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Microsoftのプロジェクト管理ツールを比べる|Project Online終了後の選び方

2026年9月8日 ・ Pinateca編集部

プロジェクト管理 ツール microsoft で検索する人の多くは、すでにMicrosoft 365を契約しています。追加の契約をせずに済むならそれがいちばん早い、という前提で調べ始めて、Planner、Project、To Do、Lists、Loop、Teams、Excelと名前が並んだところで手が止まります。

止まる理由ははっきりしています。同じ会社の製品なのに、どれが工程表を引ける道具で、どれがタスクの一覧を置くだけの道具なのかが名前から読み取れないためです。しかも過去数年で製品名が何度も変わっており、検索して出てくる解説記事の名前と、いま管理画面に出ている名前が一致しません。

この記事では、2026年9月4日時点の公式ページに掲載されている内容だけを使って、名前の対応と料金の線引きを整理します。あわせて、契約を増やす前に確かめておくべき点と、増やさずに済ませられる範囲を扱います。読み終えたときに、自分のチームがどの段階にいて、次に何を決めればよいかがはっきりしている状態を目指します。

Project Onlineの提供終了が、選び直しの期限を作っている

2026年に入ってからこのキーワードで検索する人が増えている理由の1つは、期限が迫っているからです。Project Onlineは2026年9月30日に提供が終了します。新規のお客様向けのProject Online単体のSKUについては、2025年10月1日で販売が終了しています。

公式のブログでは、この変更の範囲がはっきり示されています。

This update is exclusive to Project Online and does not affect Project desktop, Project Server, or Planner. 出典: techcommunity.microsoft.com

つまり終わるのはProject Onlineだけで、Projectのデスクトップアプリ、Project Server Subscription Edition、Plannerは対象外です。移行先として案内されているのはPlanner、Project Server Subscription Edition、Dynamics 365 Project Operationsの3つで、退役は指定の日付に自動で行われ、管理者側の作業は不要とされています。

ここで押さえておきたいのは、この期限が「いま何も困っていないチーム」にも判断を迫るという点です。Project Onlineを使っていなくても、社内の誰かが使っていれば、その工程表の置き場所が変わります。逆にProject Onlineをまったく使っていないチームにとっては、この件は直接の影響がありません。まず自社のライセンス一覧を開いて、どのSKUを何本持っているかを数えるところから始めるのが確実です。

この数え直しは、面倒に見えて価値があります。プロジェクト管理の道具は、必要になった部署が個別に契約を足していく形で増えがちで、全社で何を持っているのかを誰も把握していない状態が普通に起こります。退役の期限は、その棚卸しを始める口実として使えます。

名前が変わった経緯を押さえないと、検索結果が読めない

もう1つの混乱の元は名前です。2024年4月にProject Plan 1はPlanner Plan 1へ、同年9月18日にProject Plan 3とProject Plan 5はそれぞれPlanner and Project Plan 3、Planner and Project Plan 5へ名称が変わりました。検索で上位に出てくる解説記事の多くは改名前に書かれているため、記事の中の名前と管理画面の名前がずれます。

2026年9月4日時点の公式の料金ページに掲載されているのは、次の4つです。

名称 位置づけ 料金(税抜)
Microsoft Planner Microsoft 365に含まれる 追加料金なし
Planner Plan 1 有料の下位プラン 1,499円 ユーザー/月相当(年払い)
Planner and Project Plan 3 有料の上位プラン 4,497円 ユーザー/月相当(年払い)
Microsoft 365 Copilot Plannerのアドオン 4,497円 ユーザー/月相当(年払い)

いずれも年間サブスクリプションで自動更新、価格に消費税は含まれていません。ここで気づくのは、料金ページにPlan 5の掲載が無いことです。上位プランを検討していた場合は、この一覧に載っている範囲で考え直す必要があります。

もう1つ、Plannerという名前が2つの意味で使われている点にも注意が要ります。1つはMicrosoft 365に含まれる基本のPlanner、もう1つは有料のPlanner Plan 1以上で使えるプレミアムの機能群です。社内で「Plannerを使っている」という会話が成立していても、どちらを指しているかで話が噛み合わなくなります。会議の前に、どのライセンスが割り当てられているかを確認しておくと無駄なやり取りが減ります。

Projectという名前も同様です。デスクトップのProjectアプリ、Project Online、Project Server Subscription Edition、そしてPlanner and Project Plan 3に含まれるWeb側の機能は、すべて別物です。ベンダーの製品ページを読むときは、どの層の話をしているのかを毎回確かめてください。

ガントチャートを引きたいだけなら、どこで線が引かれているか

とりまとめる立場の人がいちばん知りたいのは、たいていここです。公式のサポートページでは、基本プランとプレミアムプランの違いが表で示されており、タイムライン(ガントチャート)でタスクを表示することと、タスク間の依存関係を追加することは、いずれもプレミアムプラン側に置かれています。目標の設定も同じくプレミアム側です。

具体的には、Planner Plan 1のハイライトとして、サブタスク、プレミアムプランのテンプレート、ポートフォリオの表示、バックログとスプリント、タスクの依存関係の作成、カレンダーとタイムライン(ガント)とPeopleビュー、プロジェクトのゴール、マイルストーン、カスタムタスクフィールドの作成が挙げられています。工程表を引くという目的だけなら、Plan 1の1,499円が入口になります。

Planner and Project Plan 3では、これに加えてタスク履歴、割り当てビュー、ポートフォリオの作成、ベースラインとクリティカルパス、リードとラグによる高度な依存関係、Projectデスクトップ、Project Onlineが付きます。デバイス数はユーザー1人あたり最大5台のPCとされています。

判断の分かれ目は、依存関係をどこまで細かく扱いたいかです。作業Aが終わってから作業Bを始める、という単純な前後関係だけで足りるならPlan 1で収まります。Aが終わる3日前からBを始めたい、といったリードとラグを設計に組み込みたい場合や、当初の計画を基準として保存して実績と比べたい場合は、Plan 3の範囲になります。

金額の差は月2,998円です。10人のチームなら年間で359,760円の差になります。ベースラインとクリティカルパスを実際に運用に載せる人が何人いるかを数えてから決めると、全員を上位プランに揃える必要が無いことに気づく場合があります。ライセンスは人ごとに割り当てられるため、工程表を引く担当だけを上位にする構成も取れます。

ここで一度立ち止まるべきなのは、そもそも工程表を何のために引くのかという点です。締切の一覧が見たいだけなら、基本のPlannerのスケジュールビューとOutlookの予定表で足りる場合があります。遅れが後工程にどう波及するかを線で追いたいなら、依存関係を作れる有料プランが要ります。工程表そのものを他のサービスがどのプランから提供しているかは、比較の一覧に横並びで載せてあります。

ExcelとTeamsで足りている範囲を、無理に置き換えない

現場でいちばん多い構成は、いまだにExcelの工程表とTeamsのチャットの組み合わせです。この組み合わせが悪いわけではありません。むしろ、次の条件がそろっているなら置き換える理由はほとんどありません。

・工程表を引くのが1人だけで、その人が更新すれば全員が最新を見られる状態になっている ・案件の期間が短く、線を引き直す回数が月に数回で収まっている ・関わる人が全員Microsoft 365を持っていて、ファイルの置き場所がSharePointに統一されている ・進捗の報告は会議で口頭で行われ、道具の上で更新する運用が最初から求められていない

逆に、次のどれかに当てはまり始めたら、Excelのままでは苦しくなります。

・工程表を1人が引き直している間、他の人はその表を見られない、あるいは古い版を見ている ・同じ作業の期限が、工程表とチャットと議事録の3か所に書かれていて、どれが正しいのか分からない ・週に1度、進捗を集めるために個別に声をかけて回っている ・案件が並行して5本以上あり、誰がいま何本抱えているかを一覧できない

Teams内のPlannerは、この移行の最初の一歩として使いやすい位置にあります。Microsoft 365に含まれているため追加の契約が要らず、グリッド、ボード、スケジュール、チャートのビューが使えます。タスクの依存関係については、基本のPlannerでは表示までで、作成はプレミアム側という線引きです。

注意したいのは、道具を増やしたことでタスクの置き場所が増える現象です。To Doにもタスクがあり、Plannerにもタスクがあり、Teamsのチャットにも依頼が流れている状態は、Excelの時代より悪くなります。入れる前に、どこに書いたものを正とするかを1文で決めておいてください。この1文が決まらないまま導入すると、現場では2週間で誰も更新しなくなると言われています。

契約を増やす前に確かめる3つのこと

契約を増やすかどうかの判断は、機能の一覧を眺めても決まりません。次の3つを数字で押さえると、判断が具体的になります。

1つめは、実際に工程表を触る人数です。ライセンスは人単位で課金されるため、この人数がそのまま金額になります。見るだけの人と、引く人を分けて数えてください。閲覧しかしない人にまで上位プランを割り当てている状態は、棚卸しをすると高い確率で見つかります。

2つめは、案件の平均的な長さです。3か月で終わる案件が中心なら、ベースラインを保存して比べる運用は定着しにくくなります。半年から1年の案件が中心なら、当初計画との差を追う価値が出ます。

3つめは、更新する人の数です。とりまとめる人が1人で全部入力する運用なら、道具を変えても負担は減りません。むしろ入力の場所が増えるぶん増えます。各担当が自分で更新する運用に変える見込みがあるかどうかが、道具を変えて効果が出るかどうかの分かれ目になります。入力する人が増えないと、進捗の表はすぐ嘘になります。

この3つを数えたうえで、必要な機能を絞り込むと、上位プランが全員に要らないことが見えてきます。逆に、ポートフォリオでプロジェクトをまたいで見たい、資源の割り当てを人単位で均したい、という要求が本当にあるなら、Plan 3を一部の人に割り当てる構成が現実的です。

課金の考え方そのものを比べたい場合は、人数で課金する形と、機能で段階を分けない形の違いを見ておく価値があります。機能で絞らず、区切るのは人数とボードの数だけにしている設計だと、工程表を見たいという理由だけで上位プランに移る場面が減ります。実際の条件は料金で確かめてください。

人数で割ると、年間いくらになるのか

稟議を通す側にとって必要なのは、機能の一覧ではなく年額です。2026年9月4日時点の公式の料金をもとに、税抜で年額を並べると次のようになります。いずれも年払いの金額を12倍したもので、実際の請求には別途消費税がかかります。

工程表を触る人数 Planner Plan 1(年額・税抜) Planner and Project Plan 3(年額・税抜)
3人 53,964円 161,892円
5人 89,940円 269,820円
10人 179,880円 539,640円
20人 359,760円 1,079,280円
30人 539,640円 1,618,920円

この表を見て最初に効くのは、人数を絞る判断です。20人のチーム全員をPlan 3にすると年間で100万円を超えます。工程表を引くのが3人で、残りの17人は割り当てられた作業を見て更新するだけなら、3人だけPlan 3、17人は基本のPlannerという構成が取れます。この場合の追加費用は年間161,892円で済みます。

ただし、この分け方には確かめるべき前提があります。基本のPlannerしか持たない人が、上位プランで作られた工程表をどこまで見られるかという点です。公式の比較表では、ポートフォリオについて閲覧限定の扱いが示されている列がありますが、どの機能がどの範囲で見えるかはライセンスの組み合わせで変わります。実際に1人分だけ契約して、閲覧側の画面がどう見えるかを確かめてから全体の構成を決めてください。無料試用が用意されているので、この確認に費用はかかりません。

もう1つ、人数課金の道具に共通する落とし穴があります。人が増えるたびに費用が線形に増えるため、社外の協力会社を招くたびに単価が乗ります。閲覧しかしない相手にまで課金が発生する設計かどうかは、契約の前に必ず確かめてください。ここは道具ごとに扱いがはっきり違う部分です。

To Do、Lists、Loop、Outlookが、それぞれ何を担っているか

Microsoft 365の中には、タスクらしきものを置ける場所が複数あります。ここを整理しないまま道具を足すと、置き場所が増えただけで終わります。それぞれの役割はおおまかに次のように分かれています。

・Microsoft To Do は個人の持ち物です。自分だけが見る作業の一覧で、チームで共有する前提の道具ではありません ・Microsoft Lists は表形式のデータの置き場所です。備品の管理や問い合わせの受付簿のように、行が増えていく記録に向いています ・Microsoft Loop は会議の途中で生まれた作業を、その場に書き留めるための道具です。会議メモから割り当てられたタスクを拾える設計になっています ・Outlook の予定表は時刻の決まった予定を置く場所です。作業の期限とは性質が違います ・Planner はチームの作業を、担当と期限を付けて一覧にする場所です

この分担を1枚の紙に書いて配るだけでも、現場の混乱はかなり減ります。実際に多いのは、会議で決まった作業がLoopに書かれ、担当者がTo Doに写し、進捗の報告がTeamsのチャットで流れ、期限はOutlookの予定表に入っている、という状態です。この状態では、とりまとめる人が4か所を見て回ることになり、どこかが必ず古くなります。

決め方は単純で、「担当と期限が付いた作業は、必ずここに置く」という場所を1つだけ選びます。それがPlannerでもExcelでも他の道具でも構いません。重要なのは、そこに無い作業は存在しないものとして扱う、という運用を全員が受け入れることです。この合意が取れていないチームでは、どの道具を入れても同じ結果になります。

公式の料金ページには、Microsoft 365の基本のPlannerでも、会議メモやMicrosoft Loopその他のソースから割り当てられたタスクを、今日の予定とマイタスクで確認できると書かれています。散らばったものを1か所に集める仕組み自体は用意されているので、まずその範囲で運用してみて、足りない部分を有料プランで埋めるという順番が無駄がありません。

Excelの工程表から移すときの、実務的な順序

置き換えを決めたあと、多くのチームがつまずくのは移行の手順です。うまくいかない典型は、既存の工程表を全部そのまま写そうとして途中で力尽きる形です。次の順序で進めると、途中で止まっても運用が残ります。

最初にやるのは、いま動いている案件を1本だけ選ぶことです。全案件を同時に移すと、移行の期間中は新旧2つの表を維持することになり、負担が2倍になります。1本だけなら、旧の表を凍結して新しい場所だけを見る運用に切り替えられます。選ぶなら、期間が1か月から3か月程度で、関わる人が5人前後の案件が扱いやすくなります。

次に、その案件の作業を書き出します。ここで既存のExcelの行をそのまま写す必要はありません。Excelの工程表は、線を引きやすくするために作業を細かく割っていることが多く、その粒度のままだと更新の手間が増えます。目安は、1つの作業が2日から5日で終わる大きさです。半日で終わるものはチェックリストにまとめ、2週間かかるものは分割します。

3つめに、担当と期限を全部の作業に入れます。担当が決まっていない作業は、その場で決めるか、いったん保留の列に置きます。担当の空欄を放置したまま運用を始めると、誰も更新しない作業が残り、表全体の信頼が落ちます。

4つめに、前後関係を入れます。ここは全部の作業に入れる必要はありません。遅れたときに後ろが動く箇所、つまり本当に依存している部分だけで十分です。すべての作業を線でつなぐと、1つ動かしただけで表全体が組み替わり、かえって読みにくくなります。

最後に、更新の頻度と担当を決めます。週に1度、決まった曜日に各担当が自分の作業を更新する、という形がいちばん定着しやすい運用です。とりまとめる人が全員分を代わりに入力する形にすると、道具を変えた意味がありません。この最後の1歩を飛ばした導入は、たいてい1か月で元のExcelに戻ります。

他のサービスと並べたときに、どこが違って見えるか

Microsoftの製品群の強みは、すでに持っているMicrosoft 365の中で完結できる点にあります。IDの管理、権限、ファイルの置き場所、監査のログが1つの体系にまとまるため、情報システムの部門から見た説明のしやすさは大きな利点です。この点を重く見るなら、他社を検討する理由はほとんどありません。

一方で、比較の対象になりやすい他のサービスとは、料金の設計が根本的に違います。組織単位の定額を採るところもあれば、人数で課金するところもあり、無料で使える範囲の切り方も揃っていません。たとえばTrelloの無料プランはワークスペースあたり10ボード、10コラボレーターまでで、カレンダーやタイムラインやテーブルのビューはPremium以上です。板の使い勝手と有料に移る境目についてはTrelloとの比較に整理があります。

Asanaやmonday.comのように、自動化と外部連携の幅を売りにしているサービスもあります。ワークフローの自動化に人手を割く余力があるチームなら、その方向に投資する判断も成り立ちます。それぞれの立ち位置はAsanaとの比較monday.comとの比較にまとめてあります。ドキュメントとデータベースを同じ場所に置きたいならNotionとの比較が判断材料になります。

国内のサービスも、いま動きが大きい時期です。Backlogは2026年12月31日で現行プランの新規契約が終了し、2027年1月1日から新しい3つのプランに移ります。フリープランのユーザー上限は10名から5名に変わります。詳しくはBacklogとの比較に整理があります。Jootoは2027年7月31日で一般提供の終了が告知されています。こちらはJootoとの比較を参照してください。

つまり、いまは主要なサービスの多くが料金体系や提供状況を動かしている時期です。3年前に比較した記憶で判断すると、前提が変わっています。検討するなら公式の料金ページを開き直して、日付と税の扱いを控えてから比べてください。

板をひとつにまとめる型の道具を検討する場合に見る点

工程表とタスクの一覧を1つの板にまとめる型の道具を候補に入れる場合、判断は機能の数ではなく、次の3点で決まります。

1つめは、必要な機能を使うために上のプランへ移る必要があるかどうかです。ガントチャートやカレンダーの表示が上位プランに置かれている設計だと、進捗を見たいという理由だけで全員分の単価が上がります。機能で段階を分けず、人数とボードの数だけで区切る設計なら、この移動が発生しません。実際に何ができるのかはできることに一覧があります。

2つめは、できないことを先に確かめられるかどうかです。板をまとめる型の道具は、開発の道具として作られたものと比べて、割り切っている部分があります。リポジトリの機能は持たず、自動化と外部連携の幅では勝負せず、画面は日本語のみで、他のサービスから自動で取り込めるのはTrelloだけ、という線引きがそれにあたります。Redmineのようにリポジトリの閲覧まで含む道具を使っているチームは、この線引きが致命的かどうかを先に判断してください。移行の実際の手順はTrelloからの移行に書かれています。

3つめは、社内の情報システムの部門に説明できるかどうかです。Microsoft 365の中で完結する構成に慣れている組織では、外部のサービスを1つ増やすだけで審査が必要になります。データの置き場所、暗号化、権限の設計、退職者のアカウントの扱いといった論点を先に押さえておくと、稟議が止まりません。この種の論点の整理は安全性の考え方にまとまっています。契約や運用まわりで先に出やすい疑問はよくある質問にも並んでいます。

この3つを確かめる順番も大事です。機能から入ると、どの道具にも足りない部分が見つかり、いつまでも決まりません。先に自分たちの条件を書き出して、そこに合うかどうかで絞ると、候補は2つか3つに減ります。条件とは、工程表を触る人数、案件の長さ、社外の人が入るかどうか、情報システムの部門の審査があるかどうかの4つで足ります。

3つとも、道具の良し悪しではなく、自分のチームの条件との相性の話です。Microsoft 365をすでに全社で使っていて、情報システムの部門が外部サービスの追加に慎重で、工程表を引く人が数人に限られているなら、Planner Plan 1を必要な人だけに割り当てる構成がいちばん摩擦が少なくなります。逆に、社外の協力会社を毎回招いて進行を共有する必要があり、相手にMicrosoft 365のアカウントを求められない場合は、板を外に出せる道具のほうが現実的です。ここは機能表では判断できない部分なので、実際に1案件だけ動かしてみて決めるのが確実です。

Q1. Microsoft 365を契約していれば、追加の費用なしでガントチャートは使えますか?

公式のサポートページでは、タイムライン(ガントチャート)の表示とタスク間の依存関係の追加は、いずれもPlannerのプレミアムプラン側に置かれています。Microsoft 365に含まれる基本のPlannerではグリッド、ボード、スケジュール、チャートのビューが使えます。ガントチャートを引くならPlanner Plan 1(2026年9月時点で1,499円 ユーザー/月相当、年払い、税抜)からになります。

Q2. Project Onlineを使っています。何もしないとどうなりますか?

2026年9月30日に提供が終了します。公式のブログでは、退役は指定の日付に自動で行われ、管理者側の作業は不要とされています。ただし必要ならその日までにデータを控えておくよう案内されています。移行先としてはPlanner、Project Server Subscription Edition、Dynamics 365 Project Operationsの3つが挙げられています。Projectのデスクトップアプリは今回の対象外です。

Q3. Planner Plan 1とPlanner and Project Plan 3は、どちらを選べばよいですか?

前後関係が単純な工程表を引きたいだけならPlan 1で収まります。当初の計画をベースラインとして保存して実績と比べたい、クリティカルパスで優先順位を決めたい、リードとラグを含む依存関係を設計したい、という要求があるならPlan 3です。差額は月2,998円なので、上位の機能を実際に使う人だけをPlan 3にする割り当ても取れます。

Q4. 名前が何度も変わって混乱しています。いま正しい名前はどれですか?

2026年9月4日時点の公式の料金ページに載っているのは、Microsoft 365に含まれるMicrosoft Planner、Planner Plan 1、Planner and Project Plan 3、そしてアドオンのMicrosoft 365 Copilotです。Project Plan 1は2024年4月にPlanner Plan 1へ、Project Plan 3とProject Plan 5は2024年9月18日に現在の名称へ変わりました。古い記事を読むときは、この対応を頭に置いてください。

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