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monday.comの代わりを探すとき|手放してよい機能を先に決める

2026年9月15日 ・ Pinateca編集部

monday.comの代わりを探し始めた人が最初にやりがちなのは、候補を10個ほど並べて機能表を作ることです。しかしその表を作っても、決め手は出てきません。決め手になるのは相手側の機能ではなく、いま自分たちが何に対してお金を払っていて、そのうち何が実際に使われているかのほうです。ここでは、乗り換えを検討する立場から、料金の形とプランの段差を確かめ、手放してよい機能を先に決めるまでの順番をたどります。

代わりを探す理由は、だいたい4つのどれかに落ちる

進行をとりまとめる人が別の道具を調べ始めるきっかけは、細かく聞いていくと4つの型に収まります。

・人数が増えて費用が跳ねた。1人あたりの単価は変わっていないのに、席を足すたびに月額が線形に伸びる ・使いたい機能が上のプランにあり、その1つのために全席を上げることになった ・機能はあるのに、チームの人が開いてくれない。結果としてとりまとめる人が代わりに入力している ・画面の言葉や操作の作法が合わず、教えるのに時間がかかる

この4つは、見た目は同じ「合わない」ですが、対処がまったく違います。1つ目と2つ目は料金の設計の問題なので、別の道具に移れば解決する見込みがあります。3つ目は道具より運用の設計の問題で、移っても同じことが起きます。4つ目は移れば解決しますが、移行そのものの手間と釣り合うかを測る必要があります。

代わりを探すと決めた時点で、自分たちがどの型なのかを紙に1行書いておいてください。これを書かずに候補を集めると、機能の多い順に並べてしまい、いちばん高いものが最善に見えてくるという逆の結論になります。現場では、比較表を作った結果として乗り換えをやめる判断になった、という話も珍しくありません。それも正しい結論のひとつです。

もう少し踏み込むと、この4つの型は、社内で説明するときの言葉も変わります。費用が理由なら経理と話す内容になり、機能が理由なら現場の作業手順の話になり、使われないことが理由なら人の習慣の話になります。とりまとめる人が一番苦しいのは3つ目で、これを道具のせいにして乗り換えると、移った先でも同じ景色が待っています。移行の前に、入力してもらう相手が1日のうちどの時間にその画面を開くのかを決められるかどうかを、自分に問い直しておく価値があります。

4つ目の言葉の問題も、軽く見ないほうがよい項目です。画面の表示が日本語でも、用語の訳が独特だと、社内で説明するたびに言い換えが必要になります。とりまとめる人が用語集を作ることになれば、それは道具が増やした作業です。教える回数と、教えたあとに聞き返される回数を、いまの道具について数えてみてください。その回数が乗り換えで減る見込みがあるかどうかは、体験版を触った30分で分かります。

料金がどう伸びるかを、席の数で確かめる

monday.comの料金は、1ユーザーあたりの月額を席数で掛ける形です。公式の料金ページ(2026年9月12日時点)では、年間払いを選んだときの1ユーザーあたりの月額が、無料プランが0円、ベーシックが1,300円、スタンダードが1,650円、プロが3,200円と表示されています。エンタープライズは金額が出ておらず、カスタム料金として問い合わせに回る形です。税の扱いについての記載は料金ページでは確認できませんでした。請求の前に営業窓口で確かめる項目になります。

席数の選択欄は3ユーザーから始まります。公式のよくある質問にも、プランはユーザー3名からの金額で始まり、選ぶプランと人数に応じて上がっていくと書かれています。40名を超える場合は見積もりの依頼に回る案内も添えられています。

支払いの周期でも差が出ます。料金ページには年間払いで18パーセント引きになる旨の表示があり、よくある質問には月払いも選べるが月額プランは割引の対象にならないと書かれています。つまり、年の途中で人が減る可能性があるチームは、割引を取るか身軽さを取るかの二択になります。

ここまでを自分たちの数字に当てはめると、乗り換えで浮く金額が出ます。席が10なら、スタンダードとプロの差は1人あたり月1,550円、10人で月15,500円です。この差額が、上のプランにしかない機能に対して払っている金額になります。

席ごとの課金には、人数が増える局面でもうひとつの効き方があります。年の途中で3人採用すると、その瞬間から月額が3席分増えます。プロなら月9,600円の上乗せです。この増え方は予算を組む側から見ると読みやすい反面、参加する人を絞る圧力にもなります。とりまとめる立場で困るのは、席を節約するために現場の担当を入れず、結果として進捗を口頭で聞いて代わりに入力する運用が定着してしまうことです。席の単価は、そのまま「誰を進行の中に入れるか」の判断に直結します。

支払いの手段も、社内の事務に影響します。料金ページのよくある質問には、使える支払い方法として主要なクレジットカード(デビットカードを除く)とPayPalが挙げられ、企業向けの請求書は最低金額を上回る場合に発行可能と書かれています。カード払いが通らない社内規程がある場合、この一文が契約の可否を決めることがあります。金額の比較を始める前に、支払い方法が社内の経理の手続きに乗るかどうかを確かめておいてください。

どの機能がどの段から来るのかを並べ直す

乗り換えの判断で効くのは、総額ではなく「どの機能のためにその段にいるのか」です。公式のサポート記事と料金ページに書かれている区切りを、進行の管理に関係するものだけ抜き出すと次のようになります。

・ガントチャートのビューとウィジェットは、スタンダード以上 ・ガントのマイルストーンとクリティカルパスは、プロとエンタープライズのみ ・ガントのベースライン(当初計画との比較)は、プロとエンタープライズのみ ・タスク間の依存関係は、プロ以上 ・時間追跡のカラムと数式のカラムは、プロ以上 ・ワークロードのビューとチャートのビューは、プロ以上 ・ダッシュボードに載せられるボードの数は、無料とベーシックが1つ、プロが20 ・ゲストはスタンダードでアカウント全体に3名まで無料で、4人目からは有料メンバーの扱い ・閲覧者は、ベーシック以上で人数の上限なく招待でき、請求の対象に数えられない

この並びを見ると、日付の帯を引きたいだけならスタンダードで足り、計画と実績を突き合わせたいならプロが必要になる、という段差が見えます。自分たちが上の段にいる理由が、このうちのどれなのかを名指しできない場合、その差額は使われていない可能性が高いということです。

もうひとつ、席の種類の区切りも金額に効きます。公式のサポート記事によると、閲覧者はベーシック以上で人数の上限なく招待でき、請求の対象に数えられません。閲覧できるのは読み取りだけで、編集はできない立場です。ゲストは外部の人向けで、スタンダードではアカウント全体に3名まで無料、4人目からは有料のメンバーとして扱われると書かれています。

この区切りは、外部の協力者が多いチームほど効きます。委託先が5社いて、それぞれ1人ずつ入るなら、スタンダードでは2人分が有料の席になります。逆に、社内で「見るだけ」の人が多い組織なら、閲覧者の枠を使うことで席数を抑えられます。乗り換えの検討では、いま数えている人数の内訳を、編集する人と見るだけの人と外部の人に分けてから比べてください。総人数で比べると、実態より高い金額で比較することになります。

自動化と外部サービスとの連携の枠も、段によって桁が変わります。公式の資料では、スタンダードが自動化と統合それぞれ月250アクション、プロが月25,000アクション、エンタープライズが月250,000アクションとされています。100倍ずつ増える形なので、中間の使い方をしているチームは必ずどちらかで過不足が出ます。月にどれだけ動いているかを管理画面で数えてから、次の道具に必要な枠を決めてください。

手放してよい機能を決める手順

候補を探す前に、捨ててよいものを決めます。順番は次のとおりです。

1つ目に、直近90日で実際に開かれた画面を数えます。ボードのビュー、ダッシュボード、自動化の設定のうち、誰も触っていないものを一覧にします。作った本人しか開いていないダッシュボードは、報告の場で使われていないということなので、移行先で作り直す必要はありません。

2つ目に、残った画面を「毎週見るもの」と「月末だけ見るもの」に分けます。月末だけのものは、移行先の機能で置き換えるのではなく、表計算に書き出す運用に落としても困らないことが多くあります。ここを切ると、必要なプランの段が1つ下がることがあります。

3つ目に、自動化と外部サービスとの連携を棚卸しします。動いている自動化の数ではなく、止めたときに誰が困るかで判断します。止めても誰も気づかないものは、そもそも人が手で回していた工程の置き換えになっていません。

4つ目に、残ったものだけを要件として書き出します。この時点で残る項目は、経験上そう多くありません。日付の帯、担当と期日、更新の履歴、外部の相手を入れる枠、この4つで足りるチームがかなりの割合を占めます。そこまで絞れていれば、機能で絞らず、区切るのは人数とボードの数だけという考え方の道具でも、必要なところは埋まります。

この手順を進めると、途中で必ず反発が出ます。使っていない画面を消そうとすると、作った本人が「いずれ使う」と言うからです。ここで役立つのが、消すのではなく止める、という運び方です。90日開かれていない画面に印を付け、次の30日も開かれなければ移行の対象から外す、と決めておきます。期限を切ると議論が終わり、実際に開かれる画面だけが残ります。

もうひとつ、捨てる判断でよく迷うのが集計の画面です。ダッシュボードに並ぶ数字は、見ていると安心しますが、その数字を見て何かを変えた回数を思い出せる人は多くありません。直近の3か月で、その画面を根拠に日程や人の配置を変えた回数を数えてください。ゼロなら、それは報告のために作った飾りです。移行先で作り直す理由はありません。

逆に、残す判断がはっきりするものもあります。外部の相手が直接書き込む画面、監査や検収で証跡として出す履歴、契約や請求に紐づく期日。この3つは、消すと後で実務が止まるので、移行先の要件に必ず含めてください。

移らないほうがよい場合を先に書いておく

比較を始める前に、乗り換えない理由も並べておきます。次のどれかに当てはまるなら、いまのまま使い続けたほうが総額で安く済みます。

・自動化と外部サービスとの連携が業務の中心にあり、止めると別の部署の作業が止まる。monday.comはプロで月25,000、エンタープライズで月250,000の自動化と統合のアクションが割り当てられており、この規模を前提に組んでいる場合、置き換え先を探すほうが高くつきます ・ポートフォリオやリソースの管理を使っていて、複数の案件をまたいだ集計が報告の土台になっている ・アプリマーケットプレイスの拡張を入れて、独自の画面を足している ・英語圏の拠点や外部の会社と同じアカウントを共有していて、言語を切り替えて使っている

とりまとめる立場で見たとき、移行のいちばん高い費用は月額ではなく、チームが新しい場所を覚え直す時間です。関わる人が20人いれば、1人あたり2時間の学び直しでも合計40時間になります。浮く月額がその時間に見合うかを、先に計算しておいてください。

加えて、移行の時期そのものが向かない期間もあります。繁忙期の真ん中、期末の締め、監査の直前、大きな案件の納品前です。この時期に道具を替えると、慣れない操作が原因の抜けが、いちばん抜けてはいけない場面で出ます。移行の日程は、閑散期の入口から始めて、繁忙期の入口までに終わる長さで組むのが無難です。

もうひとつ、判断を先送りしてよい場合もあります。契約の満了までまだ半年以上ある、かつ現在の困りごとが運用で緩和できる見込みがあるときです。その半年で入力の習慣を作れるなら、次の更新時にはそもそも移る必要が消えているかもしれません。道具の入れ替えは、運用の問題を解かないまま持ち越す手段にはなりません。

移行の日程を、逆算で3つの区切りに割る

移ると決めたら、日程は3つの区切りで組みます。詰め込むと必ずどこかが飛ぶので、それぞれに終わりの条件を置きます。

1つ目の区切りは、写す前の整理です。案件の一覧を確定させ、終わった案件を移行の対象から外します。ここで対象を減らすほど、後の作業が軽くなります。終わった案件は、移すのではなく書き出して保管する、と決めておくのが手早い方法です。

2つ目の区切りは、1つの案件だけで通しの試験をすることです。いきなり全部を移すと、途中で「この項目が入らない」と分かったときに戻れません。実際に動いている案件を1つ選び、日付、担当、状態、添付、やり取りの履歴が、新しい場所で同じように読めるかを確かめます。読めない項目が出たら、その項目を手で入れるのか、そもそも要らないのかをここで決めます。

3つ目の区切りは、並行の期間です。1週間から2週間、両方に書く期間を置き、その間に出た「こっちだと分からない」という声を拾います。並行の期間は短いほうがよいというのが実務の感覚で、長く置くと、どちらが正なのかが分からなくなり、両方が虫食いになります。終わりの日を先に決めて、その日以降は古いほうを読み取りだけにしてください。

契約の区切りを確かめる

乗り換えを決めても、契約の切れ目を外すと二重に払う期間が生まれます。利用規約には、年間の契約について次のように書かれています。

お客様がサービスの中断や損失を被らないようにするため、お客様のサブスクリプションには初期設定で自動更新オプションが含まれています。したがって、お客様がサブスクリプションの有効期限前にキャンセルしない限り、基礎となるサービスのサブスクリプションは、その時点で適用されるサブスクリプション期間の終了時に自動的に更新されます。年間サブスクリプションの場合、monday.com が別途許可する場合を除き、キャンセル通知は有効期限の30日前までに行う必要があります。 出典: monday.com

同じ規約には、初回の購入に限って30日以内に書面で通知すれば解約でき、前払いした未経過分が按分で払い戻される旨も書かれています。ただしこれは初回購入にだけ適用され、追加購入やアップグレード、更新には適用されないとも明記されています。

実務に落とすと、やることは3つです。契約の満了日を確認する。その30日前を逆算して、社内の期限として置く。移行の作業がその期限に間に合わない見込みなら、無理に詰めず1期分の更新を受け入れて、余裕のある日程に組み直す。焦って移すと、移行のあとに戻れなくなってから抜けが見つかります。

相手側についても、料金以外の4点を確かめる

候補を絞ったあと、料金表だけを見て決めると足をすくわれます。確かめる項目は次の4つです。

1つ目は、サービスが終了する予定がないか。2つ目は、新規の受け付けが止まっていないか。すでに使っている人は継続できても、新しく契約できない状態の製品があります。3つ目は、運営会社が変わっていないか。買収されると料金体系と対応方針が変わることがあります。4つ目は、料金の改定が予告されていないか。

monday.comについて、2026年9月12日時点で公開されている資料を見た範囲では、料金ページに各プランの金額と申し込みの導線が出ており、新規の受け付けが止まっている表示は見当たりません。運営は利用規約に記載のとおりmonday.com Ltd.(所在地はイスラエルのテルアビブ)です。料金改定の予告は、公開されている資料では確認できませんでした。

ただし同じ利用規約には、サービスの機能について次のようにも書かれています。当社は独自の裁量により予告なく、サービスやサイト内の特性、機能、ツールを追加、変更、中止することができる。ただし中核となる機能に重大な悪影響が及ぶ変更を行う場合は通知する、という趣旨です。開発者向けの資料でも、プラットフォームのAPIは四半期ごとに新しい版が出て、少なくとも3つの版が並行して保たれる形が説明されており、古い版の項目が将来の版で取り除かれる予定も公開されています。長く使う前提なら、こうした変更の告知をどこで受け取るかも決めておく必要があります。

社内の合意は、機能の説明ではなく数字で取る

乗り換えを提案する場面で、機能の差を並べても賛同は得られません。決裁する側が気にするのは、月額がどう変わるか、止まる時間がどれくらいか、誰の作業が増えるかの3つだけです。この3つを1枚に書いて出すと、話が早く終わります。

月額については、いまの席数と内訳、乗り換え後の想定額、差額の年換算を並べます。席の内訳を編集する人と見るだけの人に分けておくと、後から人数が変わったときの再計算が楽になります。

止まる時間については、並行の期間の長さと、切り替えの当日に読み取りだけになる時間を書きます。実際には、切り替えの当日に業務が止まることはほとんどありません。止まるのは、写し損ねた項目を探している時間です。それを減らすために通しの試験をする、という筋で説明すると納得されやすくなります。

誰の作業が増えるかについては、正直に書くのがいちばん通ります。移行の期間中、とりまとめる人の作業は確実に増えます。その代わりに、移行後に減る作業を具体的に挙げます。進捗を聞いて回る時間、報告のために表を作り直す時間、席を足す申請の手続き。この対比が書けていれば、判断は早くなります。

移す前に、出る道を確かめておく

契約する前に確かめておくべき項目のうち、後回しにされやすいのがデータの持ち出しです。入るときは誰でも熱心に調べますが、出るときの手順を先に見る人は多くありません。

確かめるのは3点です。ひとつは、何の形式で出せるか。表計算の形式なのか、汎用の区切り形式なのか、そのどちらも出せないのか。ふたつめは、何が出ないか。添付したファイル、やり取りの履歴、集計の画面、アーカイブした分。これらは出ない場合があります。みっつめは、解約したあとに何日読めるか。

monday.comの利用規約では、解約または満了の前にデータを書き出すことは顧客が単独で責任を負う、と明記されています。書き出さないまま終わった場合の扱いについても、読み取り専用の期間を保持する義務は負わない旨が書かれています。つまり、契約が切れる日までに手元へ持ってくるのが前提の設計です。乗り換え先を選ぶときも、同じ観点でその会社の規約を読んでおくと、次に同じ場面が来たときに慌てずに済みます。

候補を見るときに、同じ物差しで測る

ここまでで要件が絞れていれば、候補の見方は単純になります。見るのは次の順です。

最初に人数と費用の関係。席ごとの課金なのか、人数の枠で区切るのか。枠で区切る形だと、途中で1人増えても金額が動かないため、進行をとりまとめる人が席の管理から解放されます。次に、必要な機能がどの段に入っているか。日付の帯が最下段にあるのか、上の段にしかないのかで、実質の負担が変わります。

3つ目に、外部の相手をどう入れるか。業務委託の相手や別会社の担当を入れる必要があるなら、その人数が課金に数えられるかどうかが効きます。4つ目に、データをどう持ち出せるか。入る前に出る道を確かめておくのは、次に乗り換えるときのためではなく、契約の交渉材料としても働きます。

この4つを同じ順番で全候補に当てると、機能表を作らなくても差が出ます。逆に、候補ごとに違う観点で見ると、その道具がいちばん得意な部分だけを見ることになり、比較になりません。案内ページは自社の強いところを前に出して書かれているので、そのまま並べると全部よく見えます。物差しはこちらが持つものです。

試用の期間の使い方にも、決まった型があります。全機能を触るのではなく、いま困っている場面をひとつだけ再現してください。工程表の日付がずれたときの直し方、担当が変わったときの付け替え方、外部の相手に見せる範囲の絞り方。この3つを実際にやってみると、画面の作りが自分たちの手順に合うかどうかが30分で分かります。機能の一覧を眺めているだけでは、この判断は出ません。

もうひとつ、試用は1人でやらないことです。とりまとめる人が触って良いと感じても、入力する側が同じように感じるとは限りません。実際に毎日入力してもらう予定の人を2人ほど巻き込み、その人が迷わず書き込めるかを見てください。ここで手が止まる道具は、導入後も同じ場所で止まります。

候補ごとの具体的な差は、比較の一覧に道具ごとのページをまとめてあります。ボードの考え方が近い相手から見たい場合はTrelloとの比較、作業の割り当てと期日の管理を中心に見たい場合はAsanaとの比較、文書と表を同じ場所に置く発想が気になる場合はNotionとの比較が入口になります。日本語の環境と課題管理を重視するならBacklogとの比較、いまの画面の感触に近いものを探すならmonday.comとの比較を先に読むと、差が早く見えます。

判断を決め切るための最後の確認

要件が固まり、候補が2つか3つに絞れたら、最後に次の3つを確かめて終わりにします。

ひとつは、人数とボードの数がどこまで許されるか。ここは料金のページに書かれている区切りをそのまま読めば済みます。機能ごとに段を上げる設計なのか、人数とボードの数だけで区切る設計なのかで、3年後の金額が大きく変わります。

ふたつめは、どこまでが標準で使えるのか。工程表と会話と表が最初から入っているのか、別料金なのかは、できることに並ぶ項目で判断できます。導入後に「その機能は上の段でした」と分かるのがいちばん避けたい結末です。

みっつめは、預けるデータの扱いです。誰がどこまで見られるのか、外部の相手にどの範囲を開くのかは、安全性の考え方にまとめてある観点で確かめてください。取り込みの手順や、自動で移せる範囲についてはTrelloからの移行に具体的な流れがあります。契約や運用で迷いが残る点はよくある質問に整理されています。

代わりを探す作業は、候補を増やすほど決まらなくなります。手放してよいものを先に決めて、残った4つか5つの条件だけで測る。この順番にすると、比較にかける時間そのものが短くなります。

Q1. monday.comの料金は1人あたりいくらですか?

公式の料金ページ(2026年9月12日時点)では、年間払いを選んだときの1ユーザーあたりの月額が、ベーシック1,300円、スタンダード1,650円、プロ3,200円と表示されています。無料プランは0円で最大2ユーザーまで、エンタープライズは金額が出ておらず問い合わせに回る形です。税の扱いは料金ページでは確認できませんでした。

Q2. 年の途中で解約できますか?

利用規約には、初回購入に限り30日以内に書面で通知すれば解約でき、前払いした未経過分が按分で払い戻されると書かれています。ただし追加購入や更新には適用されません。年間契約は自動更新で、キャンセル通知は有効期限の30日前までに行う必要があるとされています。満了日から逆算して社内の期限を置いてください。

Q3. ガントチャートだけのために上のプランにしていますが、下げられますか?

ガントのビューとウィジェットはスタンダード以上で使えます。マイルストーン、クリティカルパス、ベースライン、依存関係、時間追跡はプロ以上です。つまり日付の帯を引きたいだけならスタンダードで足ります。プロにいる理由を名指しできないなら、まずその差額が何に使われているかを確かめてください。

Q4. 乗り換えないほうがよいのはどんな場合ですか?

自動化と外部サービスの連携が業務の中心にあり、止めると他部署が困る場合。ポートフォリオやリソースの管理で複数案件をまたいだ集計を報告の土台にしている場合。マーケットプレイスの拡張で独自画面を足している場合です。移行の最大の費用は月額ではなく、チームが覚え直す時間だと考えてください。

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