OpenProjectの料金 2026年|無料の範囲と25人という下限
OpenProjectの料金を調べているとき、最初に引っかかるのは単価ではありません。無料の版が本当に無料なのか、有料に上がるとしたら何人分を払うことになるのか。この2つです。とくに最低人数の条件は、単価より請求額を大きく動かします。ここでは2026年9月時点で公開されている料金ページの内容をもとに、段階ごとの金額と条件を順に確かめます。
金額を見る前に、3つの選択肢が単価を動かしている
料金ページを開くと、金額の表の上に選ぶ項目が並んでいます。この選び方で表示される単価が変わるので、先にどれを選んでいるかを確かめてください。
1つ目が通貨です。ユーロ建てと米ドル建てを切り替えられます。日本の会社が契約する場合はどちらでも為替が効くので、予算を組むときは幅を持たせておく必要があります。この記事ではユーロ建ての表示を使います。
2つ目が置き場所です。自分たちのサーバーに入れる形と、提供元の環境に預ける形の2つがあります。同じ段階でも、預ける形でしか選べない条件と、自前で置く形でしか選べない条件があります。
3つ目が契約の長さです。1か月、1年、2年、3年、4年、5年から選べます。長くするほど単価が下がる作りになっています。
この3つを決めないまま「いくらですか」と聞かれても答えが出ません。稟議の資料を作るときは、この3つを先に固定してから金額を1つに絞ってください。
2026年9月時点の5つの段階と単価
料金ページに並んでいるのは5つです。ユーロ建て、1人あたりの月額として表示されています。ページ上に税の扱いについての記載は見当たりませんでした。
・Community は無料。最低人数の指定なし ・Basic は1人あたり月5.95ユーロ。最低25人 ・Professional は1人あたり月10.95ユーロ。最低25人 ・Premium は1人あたり月15.95ユーロ。最低100人 ・Corporate は金額の掲載がなく問い合わせ。最低250人
ページの中では、それぞれに推奨する規模が添えられています。Basicは25人以上、Professionalは25人以上、Premiumは100人以上、Corporateは250人以上という書き方です。Communityには「5人以上での利用におすすめ」という趣旨の注記が付いています。
段階が上がるほど、使える追加機能とサポートの時間帯が広がります。単価だけを縦に並べて比べると、Basicから Professional への差が5ユーロ、Professional から Premium への差が5ユーロと、きれいに刻まれているように見えます。しかし最低人数が変わるので、実際の請求額は倍以上に跳ねます。
最低人数が、単価より請求額を決める
ここがこの料金表のいちばん大事なところです。最低人数は「その人数以上で使える」という意味ではなく、「その人数分を払う」という意味になります。
10人のチームがBasicに上がる場合、10人分ではなく25人分が請求の基準です。月額でいえば148.75ユーロ、年に直すと1,785ユーロです。1人あたりの実質負担は月14.88ユーロになり、表示されている5.95ユーロの2.5倍です。
同じ10人がProfessionalに上がると、25人分で月273.75ユーロ、年に3,285ユーロです。Premiumは最低100人なので、10人のチームには現実的な選択肢になりません。
逆に、ちょうど25人のチームなら表示単価がそのまま実質単価になります。人数が最低ラインに近いほど、この料金表は有利に働きます。30人なら30人分、40人なら40人分です。
判断の順番としては、次のようにすると迷いません。
・いまの人数を数える。毎日または週に何度か開く人だけを数える ・その人数が25人を超えているかを見る ・超えていないなら、無料の版で足りない機能が具体的に何かを書き出す ・その機能の価値が、年に1,785ユーロ以上かを考える
この4つを通すと、「なんとなく有料のほうが安心だから」という理由で上がることがなくなります。
人数の数え方と、枠を空ける方法
払う人数の数え方も公式のよくある質問に書かれています。同時に使っている人の数ではなく、登録されている人の数です。
In OpenProject the number of named users is counted. However, you can block a user in order to free up a user slot for another user. If a user no longer requires access to OpenProject, you can lock that user. The user's data still persists but the user can no longer sign in. 出典: openproject.org
登録されている人の数で数えるので、退職した人や案件が終わった協力会社の担当者を残したままにしていると、その分も払い続けることになります。ここは定期的な棚卸しが効きます。
ただし、使わなくなった人を消す必要はありません。ロックすれば枠が空きます。ロックした人のデータは残り、その人はログインできなくなるだけです。過去の作業履歴や書き込みが消えないので、後から誰が何をしたかを追えます。案件が終わるたびに協力会社の担当者をロックしていく運用にすると、枠を増やさずに回せます。
人数を増やすときは5人単位です。26人目が入ったときは30人分になります。増やした分は期間の残りに応じた日割りで請求されます。減らすほうは、いま走っている期間の終わりまで効きません。年払いの途中で人が抜けても、その年の請求は変わらないという意味です。
契約の長さで単価がどう変わるか
期間を長くすると割引が付きます。料金ページの選択肢には、それぞれ無料になる月数が添えられています。
・1か月契約は1人あたり1ユーロの上乗せ ・1年契約が基準 ・2年契約で5か月分が無料 ・3年契約で8か月分が無料 ・4年契約で11か月分が無料 ・5年契約で15か月分が無料
2年で5か月分ということは、24か月のうち19か月分を払う計算です。割引率にすると約21%になります。5年なら60か月のうち45か月分で、割引率は25%です。
ここで注意したいのは、長い契約が常に得とは限らない点です。人数が減る見込みがあるなら、減らせるのは期間の終わりだけなので、長い契約は減らす機会そのものを遠ざけます。5年契約で25人分を押さえたあとに人数が15人になっても、残りの期間は25人分を払い続けます。
2年契約で21%引きということは、途中で使わなくなる確率が21%を超えるなら、1年契約のほうが期待値では有利です。組織の状況に照らして、この確率を現実的に見積もってください。
1か月契約には別の制約があります。この選択肢は、預ける形のBasicでしか選べないと注記されています。短く試してから決めたい場合、選べる段階が1つに限られます。
追加で乗るもの
本体の単価に上乗せされる項目が1つ明示されています。建設の図面や現場の情報を扱う機能で、1人あたり1ユーロの追加です。設計や施工の現場で使う場合はここが乗ります。関係のないチームなら選ばなくて済みます。
無料の版でこの機能を使う想定はできません。比較表を見ると、3Dの図面の取り込みと閲覧、複数の図面を並行して扱う機能、課題のやり取りの管理などは、いずれも無料の列に丸が付いていません。Basic以上の段階で、さらに追加料金を払って開く形です。
段階ごとに、何が開くのか
金額の差が何に対応しているかを整理しておきます。比較表を見ると、開く機能ははっきり段階で分かれています。
Basicで開くのは、作業の型ごとの入力欄の設定、工程表のPDF書き出し、任意の日付との差分比較、人を軸にした予定の画面、期限が近づいたときの通知、画面の色とロゴの差し替え、書き出すPDFのフォントの指定、読み取り専用への切り替え、実在しない仮の担当者の登録、会議の雛形の再利用、複数のスプリントの同時進行といったあたりです。日々の運用でとりまとめる人が触る機能が、ここに集まっています。
Professionalで開くのは、外部のファイル置き場との連携、社外の人への作業単位での共有、作業の件名の自動生成、社内だけに見せるコメント、時間の記録を厳密に求める設定、1回のログインで入れる仕組みです。社外とのやり取りが増えると、この段階の意味が出てきます。
Premiumで開くのは、複数の案件をまとめて見る画面、案件を立ち上げる申請の自動化、案件の段階の定義の変更、人の稼働の管理、評価のための計算、重み付きの項目、案件の一覧の共有、利用者情報の同期です。組織として案件の数を管理する立場になると、ここが要ります。
Corporateで開くのは、特定の外部サービスとの高度な連携、利用者情報の自動的な払い出し、添付ファイルのウイルス検査、専任の担当者が付くサポートと導入時の研修です。
自分たちに要るのがどの行かを先に特定してください。「Professionalのほうが安心」という選び方をすると、使わない機能に年間1,500ユーロ払うことになります。
サポートの範囲が、段階ごとに違う
金額の差は機能だけではありません。サポートの内容と時間帯も段階で分かれています。
無料の版に付くのは、掲示板、公開されている利用案内、コミュニティでの受付です。返答は善意に基づくもので、時間の約束はありません。
Basicからメールでの問い合わせが付きます。受付は平日の午前9時30分から午後4時まで、中央ヨーロッパ時間での表記です。日本との時差を考えると、日本の夕方以降が向こうの午前中にあたります。急ぎの問い合わせを日本の午前中に投げても、返ってくるのは翌日になります。
Professionalから電話が付き、受付は午後5時までに伸びます。Premiumからは、遠隔でつないで作業してもらう対応と、導入と更新の支援が付きます。Corporateでは受付が午前9時から午後6時までになり、専任の担当者が付きます。
サポートの受付時間は、アメリカの東部時間でも併記されています。Basicが平日の午前9時30分から午後4時、Professionalが午後5時まで、Premiumが午後5時30分まで、Corporateが午前9時から午後6時までという並びです。世界に拠点を持つ組織なら、どちらの時間帯で運用するかを選べる余地があります。
自前でサーバーに置く運用をするなら、止まったときに誰が調べるかが問題になります。社内に調べられる人がいないのであれば、サポートの段階は機能よりも優先度が高い判断材料です。無料の版を選ぶ場合は、掲示板に英語で状況を書ける人がチームにいるかどうかを、あらかじめ確かめておいてください。日本語での問い合わせ窓口についての記載は、料金ページとサポートの案内には見当たりませんでした。
障害の対応時間についての約束は、上の段階に用意されています。比較表には、重大な障害、大きな障害、軽微な障害のそれぞれについて応答時間の行があり、無料の列には丸が付いていません。約束された時間内の応答が要件になっている組織では、この行が段階を決めることになります。
25人と50人と100人で、年額のあたりをつける
稟議に出す数字を作るとき、単価の表だけでは足りません。人数を置いた年額に直しておくと、判断が速くなります。1年契約の場合で、ユーロ建てのまま並べます。
25人でBasicなら、月148.75ユーロ、年1,785ユーロです。同じ25人でProfessionalなら、月273.75ユーロ、年3,285ユーロになります。差は年に1,500ユーロです。
50人でBasicなら、月297.50ユーロ、年3,570ユーロ。Professionalなら月547.50ユーロ、年6,570ユーロです。
100人でBasicなら年7,140ユーロ、Professionalなら年13,140ユーロ、Premiumなら月1,595ユーロで年19,140ユーロになります。
ここから見えるのは、100人を超えたあたりで段階の選択が年に1万ユーロ規模の差になるということです。25人のときは年1,500ユーロの差なので、迷ったら上を選ぶ判断も成り立ちます。100人になると、その判断は通りません。人数が増えるほど、どの機能が本当に要るかを1行ずつ詰める作業が必要になります。
複数年の契約を併せて考えるなら、2年契約は24か月のうち19か月分です。50人でBasicなら、2年で7,140ユーロではなく約5,653ユーロになります。差は約1,487ユーロです。この額が、2年間の身動きの取りにくさに見合うかどうかで判断してください。
円に直す作業は、必ず稟議の直前にやってください。半年前のレートで作った資料は、承認が下りる頃には合っていません。
自前で置く場合、料金表に出ていない費用がある
無料の版を選ぶと、ソフトウェアの費用は0になります。ただし自分たちのサーバーに置く以上、料金表に出てこない費用が発生します。稟議では、そこを抜かすと後で辻褄が合わなくなります。
まず機材です。公式の要件では、合計200人までの1台構成で、クアッドコア以上かつ2GHz以上のCPU、メモリ4096MB、空き容量20GBが最小とされています。同時に使う人数が増えると、この前提は大きく変わると注記されています。500人規模の構成例では、CPUが8、メモリが8GB、ディスクが40GBという数字が挙がっています。クラウドの仮想サーバーを借りるなら、この規模の費用が毎月かかります。
次にデータベースです。PostgreSQLのバージョン16以上が正式な対応とされています。13から15は正式には対応外で、動く可能性はあるが将来的に不整合や性能低下につながりうると書かれています。古いバージョンを使っている社内の共用データベースに相乗りする計画なら、先にここを確かめてください。
3つ目が人の時間です。更新作業、バックアップ、障害時の切り分け。無料の版にはメールでの問い合わせが付かないので、止まったときは自分たちで調べることになります。月に何時間を見込むかを決めて、その時間の人件費を足してから、有料の段階と比べてください。
4つ目が置き方の将来です。要件のページには、今後の一部の機能はコンテナを使う置き方でのみ提供する予定で、新しいLinuxのバージョン向けにパッケージ形式の配布を用意する予定はないと書かれています。いまパッケージで入れるなら、数年のうちに置き方を変える作業が発生します。その工数も見積もりに含めておいてください。
支払いと請求書まわりの条件
経理から必ず聞かれる点をまとめておきます。
支払いは、預ける形と自前で置く形のどちらもクレジットカードが使えます。それに加えて、年単位で預ける契約と、自前で置く契約では、請求書を発行しての銀行振込も選べます。
ただし銀行振込には地域の条件が付いています。欧州連合、スイス、アメリカに拠点がある組織に限ると明記されています。日本の会社がこの条件に当てはまるかどうかは、契約前に直接確認が要ります。小切手とPayPalは受け付けないとも書かれています。
電子請求書の様式にも対応しており、必要な場合は問い合わせから依頼する形です。アメリカの組織向けの様式については、ドイツに拠点があるため別の様式を記入して送る、という説明があります。
割引については、複数年の契約に対して割引があるほか、非営利団体と教育目的には別の取り決めがあると書かれています。該当する組織なら、料金表の金額をそのまま前提にせず、先に問い合わせる価値があります。
見積もりどおりにならない3つの場面
年額を出したあとで、実際の請求が想定とずれることがあります。原因はだいたい3つです。
1つ目が、5人単位という刻みです。人数はいつでも増やせますが、増やせるのは5人ずつです。26人目が入った時点で30人分になります。年度の途中で1人採用するたびに、5人分の枠が動く可能性があると考えておいてください。とくに最低人数の25人ちょうどで契約している場合、27人になった瞬間に30人分になり、月額は178.50ユーロに上がります。
2つ目が、日割りの扱いです。期間の途中で人数を増やしたときは、その期間の残りに応じた金額が請求されます。増やした月にまとまった請求が立つので、月次の予算管理をしていると、その月だけ数字が跳ねて見えます。経理には先に伝えておいたほうがいいでしょう。
3つ目が、上乗せの項目です。1か月契約を選ぶと1人あたり1ユーロが乗ります。建設向けの機能を足す場合も1人あたり1ユーロです。25人なら、それぞれ月25ユーロの上乗せになります。単価の表だけを見て年額を出すと、この分が抜け落ちます。
見積もりを作るときは、単価に人数を掛けた数字のあとに、この3つを足し算する欄を用意しておくと後で困りません。
無料で試せる範囲と期間
有料の機能を試す経路は2つ用意されています。預ける形では、14日間の試用環境を作れます。期間が終わっても更新しなければ、自動的に止まって削除されるので、解約の手続きは要らないと書かれています。
自前で置いている場合は、すでに無料の版が入っていれば、管理画面から14日間の試用ライセンスを取得して、その環境をそのまま有料の状態に切り替えられます。データを移し替える必要がありません。
この2つ目の経路は、判断の順番として使いやすい形です。まず無料の版を本番で数か月使い、本当に足りない機能がはっきりしてから、同じ環境で14日だけ有料の機能を開いて確かめる。この順で進めると、機能一覧を眺めて想像で判断することがなくなります。
無料のまま続けてよい場合を、先に置いておく
有料に上がる話ばかりになりましたが、上がらなくてよい場合を先にはっきりさせておくほうが判断は速くなります。次の条件がそろっているなら、無料の版で足ります。
・人数が25人より少なく、当面増える見込みがない ・工程表を外部に配る頻度が、四半期に1回以下 ・社外の人に個別の作業を共有する必要がない ・サーバーを触れる人が社内にいるか、預ける形を使わない事情がない ・1回のログインで全社のサービスに入る仕組みを、この道具に求めていない
この5つを満たしていて、それでも有料を検討しているなら、動機はたいてい「無料だと不安」という感覚です。その不安の中身がサポートなのか、将来の機能追加なのかを言葉にしてください。サポートが理由なら、有料の段階の受付時間が中央ヨーロッパ時間であることを踏まえて、日本の業務時間とどう噛み合うかを先に確かめる価値があります。
逆に、次のどれかに当てはまるなら、無料のままでは早晩詰まります。毎月きれいな工程表を客先に出す必要がある。人の空き状況を人単位の画面で見て稼働を調整している。期限が近い作業の通知を自動で受け取りたい。先月末の計画と今の計画を並べて差分を出す必要がある。これらはいずれも有料の側にある機能です。
終了や改定の予告が出ていないかを確かめる
料金は変わるものなので、金額だけを見て決めると後で困ります。確かめるのは4点です。
提供の終了については、製品そのものの終了を示す案内は見当たりません。ただし置き方には縮小の予告があり、新しいLinuxのバージョン向けにパッケージ形式の配布を用意する予定はないと要件のページに書かれています。自前で置く前提で長期の契約を結ぶなら、この点は先に読んでおく必要があります。
新規の受付停止については、そうした案内は見当たりません。無料の版も有料の試用も、現在は申し込めます。
運営している会社は、法的表示のページによればOpenProject GmbHで、所在地はベルリンです。商業登記の番号と代表者の氏名も記載されています。会社が入れ替わったことを示す記載は見当たりません。
料金の改定については、過去の改定時期を示す公開資料が見当たりませんでした。ここに書いた金額は2026年9月時点のものです。契約の前に、必ず自分でページを開いて数字を確かめてください。
寄せられる相談から見えていること
進行の道具の費用について届く相談を見ていると、金額そのものの質問は多くありません。多いのは「上がる条件がいつ来るか読めない」という不安です。
理由は明快で、機能ごとに段階が分かれる料金表では、来月の使い方が今月と同じ段階に収まる保証がないからです。誰かが工程表をPDFで出したいと言い出した、誰かが社外の人に1件だけ共有したいと言い出した。それだけで上の段階に用ができます。そしてとりまとめる立場の人は、その都度「今のプランで許されるか」を調べることになります。この調べ物自体が仕事になってしまいます。
もう1つ多いのが、最低人数のような条件を見落として稟議を出し直したという話です。単価に人数を掛けた数字で通してしまい、後から最低人数の条件に気づいて金額が2.5倍になる。稟議のやり直しは、金額そのものより時間の損失が大きくなります。
料金の作り方としては、機能で段階を分けず、機能で絞らず、区切るのは人数とボードの数だけという形もあります。どの契約でも同じことができるなら、上がる条件は人が増えたときだけになり、予測がつきます。そのかわり、少人数で高度な機能だけを安く使いたいという要望には応えにくくなります。どちらが合うかは、チームの人数の動き方で決まります。
いま使っている道具と横に並べて考えたい場合は、それぞれ軸の違うAsanaとの比較、monday.comとの比較、Jootoとの比較が判断材料になります。複数をまとめて見るなら比較の一覧から入れます。機能の範囲はできることに、人数で金額がどう変わるかは料金に条件が出ています。データの取り込みについてはTrelloからの移行に手順が、預ける形を選ぶ際の判断材料は安全性の考え方に、契約前に出やすい疑問はよくある質問にまとめてあります。
最後に確かめておきたいのは3つです。いまの人数は最低ラインの内側か外側か。1年後に人数が増える見込みか、減る見込みか。そして、無料の版で足りない機能を具体的に3つ挙げられるか。この3つに答えが出れば、どの段階を選ぶかは自然に決まります。
Q1. OpenProjectは無料で使い続けられますか?
使えます。2026年9月時点の料金ページでは、Communityの欄は費用が0で、最低利用人数の指定もありません。期限が来て止まる仕組みではないため、そのまま使い続けられます。ただしサポートは掲示板と公開ドキュメントが中心で、メールでの問い合わせは有料の段階から付きます。
Q2. 10人のチームで有料に上がると、いくらになりますか?
最低人数の条件があるため、10人分では済みません。Basicは1人あたり月5.95ユーロで最低25人なので、25人分の月148.75ユーロ、年に1,785ユーロが基準になります。Professionalなら25人分で年3,285ユーロです。Premiumは最低100人なので、10人のチームには向きません。
Q3. 使わなくなった人の分を止めることはできますか?
できます。公式のよくある質問では、利用者をロックすることで枠を空けられると説明されています。ロックした人はログインできなくなりますが、データは残るため過去の履歴は追えます。人数を増やすのは5人単位で、増やした分は日割りです。減らすほうは、いま走っている契約期間の終わりまで反映されません。
Q4. 長い契約にすると、どのくらい安くなりますか?
料金ページの選択肢には、2年で5か月分、3年で8か月分、4年で11か月分、5年で15か月分が無料と書かれています。2年なら約21%、5年なら25%の割引にあたります。ただし人数を減らせるのは期間の終わりだけなので、減る見込みがあるなら短い契約のほうが総額で有利になる場合があります。