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monday.comが使いにくいと感じるとき|合っていないのは道具か、組み方か

2026年9月16日 ・ Pinateca編集部

monday.comが使いにくいと感じたとき、その原因は2つに分かれます。道具側の区切りで止まっているのか、自分たちの組み方で止まっているのか。この2つは対処がまったく違うのに、使っている最中は同じ「使いにくさ」として見えます。

この記事は、その切り分けを順にやるための手順です。数字はすべて2026年9月12日に公式の料金ページと製品ページを開いて確かめたもので、日本から開いたときの円表示を使っています。金額に税が含まれるかどうかの記載はページ上に見当たらないため、見積もりを作る前に申込画面で確かめてください。

「使いにくい」と言われたときに、まず分けるべき4つ

進行をとりまとめる立場の人が「この道具、使いにくい」と言われたとき、そのひと言の中身はたいてい4種類のどれかです。

1つ目は、画面の操作が重いという話です。列が多い、どこを見ればいいか分からない、開くたびに迷う。これは組み方の問題であることが多く、道具を替えても同じ状態が再現します。

2つ目は、必要な見せ方が出てこないという話です。工程表が引けない、カレンダーで見られない、社外の人に共有できない。これは段の問題で、料金のどの段を契約しているかで決まります。組み方をどれだけ工夫しても解決しません。

3つ目は、人数と費用が合わないという話です。人を1人足したいだけなのに、契約が跳ねる。これも道具側の区切りで、後から交渉して変わるものではありません。

4つ目は、そもそも誰も入力していないという話です。表が古くなり、会議の前にとりまとめ役が手で直している。これは道具でも段でもなく、運用の設計です。

この4つのどれなのかを先に決めないまま比較を始めると、比較表を眺める時間だけが増えます。以下では、2つ目と3つ目にあたる「道具側の区切り」を先に潰し、そのうえで1つ目と4つ目の見直し方に進みます。

無料で試した範囲は、契約後の姿とは別物

最初のつまずきは、たいてい試用の段階で起きます。無料の範囲で触って「思ったのと違う」と感じ、それを製品そのものの評価にしてしまう形です。

公式の料金ページによると、無料のプランは最大2ユーザーまで、ボードは最大3つまで、ドキュメントも最大3つまでです。使えるカラムの種類は8種類、テンプレートは200以上が用意されています。

業務管理のボードやワークフローを無限に構築。無料プランはクレジットカードの入力は不要。 出典: monday.com

ここで押さえておきたいのは、2ユーザーという枠です。5人のチームで試したくても、無料のままでは3人が入れません。つまり「チームで使ったときにどうなるか」は、無料の範囲では原理的に試せない構造になっています。

ボードが3つまでという枠も、同じ性質の制約です。案件を2つ入れて、共通の予定表を1枚作れば、それでもう埋まります。試しに作った練習用の板を消し忘れていると、本番の板が1枚も作れないという状態になります。無料の範囲は、道具の性格を見るためのものであって、運用の形を検証するためのものではないと割り切ったほうが、時間を無駄にしません。

とりまとめ役が1人で触って判断すると、この差が見えません。実際の使いにくさは、入力する人が3人以上に増えた瞬間に出てきます。誰がどの列を埋めるのか、通知が誰に飛ぶのか、担当が変わったときに誰が直すのか。この検証をやりたいなら、有料の試用枠を使って人数を入れた状態で1週間動かすほうが、判断が速く済みます。

工程表が出てこないのは、組み方ではなく段の問題

「ガントチャートが見当たらない」という詰まり方は、公式の料金ページを見ると理由がはっきりします。タイムラインとガントのビューは、スタンダードのプランに入っている機能として記載されています。ベーシックの欄にはこの記載がありません。

同じ段に置かれているものが他にもあります。カレンダービュー、ゲストアクセス、そして自動化と統合が月250アクションまで。API呼び出しは1日1,000回までと書かれています。ワークフローは3つまでです。

この並びには意味があります。「一覧として使う」段と「計画として使う」段が、ここで分かれています。ベーシックは、アイテム数が無制限で閲覧者も無制限という、記録の置き場所としての性格が強い段です。日程を引いて依存関係を見せる使い方は、スタンダードから先に置かれています。

工程表が必要だと分かっているのにベーシックで契約していると、毎日の作業は表計算に戻ります。そして表計算に戻った時点で、1人が表を引き直している間は他の人がその表を見られないという、元の問題がそのまま復活します。ここは組み方の工夫では埋まりません。段を上げるか、別の道具を見るかの二択です。

席の買い方が、人数の実態と合わないとき

費用の話で引っかかるのは、単価そのものよりも席の刻みです。料金ページの人数の選択肢は、3ユーザーから始まり、5、10、15、20、25、30、40、50、100、そして200以上と並んでいます。

つまり、6人のチームは10席の欄で見積もることになります。7人でも8人でも同じです。人が1人増えたときに費用がなめらかに増えるのではなく、段差で増えます。この段差が、進行をとりまとめる立場の人にとっては扱いにくい部分です。人を1人足す判断が、席をまとめて買う判断になってしまうからです。

金額そのものは次のとおりです。年間払いの場合、ベーシックが1ユーザーあたり月1,300円、スタンダードが1,650円、プロが3,200円。月次請求に切り替えると、ベーシックが1,530円、スタンダードが1,990円になります。年額は18%引きと表示されています。エンタープライズは金額の記載がなく、問い合わせの案内だけが置かれています。

3ユーザーで見たときの合計も併記されていて、ベーシックが月3,900円、スタンダードが4,950円、プロが9,600円です。スタンダードとプロには特別オファーの表示があり、割引前の合計として7,700円13,725円が併記されていました。この表示は時期によって変わるため、契約の直前にもう一度開いて確かめる必要があります。

月末に急に止まるなら、実行回数の上限を見る

使いにくさの中でもたちが悪いのが、「昨日まで動いていたものが今日は動かない」という形です。これは自動化の実行回数で起きます。

料金ページでは、スタンダードの自動化と統合が月250アクション、プロが月25,000アクションと書かれています。この差は100倍です。250という数字は、ステータスが変わったら通知する、期日が近づいたら担当者に知らせる、といった仕掛けを2つ3つ置いた時点で、規模によっては月の途中で使い切ります。

1日あたりに直すと、250アクションは1日8回程度です。10人のチームが1日に何度も状態を動かせば、通知の設定ひとつで足りなくなります。そして上限に当たったとき、画面は壊れません。ただ通知が来なくなります。使っている側からは「この道具、通知が来たり来なかったりする」という不信の形で見えます。

ワークフローの数も段で分かれていて、スタンダードが3つ、プロが20と記載されています。自動で回したい仕掛けが4つ目に増えた時点で、段を上げる判断が必要になります。

道具を替えるかどうかを検討する前に、いま何アクション使っているかを管理画面で確かめてください。上限に当たっているだけなら、それは道具の性格の問題ではなく、契約の段と設計の問題です。

社外の人を入れる設計は、先に決めておく

チームの外にいる人をどう入れるかは、後から変えると全部作り直しになる部分です。

公式の記載では、ゲストアクセスはスタンダードの段に置かれています。閲覧者数が無制限になるのはベーシックからです。プライベートボードとドキュメントはプロの段です。

この3つの違いは、実務では次のように効きます。閲覧だけしてもらう社内の人が多いなら、ベーシックでも成立します。取引先や業務委託の相手を板に招きたいなら、スタンダード以上が必要です。特定の案件を関係者以外に見せたくないなら、プロの段になります。

順番を間違えると、板の構造を作り直すことになります。よくあるのが、最初に案件ごとにボードを分けて作り込み、あとから「この案件だけ外部の人を入れたい」と言われて、権限の都合でボードを分割し直す流れです。

進行をとりまとめる立場で決めておきたいのは、誰に何を見せないかの線です。この線は道具を決める前に引けます。引いてから段を選ぶと、契約の判断が1回で済みます。

画面が複雑に見えるのは、たいてい列とボードの数

ここから先は、道具側ではなく組み方の話です。段の問題を潰したうえでまだ使いにくいなら、原因はほぼ次の3つに集中します。

1つ目は、列を増やしすぎていることです。柔軟に列を足せる道具では、必要かもしれないという理由で列が増えます。半年経つと、埋まっているのは3列だけで、残りは空欄のまま並んでいます。空欄の列は、入力する人にとって「埋め忘れているのではないか」という負荷になります。四半期に一度、3か月間まったく埋まっていない列を消す時間を取ると、それだけで画面は軽くなります。

2つ目は、ボードを分けすぎていることです。案件ごとに分けると、全体を見る場所が消えます。とりまとめ役は、毎週すべてのボードを順に開いて状況を集める作業を始めます。この作業が発生している時点で、道具は本来の役に立っていません。

3つ目は、状態を表す言葉が揃っていないことです。あるボードでは「対応中」、別のボードでは「作業中」、さらに別のボードでは「進行中」。人が書いた言葉をそのまま状態にすると、集計した瞬間に意味が崩れます。状態の語彙は、多くても5つまでに決めて全体で共有するのが扱いやすい形です。

入力が続かないのは、道具ではなく頼み方

進行の表が嘘になる原因は、機能ではありません。入力する人の数が増えないことです。

よく聞くのは、始めて半月ほどで更新が止まるという話です。理由ははっきりしていて、入力する側に得がないからです。入力しても自分の仕事は減らず、報告のためだけに手を動かしている感覚になります。

これを変える方法は2つあります。1つは、入力を仕事の流れの中に置くことです。作業が終わったときに状態を動かすのが最も自然で、別途まとめて入力する時間を設けると必ず形骸化します。もう1つは、入力した結果が本人に返るようにすることです。自分の担当分が一覧で見える、期日が近いものが上に来る、といった見返りがあると続きます。

とりまとめ役が毎週手で表を直しているなら、その時間を測ってください。週に2時間なら月に8時間です。その8時間が、道具を替えるかどうかの判断材料になります。費用の比較より、この数字のほうが判断に効きます。

時間を記録し始めると、段はもう一段上がる

案件の採算を見たい、あるいは業務委託の相手に稼働を記録してもらいたいという話が出てくると、必要な段が変わります。

料金ページでは、時間追跡はプロの段に置かれています。同じ段に、高度なボードビュー、高度な列、プライベートボードとドキュメントが並んでいます。つまり「案件ごとにどれだけ時間がかかったかを道具の中で数える」使い方は、上から2番目の段の話になります。

3ユーザーで見た場合、スタンダードの合計が月4,950円なのに対し、プロは月9,600円です。差はおよそ2倍です。人数が10人になれば、この差はそのまま10人分に広がります。時間の記録を道具の中に入れるか、別の仕組みで持つかは、この金額を見てから決める判断になります。

実務では、時間の記録を道具に入れたのに誰も押さなくなる例がよくあります。開始と終了を押す操作が仕事の流れから浮いていると、後からまとめて入れる運用になり、数字の精度が落ちます。精度の低い数字にプロの段の費用を払っている状態は、とりまとめ役にとって説明しづらい形です。

先に決めておくべきは、その時間の数字を何に使うかです。請求に使うなら精度が要ります。振り返りに使うだけなら、粗い単位でも足ります。用途が決まれば、段を上げるかどうかの答えも決まります。

AIの機能は段ごとに枠が違う

最近この製品で目立つのがAIまわりの機能で、料金ページにも段ごとの枠が明記されています。

無料のプランの欄には、AI機能はBasicプランから利用可能と書かれています。ベーシックはツールが3個で月1,000のAIクレジット、スタンダードはツールが5個で月2,000クレジット、プロはツールが6個で月3,000クレジットという並びです。エンタープライズは、チームの働き方に合わせたカスタムのクレジットと記載されています。

中身も段で分かれています。会議のノートを取る機能はスタンダードから、ワークフローをAIで組む機能はプロからの記載です。ベーシックではエージェントの機能に制限ありという但し書きが付いています。

ここで注意したいのは、クレジットという単位です。実行するたびに減る形の枠なので、月の途中で使い切れば止まります。自動化の実行回数と同じ性質の詰まり方をします。AIの機能を運用に組み込むなら、1件あたり何クレジット消費するのかを試用の期間に測っておかないと、翌月に止まって慌てることになります。

AIを判断に使うかどうかも、とりまとめる立場では決めておきたい点です。要約や下書きのように人が確認する使い方は問題になりにくい一方、状態の判定や振り分けを任せると、間違いに気づくのが遅れます。仕掛けとして組むなら、人が見る場所を必ず残しておくのが安全です。

日本語で使えるか、困ったときに聞ける先があるか

道具そのものの使いにくさとは別に、言葉とサポートの問題があります。

この製品の料金ページは日本語で表示され、フッターには言語の切り替えが置かれています。日本語もその中に入っています。画面が日本語で出ること自体は、入力する人の抵抗を下げる要素です。ただし、日本語で読めることと、日本語で説明が揃っていることは別です。ヘルプの記事が英語のままで、機能名だけが日本語という状態はよく起きます。

フッターには年中無休のサポート、ヘルプセンター、コミュニティ、アプリマーケットプレイスといった案内が並んでいます。問い合わせの窓口がどの言語で対応しているかは、契約前に確かめておくべき項目です。トラブルが起きるのは、たいてい期限が迫っているときです。そのときに英語でやり取りする余裕があるかどうかで、道具の使いにくさの体感は大きく変わります。

もう1つ、社内に説明する側の負担もあります。新しく入った人に使い方を教えるとき、日本語の手引きが公式に揃っているかどうかで、教える時間が変わります。とりまとめ役が毎回口頭で教えているなら、その時間も道具の費用に含まれていると考えたほうが実態に合います。

試用の1週間で、必ず通しておきたい5つの場面

段の問題を潰したあと、実際に触って判断する段階では、機能を1つずつ試すより場面を通すほうが精度が出ます。5つの場面を挙げます。

・担当者が変わる場面。途中で担当を替えたとき、通知が誰に飛び、履歴がどう残るかを見る ・期日が動く場面。1つの作業が遅れたとき、後ろの作業が自動で動くのか、手で直すのかを確かめる ・社外の人が見る場面。招いた相手に何が見えて何が見えないかを、実際に招いて確かめる ・報告を作る場面。今週の状況をまとめるのに何分かかるか、画面から直接出せるかを測る ・人が増える場面。メンバーを1人足したとき、権限の設定がいくつ必要かを数える

この5つは、どれも機能の一覧には書かれていない部分です。そして、使いにくさが出るのはほぼこの5か所です。試用の期間を「全機能を触る時間」ではなく「この5場面を通す時間」と定義すると、判断が1週間で終わります。

とりまとめ役1人で試すのではなく、実際に入力する人を2人以上入れて回すこと。これを外すと、契約後に入力が続かないという最も高くつく失敗を踏みます。

終了、新規受付、運営、料金改定の4点をどう確かめるか

道具を比べるとき、料金だけを見て決めると足をすくわれます。確かめるべき点は他に4つあります。

提供そのものが終わる予定が出ていないか。新しい申し込みを止めていないか。運営している会社が入れ替わっていないか。料金の改定が予告されていないか。この4つです。

この4点は、公式サイトのお知らせと料金ページを開けば多くの場合分かります。2026年9月12日に料金ページを確認した範囲では、終了や新規受付の停止、運営会社の変更についての記載は見当たりませんでした。一方で、スタンダードとプロには割引前の金額が併記された特別オファーの表示が出ていました。割引の表示があるということは、表示されている金額が恒常的なものではない可能性があるということです。

年間払いで契約する場合、この点は重要です。割引の条件が次の更新時にどうなるかは、契約前に営業窓口へ確認しておく価値があります。特に席数を多めに押さえるなら、2年目の総額を先に見積もっておくべきです。

替えると決めたときに、移行にかかる時間をどう見積もるか

替える判断をしたあと、多くのチームが甘く見るのが移行の工数です。データを書き出して読み込ませれば終わり、と考えていると予定が崩れます。

移すものは3つの層に分かれます。1つ目は、作業そのものの一覧です。表形式で書き出せることが多く、ここは比較的すんなり移ります。2つ目は、構造です。どの板にどの列があり、状態の選択肢が何で、誰がどこを見られるか。ここは書き出しの対象にならないことが多く、手で作り直す部分になります。3つ目は、文脈です。コメントのやり取り、添付した資料、いつ誰が状態を動かしたかの履歴。ここはほぼ移りません。

実務での進め方としては、3つ目を無理に移さないのが定石です。終わった案件は元の道具を参照用に残し、新しい道具には進行中のものだけを入れる。この形なら、移す量が一気に減ります。契約を1か月だけ重ねる費用は、全件を手で移す人件費より安く済みます。

見積もりの目安として、作業の一覧が数百件、板が10枚程度なら、構造を作り直す作業に半日から1日、実際の移し替えと確認に1日から2日というのが現実的な線です。ここに、メンバーへの説明と最初の1週間の並走が乗ります。切り替えの日を月初に置き、前月分は元の道具で締める段取りにすると、報告の断絶が起きません。

比べるときに見ている物差しと、板の作りの違い

道具を比べるページを作るとき、どこを並べるかで結論が変わります。機能の数を並べれば多いほうが良く見え、金額を並べれば安いほうが良く見えます。どちらも、進行をとりまとめる人が知りたいことからは離れています。

比べるときに置いている物差しは3つです。工程表と板と会話が同じ場所にあるか、段を上げないと消える機能がどれか、そして入力する人が増えたときに費用がどう動くか。この3つで並べると、道具ごとの性格が見えます。機能の一覧では、この性格は出てきません。

たとえばmonday.comとの比較では、いま挙げた段ごとの境目を並べています。他の道具でも同じ物差しを当てていて、板の使い方が近い道具としてはTrelloとの比較、案件ごとの一覧と工程表を両方使う組み方ならAsanaとの比較、開発の課題管理に寄せた組み方ならBacklogとの比較が近い題材です。文書と表を同じ場所に置く組み方を検討しているならNotionとの比較、板を軸にした軽い組み方を探しているならJootoとの比較も同じ形で並べています。全体を一度に見たい場合は比較の一覧から辿れます。

段の境目という観点では、機能で絞らず、区切るのは人数とボードの数だけという考え方を取っている道具もあります。この形だと、工程表が使えるかどうかを契約前に悩まずに済む代わりに、人数が増えたときの費用がまっすぐ効きます。どちらが合うかは、チームの増え方によって変わります。何がどの段に入っているかは料金できることのページで確かめられます。

替えると決めた場合に最初に詰まるのは、いまのデータをどう持ち出すかです。板の構造をそのまま移せるかどうかは道具によって違うので、Trelloからの移行のページで、自動で取り込める範囲と手で作り直す範囲がどう分かれるかを見ておくと、移行にかける時間の見積もりが立ちます。取引先の情報を板に載せるなら安全性の考え方も併せて確認する対象になります。判断に迷う点が残ったらよくある質問に同じ論点が載っていることがあります。

切り分けの手順を1枚にする

最後に、ここまでの内容を判断の順番として並べ直します。

・出てこない見せ方があるか確かめる。工程表、カレンダー、ゲストの招待。これが原因なら段の問題 ・自動化の実行回数が上限に当たっていないか確かめる。当たっているなら段か設計の問題 ・席の刻みと人数の実態を突き合わせる。次に人が増えるときいくら増えるかを出す ・3か月埋まっていない列を数える。多いなら組み方の問題 ・とりまとめ役が手で表を直している時間を測る。これが道具を替える判断の基準になる

この5つを順にやると、替えるべきか、段を上げるべきか、組み方を直すべきかが分かれます。替えると決めた場合も、この作業は無駄になりません。次の道具で同じ失敗を繰り返さないための設計図になるからです。

道具の評価は、機能の多さではなく、チームが使い続けてくれるかどうかで決まります。入力する人が増えない構造のまま道具だけ替えても、半月ほどで同じ場所に戻ります。切り分けを先にやる価値は、そこにあります。

もう1つ付け加えるなら、判断を1人で抱えないことです。とりまとめる立場の人は、道具の不満を最も多く聞く位置にいます。その結果、自分が決めなければという圧力がかかり、比較に時間をかけすぎる状態になりがちです。上に挙げた5つの数字を出してしまえば、判断の材料は揃います。出てこない見せ方、実行回数の上限、席の刻み、埋まらない列の数、手で直している時間。この5つを1枚の紙に並べて関係者に見せれば、決めるのは早くなります。

そして、替えないという結論も立派な結論です。段を1つ上げるだけで詰まりが消えるなら、移行の手間をかける理由はありません。組み方を直すだけで済むなら、費用は1円も増えません。使いにくいという声を聞いた時点で「乗り換えを検討する」に飛ばず、まず切り分けに戻る。この順番を守るだけで、無駄な移行を1回は避けられます。

Q1. 無料のプランのままでチームの検証はできますか?

公式の料金ページによると、無料のプランは最大2ユーザーまでです。3人目からは入れないため、複数人で入力したときの使い勝手は無料の範囲では確かめられません。人数を入れた検証をするなら、有料の試用枠を使って実際のメンバーを招き、1週間ほど通常業務を回すのが確実です。

Q2. ガントチャートはどのプランから使えますか?

2026年9月12日に確認した料金ページでは、タイムラインとガントのビューはスタンダードの段に記載されています。ベーシックの欄にはこの記載がありません。カレンダービューとゲストアクセスも同じ段に置かれているため、日程を引いて社外と共有する使い方はスタンダード以上が前提になります。

Q3. 6人で使うとき、席はどう買うことになりますか?

料金ページの人数の選択肢は3、5、10、15、20、25、30、40、50、100、200以上という刻みです。6人の場合は10席の欄で見積もることになります。人数がなめらかに増えるのではなく段差で増えるため、次に人が増えるタイミングでいくら上がるかを先に出しておくと判断が楽になります。

Q4. 通知が来たり来なかったりするのは不具合ですか?

自動化の実行回数の上限に当たっている可能性があります。料金ページでは、スタンダードの自動化と統合が月250アクション、プロが月25,000アクションと記載されています。上限に達しても画面は壊れず、通知だけが止まるため不具合に見えます。まず管理画面で当月の実行回数を確認してください。

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