限は人数ではなくブロック数でかかります。2名以上のワークスペースはワークスペースごとに1,000ブロックまでで、削除してもこの数は減らないと明記されています。1人だけのワークスペースであれば無制限です。

Q4. 外部の協力者を入れると料金は上がりますか?

課金の軸はワークスペース内のメンバー数で、各メンバーに1シートが割り当てられます。外部の相手はメンバーではなくゲストとしてページ単位で招く形になり、プランごとの「外部ゲスト制限」という別枠で管理されます。フリーは10、プラス以上は無制限のゲストです。ただし有料プランでゲストが完全に無課金だと直接述べた文言は公開資料では確認できませんでした。

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