ツールの使い方

Redmineが使いにくいと感じるとき|合っていないのは道具か、組み方か

2026年9月16日 ・ Pinateca編集部

Redmineが使いにくいと感じるとき、原因の多くは道具そのものではなく、導入したときに決めた「トラッカー」「チケットのステータス」「ワークフロー」「ロールと権限」の組み方が、いまのチームの仕事の形と合っていないことにあります。この4つは管理画面から直せるので、乗り換えを考える前に一度見直す価値があります。一方で、保守を引き受ける人がいない、チケットという単位そのものが仕事に合わない、といった種類の使いにくさは設定では直りません。この記事では、使いにくさを「設定で直るもの」「運用で直るもの」「道具を替えないと直らないもの」の3つに分け、それぞれ管理画面のどこを触ればよいか、どこからが乗り換えの判断材料になるのかを順に整理します。

「使いにくい」の中身は4つの層に分かれる

「Redmineが使いにくい」という声は、聞く相手によって指しているものがまったく違います。進行をとりまとめる人が言う使いにくさと、チケットを更新する側の人が言う使いにくさは、多くの場合で別の問題です。まず声の出どころを分けると、手を付ける順番が決まります。

画面の層

チケット一覧の表が横に長い、項目が多くてどこに何を書けばよいか分からない、ボタンの位置が直感に合わない、といった声です。更新する側の人から出ることが多く、慣れで一部は消えますが、入力欄の多さは設定で減らせます。

設定の層

ステータスを変えようとしても選択肢に出てこない、他の人のチケットが見えない、担当者に選べない人がいる、といった声です。これはほぼすべてが管理画面の設定に原因があり、Redmineの欠点ではなく、導入時の組み方の結果です。

運用の層

更新するのが特定の1人に偏る、Excelの工程表と二重管理になっている、チケットが閉じられずに溜まっていく、といった声です。道具の設定を変えても直らず、誰がいつ何を更新するかという決めごとを直す必要があります。

保守の層

バージョンアップが止まっている、プラグインを入れたら更新できなくなった、サーバを見ている人が異動した、といった声です。使う人からは見えにくいのに、放っておくと他の3つの層すべてを悪化させます。

Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ツールで、公式サイトでは2026年10月8日時点で7.0.2、6.1.5、6.0.11の3つの系列が最新版として並んでいます。公式のリリース方針では、マイナー版はおよそ3か月ごと、メジャー版は年に1回出す方針が示されています。

「redmine使いにくい」という印象は、適切な使い方を知らないことから生じることが多いです。本記事で紹介した5つのコツを実践することで、Redmineの使いやすさが大幅に向上し、プロジェクト管理の効率化につながるでしょう。 出典: ones.com

使い方を知らないことが原因になるのは、主に画面と設定の層です。運用と保守の層は、使い方を覚えても解決しません。どの層の声なのかを先に分けておかないと、設定を変えれば済む話に乗り換えの検討を始めたり、逆に乗り換えるべき状況で設定をいじり続けたりすることになります。

設定で直る使いにくさ:トラッカー・ステータス・ワークフロー

設定の層の使いにくさは、ほとんどが管理画面の4つのメニューに集まっています。Redmineの用語は独特ですが、意味を押さえれば触る場所ははっきりしています。

トラッカーは「仕事の種類」の分類

トラッカーは、チケットの種類を分けるための仕組みです。初期状態では「バグ」「機能」「サポート」が入っていることが多く、ソフトウェア開発以外のチームがそのまま使うと、どれを選べばよいか迷う原因になります。トラッカーの名前はチームの言葉に変えられます。たとえば制作のチームなら「制作」「確認依頼」「問い合わせ」のように、日々の会話で使っている言葉にそろえるだけで、選ぶ時間はかなり減ります。

チケットのステータスは少ないほど回る

ステータスが10個以上ある組み方は、更新する側の迷いを増やします。「新規」「進行中」「確認待ち」「完了」の4つ前後から始め、不足が分かってから追加するほうが運用は続きます。ステータスは「管理」から「チケットのステータス」を開き、「新しいステータス」で追加、名前の変更や並べ替えもこの画面で行います。

ワークフローが「動かせない」の正体

ステータスを変えようとしても選択肢に出てこない、という声の原因はほぼワークフローです。Redmineでは、トラッカーとロールの組み合わせごとに、どのステータスからどのステータスへ移れるかを決めます。確認する手順は次のとおりです。

  1. 上部メニューの「管理」を開く
  2. 「ワークフロー」を開き、「ステータスの遷移」のタブを選ぶ
  3. 対象のロールとトラッカーを選んで表を表示する
  4. 「現在のステータス」の行と「遷移できるステータス」の列が交わる欄にチェックを入れ、保存する

同じ画面の「フィールドに対する権限」のタブでは、ステータスごとにどの項目を必須にするか、読み取り専用にするかを決められます。入力欄が多すぎるという声には、ここで不要な項目を外すのが効きます。

カスタムフィールドは追加する前に削る

「管理」の「カスタムフィールド」で項目を追加できる自由さは、Redmineの強みでもあり、使いにくさの原因にもなります。項目を追加するたびに入力欄が増え、更新する側の負担が上がるからです。追加する前に、その項目を使って誰が何を判断するのかを書き出し、判断に使われていない項目は外す。それだけで画面の印象は変わります。

見えない・割り当てられないは、ロールと権限で起きている

「他の人のチケットが見えない」「担当者の候補に名前が出てこない」という声は、ロールと権限の設定から来ています。どちらも管理画面の「ロールと権限」で直せます。

表示できるチケットの範囲

ロールごとに「表示できるチケット」を3つから選べます。「すべてのチケット」「プライベートチケット以外」「作成者か担当者であるチケット」です。公式のマニュアルでは、既定は「プライベートチケット以外」とされています。外部の協力会社向けのロールを「作成者か担当者であるチケット」にしている場合、その人たちには自分に関係するチケットしか見えないので、「全体の進み具合が分からない」という声が出るのは当然です。見せたくない理由が残っているのか、導入時に慎重に設定したまま見直していないだけなのかを確かめます。

担当者に選べない人がいる

ロールの設定には「このロールのユーザーにチケットを割り当て可能」というチェックがあります。これが外れたロールの人は、担当者の候補に出てきません。閲覧だけのつもりで作ったロールを、あとから作業する人にも付けたときに起きやすい問題です。

複数のロールは合算で効く

公式のマニュアルでは、1人のメンバーが1つのプロジェクトで複数のロールを持つと、権限はすべてのロールを合わせたものになると説明されています。「この人だけなぜか消せてしまう」という場合は、付いているロールを全部確かめると原因が見つかります。

権限の設計を直すときの順番

ロールを一から作り直すより、いまのロールの一覧を書き出して、「誰に何をさせたいか」と「実際に何ができているか」の差分だけを直すほうが安全です。権限を広げる方向の変更は、見せてはいけないチケットが見えてしまう事故につながるので、プロジェクトを1つ選んで試してから全体に広げます。ロールの数が増えすぎている場合は、似たロールを統合する作業も同じタイミングで行うと、次に見直す人の負担が減ります。

運用で強まる使いにくさ

設定を直しても「やっぱり使いにくい」という声が残る場合、原因は運用にあります。運用の問題は道具を替えても付いてくるので、乗り換えの前に手を入れておく価値があります。

更新するのが1人に偏る

とりまとめる人だけがチケットを更新し、他の人は口頭やチャットで報告している状態は、よく見られる形です。こうなると、とりまとめる人にとってRedmineは「入力の手間が増えただけの道具」になり、他の人にとっては「見に行く理由のない画面」になります。直し方は、更新する人を増やすことではなく、更新の手間を減らすことです。ステータスを4つ前後に絞り、必須項目を最小限にして、担当者本人が30秒で更新できる状態を作ります。

Excelの工程表と二重管理になる

チケットとは別に、Excelで工程表を引き直している状態も多く見られます。Redmineにはガントチャートとカレンダーがありますが、チケットに開始日と期日が入っていないと表示されません。日付を入れる運用が定着していないまま工程表だけが必要になり、Excelに戻ってしまうという流れです。二重管理が始まったら、どちらか一方を正とするかを決める合図です。

閉じられないチケットが溜まる

完了していないチケットが数百件並ぶ一覧は、それだけで見る気をなくさせます。月に1度、一定期間更新のないチケットを一覧にして、閉じるか、期日を入れ直すかを決める時間を取ると、一覧の見通しが戻ります。カスタムクエリで「更新日が30日以上前」の条件を保存しておけば、毎回の手間はほとんどかかりません。

新しく入った人が迷う

トラッカーやステータスの使い分けが、導入した人の頭の中にしかないケースもあります。「このトラッカーはこういうときに使う」「このステータスはこういう状態」という短い説明を、プロジェクトのWikiの1ページに書いておくだけで、質問の数は減ります。

一覧の見え方を人ごとに用意する

チケット一覧が見にくいという声には、カスタムクエリが効きます。チケット一覧の画面で「フィルタ追加」から条件を選び、表示する列を絞ったうえで「新しいクエリ」として保存すると、次からはその条件の一覧を1回で開けます。「自分が担当で未完了」「今週が期日」「確認待ち」の3つを用意しておくだけで、毎朝の確認はかなり楽になります。保存したクエリを全員に公開するには、ロールに「公開クエリの管理」の権限が必要です。あわせて「マイページ」に担当チケットやウォッチしているチケットを並べておくと、ログインした直後に自分の仕事が目に入る状態を作れます。

見直しを半日で終える進め方

設定と運用の見直しは、時間をかけるほど途中で止まります。ここまでの内容を、とりまとめる人が半日で終えられる順番に並べ直します。

最初の1時間:声を集めて層に分ける

更新する側の人に、使いにくいと感じる場面を3つずつ挙げてもらいます。集まった声を、画面・設定・運用・保守の4つの層に振り分けます。この時点で保守の層の声が多いなら、設定の見直しより先に、誰が保守を引き受けるかを決める話し合いが必要です。

次の2時間:管理画面の4か所を直す

「管理」から「トラッカー」「チケットのステータス」「ワークフロー」「ロールと権限」の順に開き、名前をチームの言葉に変える、ステータスを減らす、遷移の抜けを埋める、表示できるチケットの範囲を見直す、の4つを進めます。いきなり全プロジェクトに効かせず、1つのプロジェクトで試してから広げます。

最後の1時間:決めごとを書き残す

トラッカーとステータスの使い分け、誰がいつ更新するか、閉じられないチケットをいつ見直すかを、Wikiの1ページに書き残します。2週間後に同じ人たちに声を聞き、更新する人の数が増えたかどうかを確かめます。増えていなければ、それが道具の側を見直す材料になります。

Redmineのまま続けたほうがよい場合

使いにくさの声があっても、Redmineのまま続けるほうがよいチームははっきりあります。乗り換えにも費用と手間がかかるので、まずここに当てはまらないかを確かめます。

ソースコードの変更とチケットを結び付けている

Redmineには「リポジトリ」の機能があり、コミットとチケットを結び付けて、どの変更がどの依頼に対応したかを辿れます。開発チームでこの使い方が定着しているなら、それを失う乗り換えは慎重に考えるべきです。ボード型のタスク管理ツールの多くは、この種の機能を持っていません。

状態の移り方を厳密に決めたい

承認を経ないと完了にできない、特定のロールしか差し戻せない、といった決まりをワークフローで強制できるのは、Redmineの大きな強みです。品質管理や手続きの順番が重い現場ほど、この細かさが必要になります。

自社のサーバで動かす必要がある

社外のクラウドにデータを保存できない事情があるなら、自社のサーバで動かせるオープンソースであることは、それだけで選ぶ理由になります。

利用者の数が多い

数百人規模で使っている場合、人数に比例して費用がかかる道具に移ると、年間の費用が大きく変わります。自社で運用するRedmineはソフトウェアの利用料がかかりません。クラウド版を選ぶ場合も、たとえばMy Redmineは公式サイトで、スタンダードプランが1,000ユーザーまで月額11,000円(税込)、ストレージ200GB、最大2か月の無料のお試しと案内しています(2026年10月8日に確認)。

チケットに作業時間を記録している

Redmineには「作業時間」の機能があり、チケットごとにかかった時間を記録して、プロジェクトや担当者ごとに集計できます。外注先の請求の根拠や、見積もりと実績の比較にこの記録を使っているなら、移る先で同じ集計ができるかは大きな判断材料です。ボード型の道具では、時間の記録が標準で付いていないか、別料金の追加機能になっていることが多くあります。たとえばこのサイトで扱っている道具では、時間の記録は「稼働タイムシート」という追加のオプションで、入力する人1人あたり月額980円(税抜)、見るだけ・承認するだけの人は数えない形です。

親子のチケットで大きな仕事を分けている

親チケットと子チケットで大きな仕事を分解し、子チケットの進捗率を親に集める使い方も、Redmineでよく使われる形です。移る先でこの階層をどう表すか(カードの中のチェックリストにするのか、カード同士の関連付けにするのか)を先に決めておかないと、移したあとで全体の進み具合が見えなくなります。

これらに当てはまるなら、道具を替えるより、ここまでの設定と運用の見直しに時間を使うほうが成果につながります。

保守の負担は、使う人からは見えない

自社のサーバで運用しているRedmineには、使う人には見えない仕事がついて回ります。サーバの更新、データベースの控え、Redmine本体のバージョンアップ、プラグインの互換性の確認です。

古い版のまま止まっていないか

Redmineの公式サイトでは、2026年10月8日時点で、7.0系が新機能を含めて全面的に保守される最新の安定版、6.1系は不具合と安全面の修正のみ、6.0系は重要な安全面の修正のみ、5.1系とそれより前は保守の対象外と示されています。導入したときの版のまま何年も更新していない場合、使いにくさ以前に、安全面の修正が届いていない状態になっている可能性があります。管理画面の「情報」を開くと、動いている版を確かめられます。

プラグインが更新を止める

機能の不足をプラグインで補うのはRedmineらしい使い方ですが、本体を新しい版に上げるとき、プラグインが新しい版に対応していないと更新が止まります。プラグインを入れるたびに、「この機能が無くなったら困るのか」と「作者が保守を続けているか」を確かめておくと、後で身動きが取れなくなる事態を避けられます。

保守の担い手が1人しかいない

サーバと本体を見ている人が1人しかいない状態は、その人の異動や退職で一気に崩れます。保守を引き受けられる人が社内にいない、あるいはいなくなる見込みがあるなら、クラウド版に移すか、別の道具を検討するかのどちらかを早めに決める必要があります。これは設定や運用では直らない、数少ない「道具の側を見直す理由」です。

クラウド版に移すときに確かめること

保守の負担だけが問題なら、Redmineのまま、提供会社が運用するクラウド版に移すという道もあります。この場合に確かめたいのは3つです。いま使っているプラグインがクラウド版でも使えるか、自社で運用しているRedmineのデータをそのまま移せるか、利用者の数と保存するファイルの容量が料金の範囲に収まるか。プラグインはクラウド版で使えるものが限られることが多いので、手元のプラグインの一覧を先に書き出し、それぞれが無くなったときに困るかどうかで仕分けておくと、検討が早く進みます。

設定で直るか、道具を替えるかの判断表

ここまでの内容を、症状ごとに整理します。左の列の症状が出ているとき、まずどこを見ればよいかと、それが乗り換えの理由になるかを並べました。

症状 まず見る場所 乗り換えの理由になるか
ステータスを変えられない 管理 → ワークフロー ならない
他の人のチケットが見えない ロールと権限の「表示できるチケット」 ならない
担当者に選べない人がいる ロールの割り当て可能の設定 ならない
入力欄が多すぎる フィールドに対する権限、カスタムフィールド ならない
更新する人が1人に偏る ステータスの数と必須項目 多くの場合ならない
Excelと二重管理になる 日付を入れる運用 工程を動かす頻度による
保守できる人がいない サーバと版の状況 なる
チケットの単位が仕事に合わない 仕事の形そのもの なる

最後の「チケットの単位が仕事に合わない」は、少し説明が要ります。Redmineは、1件の依頼を1枚のチケットとして受け付け、状態を進めていく仕事に向いています。一方で、少人数のチームが日々の作業を付箋のように並べて動かしたい場合や、シフトや時間割のように枠が先にある仕事を扱いたい場合は、チケットという単位そのものが重く感じられます。この場合は設定をいくら直しても、使いにくさの根は残ります。

表の上から6行は、どれも管理画面か決めごとの見直しで手が届く範囲です。乗り換えの検討が社内で持ち上がったときは、まずこの6行のどれに当たるかを確かめ、直せるものを直してから、残った声で判断すると、乗り換えたあとに同じ不満がまた出るという事態を避けられます。

ボード型の道具に移るなら確かめること

道具の側を見直すと決めた場合、Redmineから移る先として多いのは、カードを列から列へ動かすボード型のタスク管理ツールです。比べるときに確かめておきたい点を挙げます。

失うものを先に書き出す

リポジトリとの結び付け、細かいワークフロー、自社サーバでの運用。この3つのどれかを使っているなら、移る先にそれがあるかを最初に確かめます。ボード型の道具の多くはここを持っておらず、移ってから気づくと戻るしかなくなります。

データをどう移すか

Redmineのチケットを別の道具に自動で取り込める仕組みは、移る先によって大きく違います。取り込みに対応していない道具では、CSVでの書き出しと手作業での移し替えになるので、完了したチケットは移さず、進行中のものだけを移す、と範囲を決めておくと負担が減ります。

料金と無料の範囲

比べるときは、人数で区切るのか、機能で区切るのかを見ます。たとえばこのサイトで扱っているプロジェクト管理ツールは、5人・ボード10個までなら期限なしで無料、6人目からは1人あたり月額500円(年払いなら月額400円、いずれも税抜)で、機能で絞らず、区切るのは人数とボードの数だけという形を取っています。詳しい条件は料金のページで、ボードの数え方まで確かめられます。

見える範囲をどこまで絞れるか

Redmineのロールに慣れたチームほど、権限の細かさを気にします。同じツールでは、ワークスペースの役割(オーナー・管理者・メンバー)とは別に、ボードごとに「管理」「編集」「コメント」「閲覧」の4段階の権限を付けられ、金額のような項目だけを決めた役割にしか見せない「機密」の設定もあります。一方で、Redmineのワークフローのように状態の移り方を役割ごとに強制する仕組みや、リポジトリとの結び付けはありません。カンバン・ガント・カレンダー・時間割など8種類のボードの違いはできることで確認できます。

似た道具と並べて比べる

国内で使われている課題管理の道具と比べたい場合は、Backlogとの比較で料金と機能の違いを、他の候補もまとめて見たい場合は比較の一覧で各社の条件を並べて確認できます。どの道具を選ぶにしても、まず1つのプロジェクトだけで2週間ほど試し、更新する人が増えたかどうかで判断するのが確実です。使いにくさの声が減ったかではなく、更新する人の数が増えたかを見ると、道具が合っているかどうかがはっきりします。

Q1. Redmineが使いにくいのは、初期設定のまま使っているからですか?

初期設定のまま使っていることが原因になる場合は多くあります。トラッカーの名前が開発向けのまま、ステータスが多すぎる、ワークフローで遷移が許されていない、といった点は管理画面から直せます。まずはトラッカー、チケットのステータス、ワークフロー、ロールと権限の4か所を見直してください。

Q2. ステータスを変更できない人がいるのはなぜですか?

多くの場合、ワークフローの設定で、その人のロールとそのトラッカーの組み合わせに、目的のステータスへの遷移が許されていないためです。「管理」から「ワークフロー」を開き、「ステータスの遷移」のタブでロールとトラッカーを選ぶと、どこにチェックが入っていないかを確かめられます。

Q3. Redmineをやめて別のツールに移るべきなのはどんなときですか?

保守を引き受けられる人が社内にいない、あるいはいなくなる見込みがあるとき、そしてチケットという単位が仕事の形に合わないときです。逆に、リポジトリとの結び付けや細かいワークフローを使っているなら、移る先にその機能があるかを先に確かめないと、移ってから困ることになります。

Q4. Redmineのクラウド版を使えば使いにくさは解消しますか?

クラウド版で解消するのは主に保守の負担です。サーバの管理や本体の更新を任せられるので、古い版のまま止まる問題は避けやすくなります。一方で、ワークフローや権限の組み方、更新が1人に偏るといった運用の問題は、クラウド版に移しても同じように残るので、別に見直しが必要です。

「ツールの使い方」の記事一覧へブログ一覧へ