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monday.comでガントチャートを引く|どのプランから使えて、何ができないか

2026年9月15日 ・ Pinateca編集部

monday.comでガントチャートを引きたいと調べている人が、実際につまずくのは操作の手順ではありません。つまずくのは、ビューを追加しようとしたら選べなかった、帯は出たが依存関係の矢印が引けなかった、当初の計画と今の日付を並べたいのにその機能が見当たらなかった、といったプランの段差です。ここでは、どこまでが下の段で足りて、どこから上の段が必要になるのかを先に示し、そのうえで引き方と、引いたあとに帯を腐らせない運用までを順に見ていきます。

使えるのはスタンダード以上、深いところはプロ以上

最初に区切りを押さえておきます。公式のサポート記事には、ガントチャートのビューとウィジェットはスタンダードプラン以上で利用でき、そのうちマイルストーンとクリティカルパスの機能はプロとエンタープライズのアカウントに限られる、と書かれています。別のサポート記事では、当初の計画と現在の予定を並べて見るガントのベースラインについて、プロプランとエンタープライズでのみ利用できるとされています。

料金ページ(2026年9月12日時点)でも、タイムラインとガントのビューはスタンダードの欄に並んでいます。一方、タスク間のつながりに関わる項目はプロの欄にあり、次のように説明されています。

高度な列 高度な列を活用してタスク間に動的な依存関係を設定し、ボードのデータ全体にわたって複雑な自動計算を実行できます。 出典: monday.com

同じページで、スタンダードは年間払いで1ユーザーあたり月1,650円、プロは月3,200円と表示されています。金額が税込か税抜かの記載は、料金ページでは見当たりませんでした。

この2段の差が、ガントの使い方をそのまま二分します。日付の帯を並べて全体を眺めたいだけならスタンダードで足ります。日付どうしをつないで、ひとつ遅れたら後ろが自動で動く形にしたい、当初の計画と今を重ねて遅れの量を測りたい、という段になるとプロが必要です。席が10あれば、この差は月15,500円です。先に「どちらの使い方をするのか」を決めてから契約すると、無駄がありません。

引く前に、ボードのカラムを揃える

ガントのビューは、ボードに入っているデータをそのまま横に倒して見せる仕組みです。つまり、帯が出るかどうかはボードのカラムで決まります。公式のサポート記事が挙げている必要なカラムと、あると効くカラムは次のとおりです。

・タイムラインのカラム、または日付のカラム。これが無いと帯そのものが出ません ・ユーザーのカラム。誰の作業かを帯の色や並びで分けられるようになります ・ステータスのカラム。進み具合を帯の上に反映させます ・依存関係のカラム。タスクどうしのつながりを矢印で示します

つまずきやすいのは1つ目です。日付のカラムしか無いボードでは、開始と終了の幅を持った帯になりません。予定の期間を帯として見たいなら、タイムラインのカラムを先に足しておいてください。逆に、締切だけを管理していて期間の概念が無い仕事なら、日付のカラムのままで十分です。

ステータスのカラムは、後から足すと過去の分が空欄になります。ボードを作った直後に決めておくのが楽です。選択肢は多くしないほうが続きます。未着手、進行中、確認待ち、完了の4つで回しているチームは多く、これ以上増やすと入力する側が迷い、迷うと入力が止まります。

カラムの種類によっては、上の段でしか使えないものがあります。公式のサポート記事によると、数式のカラムと時間追跡のカラムは、無料とベーシックでは使えず、プロ以上で開放されます。工程表の横に「予定工数」と「実績工数」を並べて差を自動で計算したい、という設計を考えているなら、この制約が先に効きます。手で引き算を書くか、プランを上げるかの二択になります。

もうひとつ、ボードの作り方そのものがガントの読みやすさを決めます。1つのボードに全案件を詰め込むと、帯の本数が数百になり、縮尺を引いても形が見えません。案件ごとにボードを分け、横断はダッシュボードで見る、という組み方のほうが、結局は読める画面になります。ボードを分ける単位は、報告する単位に合わせるのが基本です。月次で案件ごとに報告するなら案件ごと、部署ごとに報告するなら部署ごとです。

タイムラインのビューとガントのビューは別物

料金ページにはタイムラインのビューとガントのビューが並んで書かれており、混同されやすいところです。どちらも日付を横軸にして予定を見せる画面ですが、目的が違います。

タイムラインのビューは、タイムラインのカラムに入っている日付の順に、アイテムを視覚的に並べるものです。予定がいつ入っているかを眺めるのに向いています。ガントのビューは、それに加えてタスク間の矢印、階層、進捗の反映といった、工程表としての読み方を持ちます。

どちらを使うかは、日付どうしの関係を見たいかどうかで決まります。関係が無く、単にいつ何があるかを見たいだけなら、タイムラインのほうが軽くて読みやすい画面になります。前後関係が意味を持つ仕事なら、ガントを選びます。最初からガントに寄せると、関係の無い作業まで並びの中に置くことになり、読む側が意味を探して疲れます。

ビューとして出すか、ウィジェットとして出すか

ガントの出し方は2通りあります。ボードの上部からビューを追加する方法と、ダッシュボードにウィジェットとして置く方法です。

ビューとして出すと、そのボードの中身だけが帯になります。1つの案件を1つのボードで回しているなら、これがいちばん素直です。ボードのビューを既定にしておけば、開いた人が最初に見る画面を帯にすることもできます。

ウィジェットとして出すと、ダッシュボードの上で複数のボードをまとめて帯にできます。案件をボードごとに分けているチームは、こちらで横断の眺めを作ることになります。ここで効いてくるのがダッシュボードに載せられるボードの数で、公式のサポート記事によると、無料とベーシックはダッシュボードあたり1ボード、プロはダッシュボードあたり20ボードです。つまり、複数案件を1枚の帯で見たいという要求は、実質的にプロ以上の話になります。

とりまとめる立場で必要なのは、たいてい後者です。1案件だけを見たい場面は現場の担当が多く、複数の案件が同じ週にどう重なっているかを見たいのは進行を預かる人です。ここを取り違えて、ボードごとのビューだけを整えても、聞かれたときに答えられる画面にはなりません。

グループ化の選び方で、読める帯かどうかが決まる

ガントの設定では、帯の並べ方をグループごと、ボードごと、カラムごとのいずれかに切り替えられます。この選択が、そのまま読みやすさを決めます。

グループごとに並べると、ボードの中で作った区切りがそのまま段になります。工程を段階で区切っているチーム、たとえば要件、設計、制作、確認、納品といった並びを使っているなら、これが自然です。段ごとにまとまるので、どの段が遅れているかがひと目で分かります。

ボードごとに並べると、案件が段になります。複数案件を同時に回していて、案件どうしの重なりを見たいときはこれです。同じ週に3案件の山が重なっていることが分かれば、人の配置を動かす判断ができます。

カラムごとに並べると、担当者や分類が段になります。誰に負荷が寄っているかを見たいときに効きますが、1人が複数の案件を持っていると段の中で帯が混ざり、読みにくくなります。人の負荷を見たいだけなら、ガントではなく負荷を見る画面を使うほうが素直です。

どれを選ぶかは、その画面を誰が見るかで決めてください。経営に見せるならボードごと、現場に見せるならグループごとが外れにくい組み合わせです。

サブアイテムを帯に出すかどうか

ボードの中で作業をさらに細かく割っている場合、サブアイテムをガントに出すかどうかを選べます。公式のサポート記事には、ガントのビューとウィジェットの両方でサブアイテムが扱えるようになり、設定のタイムラインカラムの選択で表示したいサブアイテムのカラムを選ぶ、と書かれています。

出すかどうかの判断は、見る人で決めます。細かい作業まで帯にすると本数が増え、全体の形が見えなくなります。とりまとめる人が週次で見る画面なら、サブアイテムは出さないほうが読めます。逆に、担当が自分の作業の順番を確かめるための画面なら、出したほうが役に立ちます。

同じボードに対して、出すビューと出さないビューを両方作っておくのが、実務では手早い解です。ビューは複数持てるので、見る人ごとに用意して、それぞれに名前を付けておけば、毎回設定を切り替える手間が消えます。

依存関係を入れると、帯が連動して動き出す

タスク間の依存関係は、公式のサポート記事ではプロプランとエンタープライズプランで利用できる機能として説明されています。依存関係のカラムを入れると、ガントの上で矢印が引かれ、前の作業が動いたときに後ろの作業をどう扱うかを決められるようになります。

ここで気をつけるのは、依存を入れた瞬間に日付が「勝手に動くもの」になることです。それまで手で決めていた日付が、前工程の遅れに応じて後ろへずれていきます。この挙動は正しく働けば強力ですが、依存のつなぎ方が実態と違っていると、遅れていないタスクまで押し出されます。

つなぐ前に、本当につながっている作業だけを選んでください。よくあるのは、単に順番に並んでいるだけの作業を全部つないでしまう例です。Aが終わらないとBが始められない、という制約が実際にあるものだけをつなぎます。制約が無いのにつなぐと、少しの遅れが末尾まで波及して、見た目だけが真っ赤になります。

なお、依存関係のリードとラグ、つまり前の作業から何日空けるかという設定について、公式のサポート記事には、現在は作業管理のプランの一部として利用できるが、将来的に有料になる可能性がある、という趣旨の注記が置かれています。長く使う前提で設計するなら、この種の注記が付いている機能に業務の根幹を預けないほうが安全です。

計画と実績を並べたいならベースライン

進行を預かる立場でいちばん欲しくなるのは、引いた帯そのものではなく、最初に決めた日程と今の日程の差です。この差を画面で見るための機能がベースラインで、公式のサポート記事にはプロプランとエンタープライズのみで利用できると書かれています。

ベースラインが無い環境で同じことをやろうとすると、当初の日程を別のカラムに写しておき、目で比べることになります。写す作業は手で行うので、写し忘れが起きます。写し忘れが1回でもあると、比較の土台が崩れて、誰もその数字を信じなくなります。

計画と実績の比較を報告に使うかどうかは、契約するプランを決める前に社内で確認してください。使わないなら、スタンダードのままで支障はありません。使うなら、プロに上げる費用と、手で写す運用を続ける手間を比べることになります。席が少ないチームなら、手で写すほうが安く済む場面もあります。

マイルストーンとクリティカルパスの扱い

節目を帯の上に置くマイルストーンと、遅れが全体の終わりを直接押す経路を色分けするクリティカルパスは、どちらもプロとエンタープライズのアカウントで使える機能として案内されています。クリティカルパスについては、公式のサポート記事に、当面はトライアルの機能であり、今後どのプランに含まれるかは追って知らせる、という趣旨の注記が置かれています。

この2つは、案件の規模がある程度大きくないと価値が出ません。作業が20や30なら、どれが効いているかは頭に入っています。100を超えて、複数の担当がまたがり、外部の会社も関わってくると、目視では追えなくなります。そこで初めて、経路を機械に計算させる意味が出てきます。

自分たちの案件がその規模かどうかを、作業の本数で判断してください。本数が少ないのにこの機能のためにプランを上げると、使わない画面にお金を払うことになります。

マイルストーンについては、機能を使わなくても代用が効きます。期間がゼロの作業を1本置いて、名前を「検収」「公開」のようにしておけば、帯の上で節目として読めます。厳密な表現ではありませんが、見る人には伝わります。上の段に上げる前に、この代用で足りるかどうかを試してみてください。

クリティカルパスの代用は難しく、こちらは素直に機能に頼るか、経路の計算をあきらめるかのどちらかです。あきらめる場合は、遅れたら困る作業に印を付けておき、その印が付いたものだけ週次で見る、という運用に置き換えます。機械の計算ほど正確ではありませんが、20から30の作業なら人の判断で十分に追えます。

引いた帯が数週間で嘘になる理由

ガントを入れたチームで、数週間後にいちばんよく起きるのは、帯が現実と合わなくなることです。理由は3つに絞れます。

ひとつは、日付を変える人が1人しかいないことです。工程表を引いた人だけが直せる状態だと、遅れが出るたびにその人へ連絡が行き、その人が反映するまで画面は古いままです。現場では、この待ち時間の間に口頭の伝達が始まり、画面が見られなくなると言われています。日付を触れる人を増やすか、担当が自分の行だけ直せる権限にするかを、最初に決めてください。

ふたつめは、細かすぎることです。1日単位の作業まで帯にすると、毎日誰かが直さないと合わなくなります。週の単位で動く作業は週で置く、というくらいの粗さにすると、直す回数が減って合っている時間が長くなります。

みっつめは、終わったタスクが残り続けることです。完了した帯が画面に残っていると、本数が増えて全体が読めなくなります。ステータスで絞るビューを作っておき、既定のビューでは完了を隠す設定にしておくと、開いた人が今のことだけを見られます。

この3つは、どれも道具の機能ではなく運用の設計です。プランを上げても解決しません。むしろ、上の段の機能を入れる前に、この3つを決めておくほうが効きます。

日付を誰が決めるのかを、先に文章にする

工程表が続くかどうかは、機能ではなく決め方で決まります。決めておくべきなのは3つです。

ひとつは、最初の日付を誰が置くか。とりまとめる人が全部置く形にすると、置いた日付が現場の感覚と合わず、初日から守られない表になります。担当に見積もってもらい、それを並べてから全体で調整する形にすると、守られる確率が上がります。

ふたつめは、遅れたときに誰が動かすか。担当が自分で動かす形にすると反映が早くなりますが、後ろの作業まで勝手に動くと他の人が困ります。担当は自分の帯だけ動かし、後ろに波及する場合はとりまとめる人に相談する、という切り分けが実務では収まりやすい形です。

みっつめは、いつ見るか。週に1回、決まった時間に同じ画面を開いて話す場を作ると、そこまでに直しておこうという力が働きます。逆に、見る場が無いまま画面だけ用意しても、誰も開きません。工程表が死ぬ理由の多くは、機能不足ではなく、見る場が無いことです。

自動化と組み合わせる前に確かめること

期日が近づいたら通知する、状態が変わったら次の担当に知らせる、といった自動化をガントと組み合わせたくなります。ここで効いてくるのが、プランごとの自動化の枠です。公式の資料では、スタンダードが自動化と統合それぞれ月250アクション、プロが月25,000アクションと案内されています。

月250という枠は、思ったより早く使い切ります。20人のチームで、日々の状態変更に通知を付けると、1日10件でも月に300件です。スタンダードで自動化を多用する設計にすると、月の後半で動かなくなる可能性があります。動かなくなったことに気づかないまま運用が続くのがいちばん困る形なので、入れる前に見込みの件数を数えてください。

通知そのものを増やすかどうかにも、判断が要ります。通知が多い環境では、人はそれを読まなくなります。工程表の周りで本当に必要な通知は、期日を過ぎたものと、自分に新しく回ってきたものの2つだけ、という運用にしているチームが少なくありません。数を絞ると、残った通知が読まれるようになります。

ガントを入れても解決しないこと

期待を先に下げておくと、導入後の落胆が減ります。工程表を引いても解決しないのは次の3つです。

ひとつは、そもそも決まっていないことです。仕様が固まっていない、判断する人が決まっていない、という状態は、帯を引いても変わりません。帯の上では「未定」が「予定」に見えてしまうぶん、かえって危険です。決まっていないものは、決まっていないと分かる置き方にしてください。

ふたつめは、人が足りないことです。帯を並べて重なりが見えても、重なりを解消する人がいなければ、見えただけで終わります。ただし、見えることで外に説明できるようになるという効果はあります。人を増やす交渉の材料としては使えます。

みっつめは、外部の相手の遅れです。委託先や取引先の作業は、こちらの画面に映っていても動かせません。外部の作業は帯の上で色を変えておき、自分たちで動かせない部分だと分かるようにしておくと、対応の判断が早くなります。

印刷して配る、外の相手に見せる

ガントの画面をそのまま紙に出したい、という要望は必ず出ます。公式のサポート記事には、ボードを印刷したい場合はまずExcelに書き出して、そのシートを印刷するという案内があります。同じ記事には、Excelへ書き出せるのはボードのテーブルの表示に限られ、ボードのビューは書き出されないと明記されています。つまり、帯の形そのままを紙に出す道筋は、公開されている手順の中では見当たりません。

外の相手に見せる場合は、ゲストか閲覧者の枠を使うことになります。公式のサポート記事によると、スタンダードではアカウント全体に3名まで無料でゲストを招待でき、4人目からは有料のメンバーとして扱われます。閲覧者はベーシック以上で人数の上限なく招待でき、請求の対象には数えられませんが、閲覧できるのは読み取りだけです。

委託先の担当に日程だけ見せたいのか、書き込みまでしてもらうのかで、どちらを使うかが決まります。ここを曖昧にしたまま招待すると、後から席数が増えていた、ということになります。

表計算で引いていた工程表を置き換えるとき

いままで表計算で工程表を引いてきたチームが移ってくる場合、最初に捨てるべき習慣があります。セルに色を塗って帯を表現する、という作り方です。

表計算の工程表は、日付を1日ずらすとセルを塗り直す作業が発生します。ボードの上でガントを引く形にすると、日付の欄を書き換えるだけで帯が動きます。この違いを最初に体験してもらうと、移行の抵抗が一気に下がります。逆に、移った先でも同じように細かく色分けを再現しようとすると、手間は減りません。

もうひとつ、表計算の工程表は1人が開いている間、他の人が編集できない場面があります。ボードの上なら、同じ画面を複数人が同時に開いて、それぞれの行を直せます。とりまとめる人が引き直している間、他の人が待つ状態が消えるのは、実務ではかなり大きい変化です。

移すときは、全部の案件を一度に写さないでください。動いている案件を1つ選んで、日付、担当、状態の3つだけを写します。帯が出て、日付を動かして、帯が動くところまで確かめてから、次の案件に進みます。

写す過程で必ず出るのが、表計算にしか無い列です。備考、社内メモ、過去の経緯といった自由記述の欄が代表格です。これらはカラムに写すより、アイテムの更新の欄に貼るほうが後で読みやすくなります。カラムに詰めると表が横に伸びて、帯を見るときに邪魔になります。

もうひとつ、表計算の工程表には祝日や休業日を色で塗り込んでいることがあります。ボードの上でこれを再現しようとすると手間がかかります。休業日の扱いは、帯の上ではなくチームの共通認識として持ち、期間の見積もりに織り込むほうが現実的です。塗り込みの再現に時間を使うと、移行そのものが止まります。

運用に乗ったかどうかを、2つの数字で確かめる

導入したあと、うまくいっているかどうかを感覚で判断すると、たいてい甘く見積もります。次の2つを月に一度数えると、実態が出ます。

ひとつは、直近30日で日付が更新されたアイテムの割合です。動いている案件のうち、日付が一度も触られていないものが半分を超えているなら、その帯は現実を映していません。更新されない理由が権限なのか、見る場が無いからなのか、そもそもその作業が止まっているのかを確かめてください。

ふたつめは、週次の場でその画面を開いた回数です。開かずに口頭で報告し合っているなら、工程表は意思決定に使われていません。この場合、機能を増やしても状況は変わりません。場の進め方を変えるほうが先です。

この2つの数字がどちらも健全なら、上の段の機能を検討する価値があります。逆に、どちらかが低い状態でベースラインやクリティカルパスを足しても、見る人が増えることはありません。

段の違いを踏まえて、必要なところだけを取る

ここまでを整理すると、ガントの周りの機能は3つの段に分かれています。帯を出すだけならスタンダード、日付どうしをつないで連動させたり計画と実績を比べたりするならプロ、複数の案件をまたいで大きく束ねるならその上、という並びです。

この段の作り方は、道具ごとに考え方が違います。機能ごとに段を作る設計もあれば、機能で絞らず、区切るのは人数とボードの数だけという設計もあります。後者だと、工程表も会話も表も最初から同じ段に入っている代わりに、人数とボードの数で費用が決まります。どちらが合うかは、必要な機能が上の段に散らばっているかどうかで変わります。自分たちの場合はどうかを確かめるなら、料金の区切り方とできることに並ぶ項目を突き合わせてみてください。

他の道具とガントの扱いを並べて見たい場合は、比較の一覧にまとめてあります。カードを並べる形からガントへ進みたいならTrelloとの比較、タイムラインの扱いを軸に見たいならAsanaとの比較、いまの画面と直接並べたいならmonday.comとの比較が近い読み物です。課題の管理と工程を同じ場所で回したいならBacklogとの比較、日本語の少人数向けの作りを見たいならJootoとの比較も参考になります。

移す手順そのものが気になる段階なら、Trelloからの移行に取り込みの流れがあり、外部の相手を入れるときの考え方は安全性の考え方にまとめてあります。細かい疑問はよくある質問に整理されています。工程表は、引くこと自体が目的ではありません。引いた帯を毎週チームが見て、そこで日程の相談が始まる状態にできて初めて、引いた意味が出ます。

Q1. monday.comのガントチャートはどのプランから使えますか?

公式のサポート記事によると、ガントのビューとウィジェットはスタンダードプラン以上で利用できます。マイルストーンとクリティカルパスはプロとエンタープライズのみ、当初計画と比べるベースラインもプロとエンタープライズのみです。料金ページ(2026年9月12日時点)では、スタンダードが年間払いで1ユーザーあたり月1,650円、プロが月3,200円と表示されています。

Q2. 帯が表示されないのはなぜですか?

ボードにタイムラインのカラムか日付のカラムが無い場合、帯そのものが出ません。期間を持った帯にしたいならタイムラインのカラムが必要です。日付のカラムだけだと、開始と終了の幅を持った表現になりません。加えて、ユーザー、ステータス、依存関係のカラムを入れておくと、帯の情報量が上がります。

Q3. 複数の案件を1枚のガントでまとめて見られますか?

ダッシュボードにガントのウィジェットを置けば横断の眺めを作れます。ただしダッシュボードに載せられるボードの数に上限があり、公式のサポート記事では無料とベーシックが1ボード、プロが20ボードとされています。案件をボードで分けているチームが横断で見たい場合は、実質的にプロ以上の話になります。

Q4. ガントの画面をそのまま印刷できますか?

公式のサポート記事には、ボードを印刷する場合はまずExcelに書き出してそのシートを印刷する、という案内があります。同じ記事に、Excelへ書き出せるのはボードのテーブルの表示に限られ、ボードのビューは書き出されないと明記されています。帯の形をそのまま紙に出す手順は、公開されている資料では確認できませんでした。

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